「選挙」という言葉を使わず、若者に届けるには?福島県知事選挙のSNS啓発動画を動画・映像クリエイト科の学生が企画
NSGグループの国際アート&デザイン大学校(郡山市、以下A&D)の動画・映像クリエイト科の学生が、福島県選挙管理委員会と連携し、10月25日(日)に投開票される第23回福島県知事選挙に向けたSNS啓発動画の企画制作に取り組みました。
完成した動画のお披露目会を10月6日(火)、本校校舎で開催。福島県選挙管理委員会をはじめとする関係者、企画を考案した学生、動画・映像クリエイト科の学生が完成作品を見届けました。
当日は、多くの報道関係者がカメラを構える中、普段学生たちが学んでいる校舎を舞台に、プロの制作スタッフによって映像化された作品が初披露されました。

「選挙」という言葉を使わずに、若者に届く動画を
今回、福島県選挙管理委員会から学生に提示されたテーマは、簡単なものではありませんでした。
「選挙という言葉を使わず、まずは動画そのものを見てもらえること。そして、見た人が選挙への参加を自分ごととして考えられる動画にすること」。
動画・映像クリエイト科では、21名の学生が7チームに分かれ、それぞれの視点から企画を考案。ゲームや恋愛、季節のイベントなど、同世代だからこそ思いつく身近なテーマを切り口に、若者に届く表現を考えました。
その中から、2年生と1年生による混合チームが考案した「恋愛における告白」をテーマとした企画が採用されました。
「誰かに自分の気持ちを伝える『告白』」と「自分の考えを一票に託す『投票』」を重ねることで、選挙を堅苦しいものとしてではなく、「自分の気持ちや考えを未来に伝える行動」として表現した企画です。若者が共感しやすい身近なテーマと、前向きなメッセージ性が評価され、映像化されました。

学校の授業だけではない。県選管・企業・学校が学生を育てる
企画制作にあたっては、福島県選挙管理委員会と、知事選啓発事業を受託する企業のスタッフが何度もA&Dを訪問。
学生たちに若者の投票参加をめぐる現状や課題を伝えるだけでなく、「若者に届くにはどうすればいいのか」をそれぞれのプロの仕事を学生に教えて、課題を一緒に考える特別授業を実施しました。
学生たちは、専門の授業で身につけた動画制作の知識や技術だけでなく、社会の課題を知り、「誰に、何を、どう伝えるのか」を考えながら企画をつくりました。
さらに、採用された企画が実際の映像になる過程では、プロによる撮影現場も見学。
自分たちが考えた企画が、実際の制作現場でどのように映像として形になっていくのかを間近で学ぶ、貴重な実践の機会となりました。
まさに、行政が課題を提示し、企業がプロの制作力で映像化し、学校が学生の学びにつなげる「産官学連携」の取り組みとなりました。

自分たちの企画が、「本物の映像」なった
10月6日のお披露目会では、完成した動画がスクリーンに映し出されると、学生たちは真剣な表情で作品を見つめました。
今回の撮影が行われたのは、学生たちが普段授業を受けているA&Dの学校施設。いつもの教室や校内が、プロの撮影によって一つの映像作品へと姿を変えました。
さらに、撮影を担当したのは、映像業界の第一線で活躍するプロフェッショナルたち。動画・映像クリエイト科の学生にとっては、これから業界に進んだ後、自分たちが目標とする存在でもあります。
自分たちが考えた企画を、憧れのプロフェッショナルが実際の映像として形にしていく。その撮影現場を間近で見学し、完成した作品を自分たちの学校で見るという経験は、学生たちにとって、教室の中だけでは得られない貴重な学びです。
映像が終わると、会場からは思わず感動のため息がもれる場面も。
「自分たちが考えた企画が、本当に一つの作品になった」という喜びとともに、「いつか自分たちも、こんなプロフェッショナルになりたい」という新たな目標にもつながる機会となりました。
今回の経験を通して学生たちが学んだのは、動画制作の技術だけではありません。
これまで「自分たちとは少し離れたもの」と感じていた選挙への参加を、動画やイラストなど、自分たちが好きで学んでいる「人を楽しませるコンテンツ」を通して、誰かの心に届けることができる。
そして、自分たちの「好き」や専門技術が、社会の中にある課題や誰かの行動を後押しする力にもなる。
今回の産官学連携は、学生たちがプロの仕事を知り、自分たちの専門性の可能性を実感するとともに、将来の目標をより具体的に描くきっかけとなる、実践的な学びとなりました。
「好き」を仕事にする。その先に、社会を動かす仕事がある
動画・映像クリエイト科は、動画や映像をつくることが好きという気持ちを原点に、将来プロのクリエイターとして活躍するための知識と技術を学ぶ学科です。
近年、映像やエンターテインメントの活用は、広告や映画、テレビだけでなく、企業PR、SNS、イベント、行政の情報発信など、幅広い分野へ広がっています。
だからこそ本校では、「映像をつくる技術」だけでなく、誰かのイメージを形にし、必要な人へ分かりやすく伝える力も大切にしています。
今回の取り組みは、学生たちが学んできた専門性を実社会の課題に生かすと同時に、「自分の好きなことが、誰かの行動を後押しする力になる」ことを体験できる学びとなりました。
国際アート&デザイン大学校では、今後も企業や行政、地域との連携を通して、学生が本物の社会課題やプロの仕事に触れながら、専門技術だけではない「社会で人と関わり、誰かの役に立つ力」を身につける実践的な教育に取り組んでまいります。
※完成した啓発動画は、下記のURLからご確認ください。
https://youtube.com/shorts/iHbiD2laGTU?si=E0t9s4HkQFplK_rA
〈国際アート&デザイン大学校について〉
本校はデザイン、エンタテイメント、ペット産業における知識・技術の習得を基に、実社会に活躍できる人材育成を目標とし、創造的な学びと実践的なスキルを提供する福島県唯一(※)のデザイン・エンタメ・ペット系専門学校です。
(※)2026年5月 文部科学省「専修学校一覧」より(福島県内の専修学校において)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/717689.pdf
法人名:学校法人国際総合学園
代表者:市田 比左浩
所在地:福島県郡山市方八町2-4-1
URL:https://www.art-design.ac.jp/
〈NSGグループについて〉
NSGグループは、教育事業と医療・福祉・介護事業を中核に、健康・スポーツや建設・不動産、食・農、商社、広告代理店、ICT、ホテル、アパレル、美容、人材サービス、エンタテイメント等の幅広い事業を展開する101法人で構成された企業グループです。それぞれの地域を「世界一豊かで幸せなまち」にすることを目指して、「人」「安心」「仕事」「魅力」をキーワードに、地域を活性化する事業の創造に民間の立場から取り組んでいます。
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