【オフィシャルレポート】韓国ミュージカル ON SCREEN『フランケンシュタイン』公開記念スペシャルトークイベント開催!日本版でアンリ・デュプレ/怪物役を長年にわたり演じてきた加藤和樹さんが登壇!

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韓国ミュージカル ON SCREEN『フランケンシュタイン』公開記念スペシャルトークイベントが11月1日、東京・新宿ピカデリーにて開催され、アーティスト・俳優の加藤和樹が登壇した。

韓国ミュージカルの名作を映画館で堪能できるシネマシリーズ「韓国ミュージカル ON SCREEN」。2025年7月より『エリザベート』『ファントム』『マリー・アントワネット』『笑う男』『モーツァルト!』の5作品を上映し、いずれも大きな反響を呼んだ。そして、シリーズの新たなラインナップ第1弾として『フランケンシュタイン』が10月30日より公開された。

日本版ミュージカル『フランケンシュタイン』で、2017年、2020年、2025年と長年にわたり、アンリ・デュプレ/怪物を演じてきた加藤は、作品の世界観に寄り添ったオールブラックの衣装で登場。イベント直前まで観客と同じ映画館内のスクリーンで本作を鑑賞していたそうで「2階席から観させていただきました。なので、気持ちは皆さんと同じです。ちょっと放心状態というか、やっぱり圧倒されちゃいましたね」と興奮冷めやらぬ面持ちで挨拶した。

改めて、大きなスクリーンで本作を鑑賞した感想を求められると「劇場で観るときはどうしても引きで観ていますけど、映像ならではの捉え方があります。オープニングの映像も、舞台では後ろの幕に映像が映し出されるんですが、今回は映画ならではのオープニング映像が作られていたり、『ここの寄りの表情!』、『こういう表情をしていたんだな』とか、『(アンリを演じているパク・)ウンテさん、ここ、こんないい表情……ああっ!』っていう(笑)」と、映像ならではの魅力を熱弁。

さらに、「劇場で観ると座席によって見え方や音の聞こえ方が変わりますが、映画館は音響も含めて安定した環境で、見たいところを切り取って見せてくれる。そういう面白さがこの『韓国ミュージカル ON SCREEN』にはあるとすごく感じました」と、本作の魅力に太鼓判を押した。

韓国版『フランケンシュタイン』の魅力を語る――
キャストごとに変わる自由度の高さに「1回じゃ絶対に足りない」

加藤が韓国版『フランケンシュタイン』に初めて触れたのは2015年の再演時。今回映画化された2024年の10周年記念公演に至っては、韓国に約1カ月滞在し、何度も劇場へ足を運んだという。作品の魅力を尋ねられた加藤は「やはり楽曲のダイナミックスさはもちろん一つあるとして、その難しい楽曲を歌いこなせる役者たちの力量、歌のレベルの高さ。これは本当に魅力の一つだと感じています」と言葉に力を込め、「今回のビクターとアンリは(SUPER JUNIORの)キュヒョン君とウンテさんですが、この韓国ミュージカル『フランケンシュタイン』の面白さというのは、キャストによって作品や役への理解が全然違うんですよね。『この組み合わせはこういう終わり方をするんだ』、『このシーンではこういうやり取りをするんだ』というのが全然違うので、1回観るだけじゃ絶対に足りない。そういう自由度の高さが、この作品の大きな魅力の一つだと、改めて見て感じましたね」と目を輝かせた。

なお、2024年版の全キャストの演技を観ているという加藤も、全組み合わせを網羅したわけではないそう。「全組み合わせを観るとなったら、とんでもない回数を観なきゃいけないので。でも『この組み合わせの場合はこういうことが起こるんだ…。観たかった!』って絶対になるんですよ。なので、早く次(別の組み合わせの映像化を)やらないかなって、ちょっと楽しみにしています」と、期待を寄せた。

続けて加藤は、「今回の韓国版は、ビクターもアンリもクアトロキャストだったんです。我々が日本でやるときはダブルキャストが多いですが、オリジナルの強みは、公演を重ねるごとにどんどん進化していくところなんですよね。でも『フランケンシュタイン』は韓国の作品なので、日本版は韓国の元のものから、あまり大きく変えることが実はできないんですよ」と裏事情を明かした。

日本版では、役者や演出家から要望があっても、枠を超えない範囲で作っていくしかないそうで「韓国版はセットも初演からどんどん進化していって、ダンスナンバーや怪物が出てくる装置もどんどん派手になっていったり、韓国はどんどん変わっていっています」と、韓国版ならではの進化についても語った。

加藤自身も、演出に要望を出したことがあったそうで「『君の夢の中で』という楽曲の独房のシーンに檻があるじゃないですか。『あれは日本でも絶対にやりたい』って思っていたんですけど、通らず…(笑)。檻があるとないとでは…。役者の力だけで表現しなければいけないので、韓国版を観て『やっぱりいいな』って思いましたね」と率直な思いを語った。

その一方で、「大まかなお芝居の流れは同じですが、韓国のキャストの中でもそれぞれに解釈があるように、日本版にも演じる役者ごとの解釈があります。韓国版を観ていただいた方たちには、日本版を観て『日本でやるとこうなるんだ』という違いも感じてもらえたら嬉しいなとは思いますね」と日本版ならではの見どころを紹介した。

聴くのと歌うのとでは大違い、難曲の本音を告白

韓国を代表する作曲家ブランドン・リーとも交流があるという加藤は、歌い手としての本音を尋ねられると「『もう勘弁してくれよ』という気持ちもあります(笑)」と即答して会場を沸かせ、「聴いている分にはめちゃくちゃダイナミックですし、低音と高音のレンジがものすごく広くて、最後に歌い上げることのできる気持ちよさがある。ただ、そこに行きたいけれど行けないもどかしさみたいなものは、初演のときに感じました」と吐露。

「お客さんとして観たときに『これ、自分がやるんだよな…。歌えないや』と思って、そこからトレーニングを重ねて、なんとか初演を迎えることができましたけど、聴くのと歌うのとではすごい差があるので、毎公演、気が抜けないところは正直ありますね」と、歌唱の難しさを明かした。

加えて、ブランドン・リー本人にも「毎回、素晴らしい曲だけど、めちゃくちゃ難しいですよね」と直接伝えたことがあったそうで、「『そうなんです。韓国の役者さんたちにも同じことを言われます』っておっしゃっていました。でも、そこを簡単にしてしまうと、曲としての美しさが失われてしまうので、『これはしょうがないんです。皆さんに頑張ってもらうしかないんです』とおっしゃっていました(笑)」と、本人とのやりとりを明かした。

役者ごとに異なる「怪物のあり方」の難しさと、3度にわたって演じた中で変化した役の捉え方とはー

アンリ・デュプレ/怪物として物語を生きるうえで、特に難しかったことについて尋ねられると「毎回、難しいなと思います。ビクターとの関係性もそうですし、役者によって一番違うのは、アンリから怪物に変わったときの怪物のあり方。ウンテさんの場合は『ビクター』と言っていますが、韓国版のコ・ウンソン君は、一度もアンリに戻ることなく怪物として死んでいく。それを見たビクターも『アンリ』ではなく『괴물、괴물(怪物、怪物)』と言って終わるシーンとか、いろんなやり方があると思うんです。僕だけじゃなくて、初演・再演と演じた小西遼生さんも、再々演で演じた島太星君もそれぞれのあり方があるので、それはいつも難しいなって思いながらやっています」と語った。

2017年から3度にわたって演じたなかで、役の捉え方に変化もあったそうで「韓国版のウンテさんや、いろんな役者さんのバージョンを観たときに『こういうやり方もあるんだな』とか。でも、それを真似するのではなく、そういう世界線というか、自分の中にその感情はなかったけど、その感情で一回作ってみたらどうなるんだろう、というトライは、稽古の中で何回かしたことが実はあります。あとは年齢を重ねることによって、ブランドン・リーさんの楽曲をもっと自分のものとして自由に歌えるようになり、芝居や歌中での表現の仕方というものが変わっていった、という実感はありましたね」と打ち明けた。

「もう美しい!」パク・ウンテへの熱い思いと、キュヒョン演じる「まっすぐなビクター」への賛辞

アンリ・デュプレを演じているパク・ウンテとも交流がある加藤。スクリーンで観たウンテの印象を尋ねられると「もう美しい!」と声のボリュームを上げてコメントし会場を笑わせ、「大好きなんですよ。もちろん大先輩であり、役者仲間でもあり、ただのファンなんですけれど(笑)。僕が日本で『フランケンシュタイン』をやると言ったときに、『必ず観に行きます』と言ってくださって。ウンテさんも、(ビクターを演じていた)ユ・ジュンサンさんも、皆さん日本初演を観に来てくださって、『頑張ったね!』と言ってくださったんです。この作品にトライすると言ったときも『歌が難しいから頑張ってね』と言われていました。ボイストレーニングの先生を紹介していただいたのもウンテさんでしたし、そこから日本と韓国の役者の交流みたいなものが始まったんですよね。ウンテさんがいたからこそ、『フランケンシュタイン』という作品が僕の中でも大きな存在となっています」と、ウンテへの感謝と作品への思いを語り、目を輝かせた。

また、ビクターを演じたSUPER JUNIORのキュヒョンとは、昨年、ブランドン・リーのコンサートで共演したという加藤。キュヒョンが演じるビクターにどんな魅力を感じたか聞かれると「顔が美しい!」と絶賛して再び会場の笑いを誘い、「僕が思うだけですけれど、一番まっすぐなビクターだったなと思います。そして、そのまっすぐなビクターだからこそ、ウンテさんの怪物の中にどれくらいアンリがいるのかは分かりませんが、アンリの面影が一番強かったんじゃないかなと思います。この組み合わせのよさはまっすぐさで、それはキュヒョン君の持っている歌声もそうですけれど、まっすぐな目、芝居、アンリやエレン、ジュリアに対するまっすぐさがキュヒョン君の魅力だなと思います」と、その演技を分析した。

韓国版と日本版の違いに言及 「解釈は自由でいい」

さらに、韓国版では怪物が少年を湖に突き落とす一方で、日本版にはそのような演出がないことについて、演出の違いをどう受け止め、怪物の感情や少年との関係性をどのように表現したか尋ねられると「日本版を先に観ている人は、めちゃくちゃびっくりしたんじゃないですか?『えっ!? 怖っ!』って。僕もそう思いましたもん」と目を丸くし、その解釈について加藤は「あまり僕の口からは言えないんですけど、そこの解釈や演出は、作る側と観る側の受け取り方は自由でいいと思っているので。あまり答えを出してしまうと、お客さんが同じ作品を見たときに、そういうものとして見えちゃうと思うんですよね」とコメント。

一方で、ウンテたちに「あの子どものシーンってどういう感じなんですか?」と尋ねたこともあるそうで、「答えではないですけれど、そこも韓国の役者さんたちそれぞれの解釈の仕方が実はあるとおっしゃっていて。僕が言ったことがすべてではないとご理解いただきたいのですが、ある意味、精神世界みたいなところという設定とだけ言っておきます(笑)」と説明。

さらに、「僕もファンとして聞きたい、知りたいという気持ちはありますが、そこも皆さんの中で解釈をして、『そういうことだったんじゃないかな』と思うのも、ミュージカルの楽しみ方の一つでもあるので。いわゆる考察というものを、これからも楽しんでいただければと思います」と、観客に呼びかけた。

また、最後の北極でのシーンをどのように捉えて役を演じているのか尋ねられると、加藤は「3度、再々演までやらせていただいて、僕の中でもいろいろな変化がありました。怪物の中にアンリがどれくらいいるのかとか、実はそれは怪物の演技なんじゃないかとか、ビクターを一人にさせるためにアンリを利用したのではないかとか、いろんな解釈ができると思うんですけど。これは僕のアンリ/怪物ですが、もちろん復讐として北極で一人にするということは大前提です。けれど、どこかでビクターを自分と同じ状態にすることが、ある意味、怪物としての喜びというか、『同じ感覚を共有できるのは、俺とお前しかこの世にいないんだ』というところにある意味、幸せを感じて怪物は逝けるというか。今まで孤独とか痛み、つらさしかなかったものが、ビクターと繋がる、同じ感覚を共有することで初めて幸せを感じた。そんな気持ちで僕はやっていました」と打ち明けた。

そして、今回上映されたキュヒョンとパク・ウンテのラストシーンについては「単純に感動しちゃって…。この二人の組み合わせはもっと違う結末もあったんじゃないかって…。もう泣きそう」と興奮気味に語り、「ラストのキュヒョン君の目が、『この人、ここでは死なないわ』、『多分、また(生命創造を)やるわ』と思わせるような終わり方だったので、ある意味、その絶望の中の希望というか、怪物が間違いじゃなかったんだという希望を見出して終わったような感じがして。でも、同じことの繰り返しになるんじゃないか、みたいな(笑)」と、独自の考察を交えながら絶賛した。

語り継がれる作品への想い

最後に、来場した観客とこれから映画館へ足を運ぶファンへメッセージを求められた加藤は「ご縁があってミュージカル『フランケンシュタイン』、韓国版から日本版に出演させていただいた身として、皆さんと貴重な時間を共有できて本当に嬉しかったです。まだ映画でしか観たことがないという方も、韓国でもずっと語り継がれていく作品だと思いますし、また日本で上演されるときは観に来ていただけたら嬉しいなと思います。映画館で観ることのよさというのもありますので、ぜひ何回も足を運んでいただいて、ご友人、ご家族お誘い合わせのうえ、観に来ていただけたら幸いです」と、感謝とともにメッセージを送った。

日時:2026年11月1日(日)11:30 上映回

会場:新宿ピカデリー (東京都新宿区)

登壇者:加藤和樹(敬称略)/ MC:田代親世

韓国ミュージカル ON SCREEN『フランケンシュタイン』作品概要

■タイトル:韓国ミュージカル ON SCREEN『フランケンシュタイン』

■公開日:2026年10月30日(金)より映画館にて公開中

■コピーライト: ©2024 EMK Musical Company, All Rights Reserved

■配給:ライブ・ビューイング・ジャパン

■公式サイト:https://kmusicalonscreen.com/

韓国ミュージカル ON SCREEN シリーズ概要

■上映作品/公開日:

  『フランケンシュタイン』   2026年10月30日(金)より公開

  『モンテ・クリスト伯』    2027年1月22日(金)より公開

  『エクスカリバー』      2027年4月2日(金)より公開

■シリーズ特報:https://youtu.be/T4uryMo5e0w

■公式サイト:https://kmusicalonscreen.com/

■公式X:https://x.com/kmusical_os(@kmusical_os)

■公式Instagram:https://www.instagram.com/kmusical_os/(@kmusical_os)

■配給:ライブ・ビューイング・ジャパン

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会社概要

URL
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業種
サービス業
本社所在地
東京都港区西麻布 3-24-20 KASUMICHO TERRACE 8階
電話番号
03-6271-4350
代表者名
青木普起
上場
未上場
資本金
4億9995万円
設立
2011年06月