新潮文庫より刊行中のシリーズより、最終巻『ナルニア国物語7 さいごの戦い』がついに発売!
6月25日(水)、新潮文庫より『ナルニア国物語7 さいごの戦い』が発売となります。
英国カーネギー賞を受賞した世界最高峰ファンタジー、その感動と驚きの最終章を心ゆくまでご堪能ください!

2024年11月末より刊行が開始された、新潮文庫版「ナルニア国物語」シリーズも、2025年6月25日発売『ナルニア国物語7 さいごの戦い』で幕を閉じます。実は本作は、発表当時は英文学界で論争を巻き起こした「問題作」でもありました。「子どもにこそ真理を語るべき」と考えていたルイスと、「子どもには空想や夢だけを与えるべき」という当時の論調は真っ向から対立します。それでも、最終巻『さいごの戦い』はイギリスで最も権威ある児童文学賞であるカーネギー賞を受賞し、今では『指輪物語』『ゲド戦記』とともに「世界三大ファンタジー」の一角を担うまでになりました。衣装だんすから始まった小さなルーシーの冒険は、この最終章を読んでこそ完結します。どうぞ、ナルニアへのさいごの旅をお楽しみください!

■ 書籍内容紹介
ナルニアに偽のアスランが現れた。その命令のもと無惨に切り倒される木の精や、奴隷として働かされる動物たちを目にしたティリアン王は怒りに震え、剣を抜くが──。敵国カロールメンの兵士や邪神タシュまでもが現れ、滅亡の危機に瀕するナルニア。だがそこにユースティスやジル、ルーシーらをはじめとするかつての仲間たちが駆けつける! いま、二つの世界にまたがる史上最大の戦いが始まる。
■ 著者紹介
C・S・ルイス(1898-1963)
北アイルランド・ベルファスト生れ。小説家、英文学者。オックスフォード大学に進学するも、第一次世界大戦に召集される。復学後、同大学研究員を経てケンブリッジ大学教授に就任。文学やキリスト教に関する著作を多数発表し、1942年『悪魔の手紙』が世界的ベストセラーとなる。1950年「ナルニア国物語」第1巻『ライオンと魔女』を発表。1956年のシリーズ最終巻『さいごの戦い』で、優れた児童文学に贈られるカーネギー賞を受賞。
■ 訳者紹介
小澤身和子(おざわ・みわこ)
東京大学大学院人文社会系研究科修士号取得、博士課程満期修了。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン修士号取得。「クーリエ・ジャポン」の編集者を経て翻訳家に。訳書にウォルター・テヴィス『クイーンズ・ギャンビット』、デボラ・レヴィ『ホットミルク』、シルヴィア・プラス『ベル・ジャー』、デルモア・シュワルツ『夢のなかで責任がはじまる』など。
■ 書籍データ
【タイトル】『ナルニア国物語7 さいごの戦い』
【著者名】C・S・ルイス
【訳者名】小澤身和子
【発売日】2025年6月25日
【造本】文庫
【定価】737円(税込)
【ISBN】978-4-10-240667-0
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像