明日誰かに話したくなる!「猛暑」「集中豪雨」「スーパー台風」……異常気象の裏にある巧みな仕掛けを、気象学の第一人者・坪木和久が分かりやすく解説。『天気のからくり』本日発売!
「線状降水帯」はなぜできる? 台風はどこまで大きくなる? 空にある世界最大の川とは? 明日から空を見る目が変わる、発見に充ちた55編の気象エッセイ!
台風研究で知られる気象学者の坪木和久・名古屋大学教授が、日常の何気ない一コマから天気の謎を解き明かす『天気のからくり』(新潮選書)。6月26日(木)に新潮社から刊行されます。

猛暑に豪雨、台風など天気は私たちにとって身近な話題ですが、そうした天気をもたらす仕組みについては知らないことが多いのではないかと思います。台風のエネルギー源は何? そのエネルギーは卓上コンロで何台分? 台風が稲の収穫期に日本に上陸するのはなぜ? 線状降水帯はどうやって発生する? 雲がなかったら地球はどうなる? 台風の威力を減らすことはできるのか? など、素朴な疑問に気象学者が答えます。
著者の坪木さんは日本人として初めてスーパー台風の航空機観測(ジェット機に乗って台風の眼に突入して観測します)に成功した気象学の第一人者です。日本書紀を読んでは古代日本の台風被害を予想し、歌川広重の版画を見れば雨粒の正確な形を考える坪木さんには、空はどのように見えているのでしょうか。身近な天気の話や日常の一コマから、天気の不思議さ、面白さを描く55編の気象エッセイ。読めば、明日から空を見る目が変わります。
■本書の内容より
・台風は空に浮かぶCD
・地球温暖化で台風は増えるか
・「三寒四温」と低気圧の理論
・暖かくて危険な強風「春一番」
・猛暑は上からやってくる
・竜巻とトルネード
・もし地球が茶筒型だったら
・積乱雲は細胞でできている
・夜明けと夕暮れが一緒に来る町
・霜柱と北極圏のピンゴ
・パラオの雨と虹
・台風減勢は可能か
■目次
はじめに
第1章 台風と豪雨のからくり
第2章 四季のからくり
第3章 地球のからくり
第4章 雲のからくり
第5章 気象への旅
第6章 未来の天気に挑む
おわりに
■書籍紹介
「線状降水帯」はなぜできる? 台風はどこまで大きくなる? 空にある世界最大の川とは? 日本書紀から古代日本の台風被害を予想し、歌川広重の版画から雨粒の形に思いを馳せ、台風の謎を解明するためジェット機で突入する気鋭の気象学者が見れば、世界はこんなに美しい。明日から空を見る目が変わる気象エッセイ。
■著者紹介:坪木和久(つぼき・かずひさ)

1962年兵庫県生れ。気象学者。北海道大学理学部卒。日本学術振興会特別研究員(北海道大学低温科学研究所)、東京大学海洋研究所助手、名古屋大学大気水圏科学研究所助教授などを経て、現在は名古屋大学宇宙地球環境研究所教授。2021年より横浜国立大学台風科学技術研究センター副センター長も務める。2017年、日本人として初めて、航空機によるスーパー台風の直接観測に成功した。著書に『激甚気象はなぜ起こる』(新潮選書)がある。
■書籍データ
【タイトル】天気のからくり
【著者名】坪木和久
【発売日】2025年6月26日
【造本】新潮選書
【本体定価】1650円(税込1815円)
【ISBN】978-4-10-603931-7
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