小学館『大辞泉』編集部が【9月の新語】を発表!
あなたが選んだ”新しい言葉“が辞書に載るかも⁉ 「大辞泉が選ぶ新語大賞 2023」キャンペーン
株式会社 小学館の国語辞典『大辞泉』編集部は、5月18日より開催中の「大辞泉が選ぶ新語大賞」キャンペーンに寄せられた187件の新語の中から、【9月の新語】5件を選定し、『大辞泉』デジタル版に掲載することをお知らせいたします。
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「大辞泉が選ぶ新語大賞2023」キャンペーンサイト
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大辞泉が選ぶ【9月の新語】はこの5語に決定いたしました!
【アフターコロナ】
新型コロナが5類相当になり、自粛を解除して活動できるようになること。
【頂上決戦】
分野の秀でた者たちが、頂点をかけて戦うこと。
【ナイトタイムエコノミー】
おおむね午後6時頃から翌朝6時頃までの経済活動。
【一周回って】
(流行が一周するように)程度が進んだ結果、結局もとにもどって。かえって。一回りして。一回転して。一周して。
【借りぱく】
借りたものをそのまま自分のものにすること。
これらの語釈は一般から投稿されたものです。正式な語釈は編集部が執筆陣に依頼し、2024年4月の改定時に『大辞泉』デジタル版に載録する予定です。※載録されない語もあります。
「大辞泉」編集協力・田中牧郎先生(明治大学国際日本学部教授)による 【9月の新語】の選評
「また増えてきている」などと、新型コロナに関する話題は今もたまに耳にします。しかし、緊迫感・恐怖感は以前ほどではありません。政府が収束宣言をしたわけではないですが、世間は【アフターコロナ】の雰囲気です。今年の有力新語でしょう。以前は夜間に食事するだけで批判されましたが、【ナイトタイムエコノミー】を官民が推奨するさまには隔世の感があります。【頂上決戦】【一周回って】【借りぱく】は新しい言葉ではありませんが、国語辞典が拾い切れていなかった表現です。こういった投稿をいただけると、辞典編集部としては大いに助かります。キャンペーンはあと約1か月。まだまだご投稿をお待ちしております。
「大辞泉が選ぶ新語大賞 2023」とは
「大辞泉が選ぶ新語大賞」は、『大辞泉』編集部が2016年から毎年開催している恒例企画。新しい言葉(新語)や今までにない新たな言葉の使い方(新語義)を一般から募集するオンライン参加型キャンペーンです。
8回目となる今年も、5月18日「ことばの日」から11月15日までの約半年間、一般の皆様からの投稿を大募集いたします。投稿いただいた中から、編集部が毎月「月間賞」となる新語を発表。さらに12月にはその中から「大辞泉が選ぶ新語大賞」を選定し発表いたします。
それらの新語は『大辞泉』デジタル版に採録し、アプリや電子辞書、「goo辞書」をはじめとする各種ポータルサイトの公式辞書に実際に掲載、実用化されるという画期的な企画です。
近年の大賞には【親ガチャ】のような世相を代表する言葉ばかりでなく、【使い倒す】といった新たな視点からの選出もあり、ひと味違った新語選定キャンペーンとして、毎年各メディアから注目を集めています。
キャンペーン参加賞品として、期間中毎月30名様に抽選でアマゾンギフト券500円分をプレゼント(合計180名様)。また新語大賞に選ばれた言葉の投稿者からは、抽選で1名様にアマゾンギフト券1万円分をプレゼントいたします。https://daijisen.jp/shingo/
※投稿された新語・新語義がそのまま収録されるのではなく、編集部が新たに執筆陣に依頼し『大辞泉』各種アプリなどに収録する予定です
「大辞泉が選ぶ新語大賞 2023」概要
○名称:
大辞泉が選ぶ新語大賞 2023
○副題:
あなたの新語を辞書に載せよう。
○実施概要:
キャンペーンサイトの投稿フォームおよびTwitter(現X)にて、『大辞泉』に未収録の新語と新語義を広く募集します。小学館『大辞泉』編集部が収録候補となる作品を期間中毎月発表し、更に2023年12月初旬には「大辞泉が選ぶ新語大賞」を発表。それらの言葉の語釈を編集部が執筆陣に依頼し、2024年4月の改訂時に『大辞泉』デジタル版で載録。goo辞書、コトバンク、ジャパンナレッジなどに、順次アップロードいたします。
※載録されない語もあります。
○投稿募集期間:
2023年5月18日(木)~11月15日(水)
○応募方法:
キャンペーンサイトの投稿フォーム、もしくはTwitter(現X)からの投稿
○応募先:
①キャンペーンサイト https://daijisen.jp/shingo/
②Twitter(現X)ハッシュタグ #大辞泉新語 をつけて投稿
○賞品:全応募者から抽選で、6月から11月まで毎月30名様に「Amazonギフト券500円
分」をプレゼント(当選者合計180名様)。
またキャンペーン終了後には「大辞泉が選ぶ新語大賞」を選定し、その新語を投稿された方の中から抽選で「Amazonギフト券1万円分」を1名様にプレゼントします。※当選者の発表はメールでの賞品発送をもってかえさせていただきます。
本年、過去3回の月間賞はこんなラインナップでした
【蛙化現象】
好意を抱いている相手が自分に好意を持っていることが明らかになると、その相手に嫌悪感を抱いてしまうこと。
【闇バイト】
高額な報酬と引き換えに、違法な行為をするアルバイト。
【タイパ】
タイムパフォーマンスの略。ある時間を投じて、それから得られるものがかけた時間に見合うかどうか。
【公金チューチュー】
NPO法人など補助金をもらって活動している団体が、本来の目的からは外れ、私利私欲や政治的活動など、目的外使用をしているさま。
【ペッパーミル】
MLBのヌートバー選手を中心に侍ジャパンチームで流行したパフォーマンス。いいプレーをした時に行われる。胡椒のように「身を粉にする」という意味も含まれる。
【ヒートドーム】
高気圧が数日、時には数週間ほど停滞して、温かい空気に蓋をすることによって熱を閉じ込める現象。
【地球沸騰化】
世界中での異常な高温化を受けて登場した、地球温暖化に替わる語。7月に国連総長が警告した際に使った。
【ネッククーラー】
首輪のような装着する冷却用品。保冷剤が充填されているものと、ファンが付いた機械式のものがある。
【ステルス増税】
社会保険料の上乗せや控除の縮小など、国民が気づきにくい実質的な公的負担増。
【ブラックフェイス】
ブラックルーツの人を模倣し、顔などの肌を黒く塗ること。 人種差別の歴史にひもづく行為で、アメリカなどでは批判の対象となっているが、日本のエンタメ業界などでは依然として繰り返されている。
【撮影罪】
性的な盗撮行為による犯罪。2023年7月より施行。
【鬼肩】
野球で、球を早く遠くまで正確になげることの出来ることを意味する「強肩」を、はるかにしのぎ、まるで「鬼レベル」と言われてる選手の肩のこと。
【デジタル免疫】
デジタルシステムの安全を脅かすあらゆる危険性に早急に対応して、システムの保守や回復をする仕組み。
【バーティポート】
垂直離着陸できる航空機が離着陸する飛行場。vertical(垂直)とairport(空港)の合成語。住宅地や都心部にも設置できるようになったことで空を使った移動がより身近な存在になる。
【溶かす】
知らぬ間に時間が経っていたり、時間を空しく費やしたことを表現した言葉。時間つぶしを指すこともあるが、否定的な意味で使われることが多い。
『大辞泉』はネット&デジタル時代にマッチした “生きている国語辞典”
新しい言葉の載録に積極的に取り組んでいる“生きている国語辞典”『大辞泉』のデジタル版データは、最新載録語数・約30万9650語(2023年9月現在)に達し、ネット辞書のなかでもナンバーワン。さらに毎年2回、毎回約1,500語の新語を追加し定期更新しています。その先進性が評価され、コトバンク、goo辞書など国内主要ポータルサイトの辞書データとして採用されているほか、主要な電子辞書にも搭載されています。デジタル時代にマッチした国語辞典として、今後も日々生まれゆく新しい言葉をキャッチし、立項・アップデートしていきます。
※『大辞泉』の情報は小学館の辞書サイト「ことばのまど」で発信中。
「ことばのまど」では『大辞泉』のほか、小学館の国語・漢和・類語など国語系、英語やその他外国語系の辞書の情報を発信しています。
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