21年続く横田めぐみさん写真展のパネル、神奈川県へ寄贈
「あさがおの会」と朝日新聞社、県と合意 拉致問題風化防止へ持続可能性向上図る
〈報道関係のみなさま〉
北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの写真展を20年以上にわたり主催・運営してきた川崎市の市民団体「あさがおの会」と、共催の立場で設営などを担ってきた朝日新聞社(代表取締役社長CEO:角田克)は、写真展に使う写真・文字パネル計214点を神奈川県に寄贈することで合意しました。
「あさがおの会」では会員の高齢化などにより、従来の形での主体的な運営が難しくなってきたといいます。一方で、拉致問題を社会に問い続ける意義は、今なお失われていません。今回の寄贈は、拉致問題の早期解決を願って長年積み重ねてきた啓発活動を風化させず、持続可能性を維持・向上させていこうというものです。

■「普通の家族に起きた出来事」として伝え続けてきた写真展
写真展はめぐみさんの両親、横田滋さん、早紀江さん夫妻の近隣住民らでつくる「あさがおの会」が夫妻の同意を得て企画したものです。「めぐみちゃんと家族のメッセージ 横田滋写真展」というタイトルで、「拉致がごく普通の家族に起こったことだと知ってほしい」という思いを込めました。滋さんが撮影した60枚近い家族写真を中心に、その後の夫妻の活動なども含めて90枚を超える写真パネルが用意されています。朝日新聞社は写真パネルや説明用文字パネル、収納用木箱などの作製に協力してきました。
■全国、そして海外へ――41回の開催、来場者約35万人
こうして2005年11月には東京・有楽町マリオンで最初の写真展が開かれ、以降、公共施設や高島屋などの協力で全国で開催されました。2008年には米・ニューヨークでも開かれるなど国境も越え、衆院議員会館での開催では、いずれも当時の首相、野田佳彦氏、安倍晋三氏が来場するなど社会的な注目を集めました。2009年からは朝日新聞の拉致問題関連記事をパネルにした「記事でたどる拉致問題」も併設。今年2~3月に高島屋大阪店(大阪市)で開催された写真展で41回を数え、累計来場者数は約35万人にのぼります。小規模な写真展の開催もこの間、約240回に達しており、20年以上にわたって継続してきたことは拉致問題を風化させない象徴的な取り組みとなっています。

■会員高齢化で、写真展継続難しく
写真展の運営をボランティア的に支えてきた「あさがおの会」ですが、2020年には滋さんが亡くなり、会員の高齢化も進むなどして、従来のような形での取り組みが難しくなってきました。そこで、写真パネルの今後の活用について検討を重ねた結果、拉致問題の啓発に積極的に取り組む神奈川県の理解を得て、寄贈に合意しました。県は、寄贈されたパネルを活用し、拉致問題への理解と関心を高める取り組みを進めていく方針です。
【朝日新聞社広報部のコメント】
朝日新聞社はめぐみさんら拉致被害者の早期帰還を願い、拉致問題への社会の関心を高めたいと考えて写真展を共催し、パネルの作製・保管や会場との交渉、設営などを担ってきました。パネルが神奈川県に譲り渡された後も、拉致問題の解決を願い、報道などの取り組みを続けてまいります。




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