唯一無二のレジェンド、黒柳徹子がいつも前に向かって進めたのは「あの人たちの言葉」のおかげ! 待望の書下ろし最新作『トットあした』が本日発売!

「あなたの、そのままが、いいんです!」──向田邦子、沢村貞子、渥美清、永六輔、久米宏、トモエ学園の小林校長、そして父……人生のさまざまな場面で、徹子さんが受け取り、励まされてきた「24の名言」とは。

株式会社新潮社

直木賞作家・窪美澄さん絶賛! 「どの言葉も素晴らしい。それ以上に改めて強く感じるのは、黒柳さんの感受性のとびきりのみずみずしさだ」。
小学校を退学になって、ようやく転校できたトモエ学園で校長先生から言われた「君は、本当は、いい子なんだよ!」から始まり、92歳になっても現役で舞台に立ち続けることができる勇気をもらった杉村春子さんの言葉まで、「黒柳徹子」という稀有な女性を支えてきた言葉たち。人生の困難や岐路に面した女性への「生きるヒント」にあふれています。

子ども時代に出会った兵隊さんのひと言、小学校を退学させられて転入したトモエ学園の校長先生にかけられた励まし、女優として挫折しかけた時に自分の全てを肯定してくれた言葉、そして向田邦子さんや渥美清さん、沢村貞子さんたちがふと洩らした大切な思いや知恵、こんな「言葉」を受けとってきて、やがてトットは大きくなっていった――。
本書のタイトルは、徹子さんが少女時代から愛読してきたマーガレット・ミッチェルの『風と共に去りぬ』(あの有名な映画の原作本です)の末尾、主人公のスカーレット・オハラのセリフ、「だって、あしたはまた、新しい一日が始まるのだから」から取られています。

■著者コメント

撮影:下村一喜

「この本を書き終えて、あらためて思うのは、友だちって大切だな、ってこと。人生のいろんな時に、友だちが言ってくれたひと言で、ずいぶんいろんなことを学んだなと思います。べつにアドバイスを求めたり、何か相談したりした時に、ってことじゃないんですよ。いつもと同じように、おしゃべりしてて、ちょっと友だちが洩らした言葉が、後後まで長く自分の中に残ってることがあるんですね。私が『母さん』と呼んでいた沢村貞子さんが、ご自分のお母さまから『女は泣いちゃいけないよ。ごはんの支度が遅れるからね』と習ったそうです。そんな言葉って、自分の生活の中だけだと、なかなか出会えないじゃないですか。向田邦子さんに私が『禍福はあざなえる縄のごとし、っていうけど、幸せだけで編んだ縄はないかな?』と聞いて、『ないの!』って即答されたのも、ずっとおぼえています。そんなことを教えてくれるのは友だちですもんね。若いひとには、当り前のようだけど、友だちをたくさん作ってね、と言いたいですね」――黒柳徹子

■窪美澄さん推薦!

直木賞作家の窪美澄さんが「波」7月号に『トットあした』を絶賛する書評「心のなかの湖」を発表されています。
「どの言葉も素晴らしい。それ以上に改めて強く感じるのは、黒柳さんの感受性のとびきりのみずみずしさだ。言葉を放つほうの力の大きさだけなく、聞き手のなかに静かな湖のような受容器がないと、決して響くことがないし意味をなさない。黒柳さんの心のなかにある湖はきっと誰よりも透明で、投げられたのがどんなに小さな石であっても、それは大きな波紋を描いて、奥深くに静かに沈んでいくのだろう」(「波」7月号より)

■トットあした 目次

少しだけ、長いまえがき――ふたつの言葉について

1 小林宗作先生(トモエ学園校長先生)「君は、本当は、いい子なんだよ!」

2 飯沢匡先生(劇作家) 「直すんじゃありませんよ。あなたの、そのままがいいんです!」 

3 かつての兵隊さん 「あの戦争で、小さな子どもまで含めて、誰もが傷ついたのだと知りました」

4 もうひとりの兵隊さん 「君は、とても、元気だね」

5 父(黒柳守綱/音楽家) 「かくれていても、解決しないよ」

6 チェーホフさん(作家) 「彼らは、普通の眼には見えないもののためにも心を痛める」

7 パンダ好きの子どもたち 「なんで白と黒なんですか?」

8 伯母 「次に来る時は、それ、おみやげね」

9 永六輔さん(放送作家) 「いや、今がいちばん幸せなんだよ」

10 小沢昭一さん(俳優) 「一緒に思い出話をできる相手が一人もいないって、きっと、すごくさびしいことだよ」

11 向田邦子さん(作家) 「幸せと災いは、かわりばんこに来るの」

12 向田邦子さん(作家) 「あなたがおばあさんになるのを、私は楽しみにしているのよ」

13 リリイ・スタンズィさん(カメラマン) 「忍耐力があったこと。目がよかったこと。そして、女であったこと」

14 マリア・カラスさん(オペラ歌手) 「修練と勇気、あとはゴミ」

15 近江浩一さん(NHKディレクター) 「泣くときは、一人で、河原に行って泣け」

16 久米宏さん(司会者) 「黒柳さんが泣いていますから、もうやめてくださいね」

17 山田修爾さん(TBSディレクター、プロデューサー) 「自分の子どもが見て恥ずかしい番組だけは作りたくない」

18 アラン・ドロンさん(俳優) 「僕は大丈夫だから、あなたは早く行きなさい」

19 森茉莉さん(作家) 「息子が恋人を連れてきて、私のベッドの足元で、半日、ささやきあってるの」

20 沢村貞子さん(俳優) 「人間ってね、一生懸命やると、後悔しないものよ」

21 メリー・ターサイさん(演劇学校主宰) 「自分のイメージをしっかり持って、もっともっと、想像力を働かせるの!」

22 インドで出会った子ども 「あなたのお幸せを祈っています」

23 渥美清さん(俳優) 「お嬢さんは、いつも元気でいてください」

24 杉村春子さん(俳優) 「自分の選んだ道ですもの」

書籍内容紹介

「あなたの、そのままが、いいんです!」──向田邦子、渥美清、沢村貞子、永六輔、久米宏、飯沢匡、トモエ学園の小林校長、そして父……幼い頃から人生のさまざまな場面で、徹子さんが大切に受け取り、励まされてきた「二十四の名言」。そんなかけがえのない言葉たちで新たに半生を辿り直した待望の書下ろし長篇エッセイ!

著者紹介

黒柳徹子(くろやなぎ・てつこ)

東京乃木坂生れ。東京音楽大学声楽科卒。NHK放送劇団に入団、NHK専属のテレビ女優第一号となる。文学座研究所、ニューヨークの演劇学校で学び、テレビ、ラジオ、舞台女優として活躍。また、ユニセフ親善大使、トット基金理事長を務め、長年にわたり活動を続ける。著書は、大ベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』をはじめ、『小さいときから考えてきたこと』『新版 トットチャンネル』『トットひとり』など多数。

書籍データ

【タイトル】トットあした

【著者名】黒柳徹子

【発売日】2025年6月26日

【造本】四六判変型ソフトカバー

【定価】1760円(税込)

【ISBN】978-4-10-355008-2

【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/355008/

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220
代表者名
佐藤隆信
上場
未上場
資本金
8000万円
設立
1896年07月