2024展示IV【特別展】 「漆芸礼讃―漆工・三砂良哉―」を開催します
三砂良哉(1887~1975)は、西宮で代々酒造業を生業とした家に生まれ、日本画を学んだ後に漆芸の道に入り、明治から昭和にかけて大阪を拠点に活躍しました。明治42(1909)年頃には、阪急東宝グループの創業者である小林一三(いちぞう)(1873~1957)の知遇を得ていたことが分かっており、たびたび一三の自宅がある池田を訪れて、その好み物を多く手がけました。遺された作品は絵画的で精妙優美な作風で知られ、技術力の高さだけでなく創作性・デザイン力に満ちあふれており、一三だけでなく、武者小路千家 第12代家元 愈好斎(ゆこうさい)や清海泰堂(きよみたいどう)など武者小路千家の茶人に好まれたのもうなずけます。その漆芸の粋を集めた作品をぜひご覧ください。
また、関連企画として、武者小路千家 家元後嗣 隨縁斎(ずいえんさい) 千宗屋(せんそうおく)氏による講演会や、学芸員による鑑賞講座を開催するほか、館内にある椅子式の茶室「即心庵(そくしんあん)」では呈茶を実施します。概要は次のとおりです。
【会期】2024年9月21日(土)~11月24日(日)
【休館日】
毎週月曜日
※ただし9月23日・10月14日・11月4日は開館、9月24日・10月15日・11月5日は休館
【会場】逸翁美術館 大阪府池田市栄本町12-27(阪急宝塚線 池田駅下車 徒歩10分)
【観覧料】
一般:1,000円(各種割引・団体:800円)
学生(高校生以上):800円(各種割引・団体:700円)
中学生以下:無料
【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
【特別協力】武者小路千家・公益財団法人 官休庵
【関連企画】
<1>講演会:10月14日(月・祝)14:00~15:30
「好み物を楽しむ―茶人と職人の共同作業」
武者小路千家 家元後嗣 隨縁斎 千宗屋氏
<2>鑑賞講座:9月23日(月・祝)、11月16日(土) いずれも10:30~12:00
担当学芸員が作品の魅力、見どころなどを解説します。両日とも同内容。
<1><2>とも無料(要当日観覧券)・要申込、
<1>定員100名で申込多数の場合は抽選、<2>定員80名で先着順
https://www.hankyu-bunka.or.jp/itsuo-museum/exhibition/2024/06/22/post_9/007708/
【公式図録】
東京美術『漆芸礼讃 漆工・三砂良哉』A5判 224ページ 2,640円※(税込)
天才的技術を持ちながら、歴史に埋もれた三砂良哉の伝統的かつモダンな茶道具類を集めた初の作品集。
※期間中に観覧されたお客様は、館内ミュージアムショップに限り特別価格 2,400円(税込)でご購入いただけます
【主な出品】
■茶室「即心庵(そくしんあん)」と呈茶について
小林一三(いちぞう)が自ら考案した椅子席で楽しめる茶室「即庵(そくあん)」を、逸翁美術館の館内に「即心庵」として再現し、定期的に呈茶を実施しています。テーマにあわせたオリジナルのお菓子と一服のお茶でゆっくりとした時間をお過ごしください。
【開席日】
特別展「漆芸礼讃―漆工・三砂良哉―」
会期中の日曜日
9月22日・29日
10月6日・13日・20日・27日
11月3日・10日・17日・24日
【開始時間】
<1>10:50、<2>11:30、<3>12:10、<4>13:10、<5>13:50、<6>14:30
【定員】<1>~<6>各席7名様
【料金】一服500円(税込)
【呈茶券購入】
各日10:00より、美術館受付で当日<1>~<6>各席のチケットを販売します(先着順)。
※チケットはおひとり様2枚まで購入いただけます。
※電話等でのご予約はできませんのでご了承ください。
※開館前にご希望者が多数並ばれている場合は、9:50より逸翁美術館1階正面玄関前で整理券(おひとり様2枚まで)を配布します。
公益財団法人 阪急文化財団 https://www.hankyu-bunka.or.jp/
リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/52249f6fb79993e0bc0daf9e569cb63235e00486.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像