リビア洪水:緊急支援~ユニセフ、物資30トン超を被災地へ【プレスリリース】
【2023年9月19日 トリポリ(リビア)/東京発】
「ストーム・ダニエル」と呼ばれる激しい暴風雨により、リビア東部全域で多くの家屋、病院、学校、そして重要なインフラに甚大な被害が生じ、推定30万人近くの子どもが影響を受けています。被害状況が次第に明らかになるなか、OCHA(国際連合人道問題調整事務所)による9月18日時点の発表では、約4,000人の死亡が確認され、9,000人以上が行方不明となっています。
ユニセフ(国連児童基金)は、リビアの洪水で被災した子どもたちと家族の緊急のニーズに応えるため、支援物資の国際輸送の第一弾として、30トン以上の医薬品と医療機器、浄水剤、非常食、高性能テントを空輸しました。これらの物資は、コペンハーゲンにあるユニセフの物資供給センターと、被災地により近いドバイにあるユニセフの物資供給倉庫から発送されました。
リビアに輸送された第一弾のユニセフ支援物資には、以下が含まれます:
医療キット(医療機材・医薬品を含む):71セット
浄水剤:10万錠
急性水様性下痢キット:15セット
高性能テント:25張
防水シート:250枚
そして第二弾として、さらに40トンの支援物資を、今週22日(金)にリビアに空輸する予定です。これらの物資には、幼い子どものためのすぐに食べられる栄養治療食(RUTF)、非常食、浄水剤、給水タンク、緊急保健キット等が含まれる予定です。
ユニセフは、関係機関と協力し、安全な飲料水、医療物資、移動式保健チーム、心理社会的支援の提供、および家族の捜索を当面の優先課題として、洪水により被災した子どもたちや家族のための活動を続けていきます。これらの命を守る緊急支援のために、ユニセフは少なくとも650万米ドルを必要としており、国際社会に支援を呼びかけています。
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ユニセフ「自然災害緊急募金」ご協力のお願い
地震や津波、洪水、台風やサイクロン、干ばつなどの自然災害に苦しむ子どもたちのために、ユニセフは緊急支援を行っています。その活動を支えるため、(公財)日本ユニセフ協会は、ユニセフ「自然災害緊急募金」を受け付けております。リビアで発生した洪水の影響を受けた子どもを含む、最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるため、ご協力をお願い申し上げます。
1. クレジットカード/コンビニ/ネットバンクから
https://www.unicef.or.jp/kinkyu/disaster/2010.htm
2. 郵便局(ゆうちょ銀行)から
振替口座:00190-5-31000/口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「自然災害」と明記願います。
*窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
※公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。
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■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念をさまざまな形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています。 https://www.unicef.or.jp/
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、33の先進国・地域にあるユニセフ国内委員会の一つで、日本国内において民間で唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 https://www.unicef.or.jp/
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