日本のスノーレジャー需要活性企画『雪マジ!19』の創出効果を検証 1年以内にスキー・スノーボードを実施した23~31歳の43.3%が対象時期に『雪マジ!』を経験
13期目となる『雪マジ!19』を全国約160のゲレンデで、『雪マジ!20』も全国70以上のゲレンデで実施スタート
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)の観光に関する調査・研究、地域振興機関『じゃらんリサーチセンター』(以下JRC)は、若年層の旅行需要創出を目的として、20歳前後の若者に0円でさまざまなレジャー・観光体験や地域体験をしていただく『マジ☆部』を企画しサービスを提供しています。『マジ☆部』のうち、19歳を対象に全国約160のゲレンデでリフト券が無料になる『雪マジ!19』は取り組みを開始してから12年が経ち、今回、需要創出の効果検証を実施しましたのでお知らせします。また、13期目となる『雪マジ!19』、『雪マジ!20』を2023年10月19日(木)より実施致します。
『雪マジ!19』需要創出効果の検証
この12年間、19歳の若者が0円でスノーレジャーを体験していただくことで、その後の産業への需要創出影響を調査しました。
1年以内スキー・スノーボード実施者23~31歳のうち、43.3%が『雪マジ!』経験者
本調査では、1年以内にスキー・スノーボードを実施した23~31歳のうち、『雪マジ!』経験者は43.3%いることが分かりました。
※23~31歳スキー・スノーボード1年以内実施者数は社会生活基本調査の2020-21シーズンのデータを用いて計算
『雪マジ!』の構想は「子どもの頃スキーをやっていたが、高校を卒業したタイミングでスノーボードにチャレンジする若者」がターゲット。彼らがその際に「スキーに⾏ったことのない若者を誘い合わせる」ことで、スキーレジャーの需要創出だけでなく地域活性化を実現するのでは、というものでした。
毎年実施している『雪マジ!』会員アンケートでは、「『雪マジ!』があったからスキー場に⾏った」と回答する会員は35~40%、「『雪マジ!』があったことで⾏動変容(回数が増えた・訪問箇所数が増えた等)があった」と回答する会員は80%以上になります。継続して企画を行うことで、デビュー支援につながり需要を継続的に創出できると考えられます。
19歳でのスノーレジャー無料体験は、「スキーを楽しむ旅行者」に
『雪マジ!』施策実施のポイントは青年期にスノーレジャーを「無料」で楽しむ点です。スノーレジャー施設がその地域に向けたフリーミアムの概念の起点になり、スノーレジャーの需要創出や地域の活性化につながると考えてきましたが、実際はどう動いたのかを検証しました。結果として、『雪マジ!』経験者は、宿泊を伴う旅行者が多く、現地消費額も高いことが見えてきました。
『雪マジ!』経験者はファミリーでの実施意向も高い
スノーレジャーの今後の実施意向に関して、ファミリー層と非ファミリー層でそれぞれ『雪マジ!』経験有無ごとに見ていくと、いずれも『雪マジ!』経験者の方が今後の実施意向も高いことが分かりました。特に、ファミリー層において『雪マジ!』経験者の実施意向が高く、今後家族でスノーレジャーを楽しむ層も増えていくのではないでしょうか?
スキー・スノーボードの熟練度は、スノーボードで変化あり
『雪マジ!』ではファミリーになってスキー場に戻って来るには、スキーやスノーボードの熟練度が大切だと考えています。今回の調査ではスキー・スノーボードの熟練度に関して、2011年時点と比較してスノーボードで中級者以上の割合が⼤きく増えました。『雪マジ!』経験者で見ると、65.3%が「中級者以上」と回答しており、「中級者以上を増やす」という⽬標は着実に推進できているといえそうです。
調査概要
■調査⽬的:スノーリゾートのマーケットの、『雪マジ!19』の効果検証のため以下を明らかにする。
①スクリーニング調査
スキー・スノーボードの基礎データ(経験率、1年以内の実施率、実施意向、熟練度、最初に実施した時期等)について、2011年調査と時系列比較をする。企画浸透度とポテンシャルを把握。
②本調査
スキー・スノーボードの1年以内実施者の、スキー場に⾏った回数やレンタル・レッスンなど、スキー・スノーボード実施状況について把握する。
■調査方法:インターネット調査
■スクリーニング調査対象:全国の18~40歳の男女 9,200人
■本調査対象:全国23~40歳男女(学生以外)のスキー・スノーボード1年以内の実施者 1,548人
■調査期間:2023年4⽉28⽇(金)~5⽉11⽇(⽊)
※比較対象調査について「2011年調査(1⽉実施)」との時系列比較を実施。調査対象者の条件は今回調査と⼀部異なるため、参考値としての比較となります
『雪マジ!19』『雪マジ!20』の概要
『雪マジ!19』https://majibu.jp/yukimaji19/pc/
今年度19歳を迎える方を対象に、対象施設のゲレンデリフト券を無料にします。『マジ☆部』アプリをダウンロード(無料)し、『雪マジ!19』へ会員登録をするだけで利用可能です。
■対象者:2004年4月2日〜2005年4月1日生まれの方
■会員登録期間:2023年10月19日(木)〜2024年5月6日(月)
■実施期間:2023年10月19日(木)から順次〜2023年冬季シーズン終了まで
※ゲレンデの営業開始・終了日は各施設によって異なります
■参画ゲレンデ:全国約160カ所 ※2023年10月13日(金)時点
『雪マジ!20』https://majibu.jp/yukimaji20/pc/
今年度20歳を迎える方を対象に、対象施設のゲレンデリフト券が最大半額になる『雪マジ!20』は、『マジ☆部』アプリをダウンロード(無料)し、『雪マジ!20』へ会員登録をするだけで利用可能です。
■対象者:2003年4月2日〜2004年4月1日生まれの方
■会員登録期間:2023年10月19日(木)〜2024年5月6日(月)
■実施期間:2023年10月19日(木)から順次〜2023年冬季シーズン終了まで
※ゲレンデの営業開始・終了日は各施設によって異なります
■参画ゲレンデ:全国79カ所 ※2023年10月13日(金)時点
※昨シーズン『雪マジ!19』に会員登録された方も、『雪マジ!20』の会員登録が必要となります
※割引率はゲレンデによって異なります
紹介キャンペーン
19歳でなくても年齢不問で最大2,270人、リフト券が無料になる「19歳紹介キャンペーン」を2023年10月19日(木)よりスタート。19歳を3人紹介で1枚、5人紹介で2枚、6人紹介で3枚の無料リフト券がもらえます。キャンペーン特設サイト(https://majibu.jp/yukimaji19/pc/invitation_detail/)よりご参加ください。
『マジ☆部』について
スキー・スノーボードなどのスノーアクティビティ人口は1990年代のピークを境に減少傾向にあります。スノーアクティビティを観光資源とするスノーエリアでは、冬季の集客が地域の雇用を支えていることもあり、観光地として苦境に立たされていました。
『雪マジ!19』の取り組みを始める前の2010年、多くのゲレンデが立地する長野県からこのような状況について、相談を寄せられました。この相談をきっかけに、JRCはゲレンデを訪れる若年層を増やすことで、スノーアクティビティ市場と日本のスノーエリアを長期的に活性化させようと、2011年11月より『雪マジ!19』を開始。地域・観光産業の将来需要を継続的に創るため、2014年に20歳前後の若者にさまざまなレジャー・観光体験や豊かな地域体験を0円で提供するサービス『マジ☆部』を立ち上げ、さまざまなコンテンツを発足させてまいりました。スマートフォンアプリでのサービス提供で、2023年3月末時点で会員数は累計230万人以上となっています。
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