デジタルハリウッド大学がフリック社と学生作品の劇場配給で提携
■業務提携(MOU)の背景
デジタルハリウッド大学および大学院では、現在、第一線で活躍する映画監督やプロデューサー指導による映像制作のゼミ、ラボが充実しております。
特に昨年は、NHK 大河ドラマ『どうする家康』『エール』などの演出に携わった院生の野口雄大氏が初めて監督した短編映画『さまよえ記憶』が、国内外の映画祭で数多くのアワードを受賞し、全国で劇場公開するなど大成功を収めました。
また、今年の4月にマイアミにて開催された映画祭「Short Miami International Film Festival」では、同大学院、修了生の真田静波氏(2023年3月修了)が、本大学院の修了課題としてプロデュースし、同大学院、特任准教授の落合賢氏が監督をした短編映画「ストレンジ」が最優秀作品賞を受賞しています。
このように、本学から、芸術的価値と市場価値を併せ持つ作品が生まれ始めていることを背景としています。
《業務提携(MOU)の内容》
●株式会社フリック
デジタルハリウッド大学から生み出される作品を共に発見し、映画館で公開することを目標とした提携となります。映像制作の手法が多様化してきた現在、「映画と映画館との橋渡し」を通して多くの人々に新たな感動をお届けできる日を楽しみにしております。
●デジタルハリウッド大学および大学院
デジタルハリウッド大学、大学院の在学生ならびに卒業生が制作した映画作品の一般劇場(映画館)公開とプロモーションを推進することにより、学生作品発表の場を増やし、学生がプロフェッショナルとして活躍できるようになる機会を提供していきます。
■株式会社フリックについて
2023年設立。ミニシアター系作品を中心に映画製作・宣伝、映画館へのブッキングなど配給業務をメイン事業とする。また、インディペンデント系配給会社にて数々の劇場配給作品に携わってきた経験をもとに、映画配給事業のコンサルティングなども行う。
■デジタルハリウッド大学について
2005年4月、文部科学省認可の株式会社立の大学として東京・秋葉原に開学(現在の所在地は東京・御茶ノ水)。デジタルコミュニケーション学部(4年制大学)とデジタルコンテンツ研究科(専門職大学院)を設置している。
デジタルコミュニケーション学部では、不確実で予測不能な未来を自分らしく生き抜く力を身につける。 デジタルコンテンツ(3DCG/VFX、VR/AR、ゲーム、映像、グラフィック、Webデザイン、メディアアート、プログラミング等)と企画・コミュニケーション(ビジネスプラン、マーケティング、広報PR等)を産業界の第一線で活躍する教員から幅広く学べる一学部一学科制を採用。さらにグローバル人材を育成するために外国語の重点的な学習プログラムを備え、留学を推進している。世界43か国・地域出身の学生が在籍し、御茶ノ水駅前で多様性に富むキャンパスを運営している。
デジタルコンテンツ研究科では、超高度情報化社会においてデジタルコミュニケーションを駆使し、社会に変革を起こすリーダーを輩出すべく、創発的学究領域 [SEAD(Science/Engineering/Art/Design)]の4要素をバランス良く身につけ融合し、理論と実務を架橋する人材育成を行う。新規事業プランニングとプロトタイピングなど、院生のアイデアの実装およびスタートアップ支援により、「令和4年度大学発ベンチャー調査」(経済産業省)では全国大学中 13位、私立大学中5位となっており、多数の起業家を輩出している。
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