パナソニックが独・ソフトウェア開発会社の「オープンシナジー社」の全株式を取得

パナソニックグループ

パナソニック株式会社(本社:大阪府門真市、以下、パナソニック)はOpenSynergy GmbH(本社:ドイツ ベルリン市、以下、オープンシナジー社)の全株式を2016年7月22日に取得し、子会社化しました。オープンシナジー社は、車載コックピットソリューション向け組み込みソフトウェア開発会社です。

パナソニックは、オートモーティブ事業を高成長事業と位置付け、「快適」「安全」「環境」の3つの領域において事業貢献を目指しています。近年の社会からの要請である交通事故ゼロを実現するためには、センサーで検知した車内外の情報に基づき、ブレーキなどの車両を制御する先進運転支援システム(ADAS)に加え、運転者に安全運転を促す運転者支援システムが重要です。

現在のコックピットシステムは、ナビゲーション・オーディオなどのマルチメディア機能とヘッドアップディスプレイなどへの警告表示による運転者支援機能とが別のシステムによって制御されています。今後、これらの機能を連携させ、運転者へ直感的に分かりやすく情報を伝えるために、オペレーティングシステムレベルからのシステム統合が求められます。

オープンシナジー社が保有するソフトウェア技術は、複数の異なるオペレーティングシステムを1つのシステム上へ統合することができ、マルチメディア機能と運転者支援機能とが統合された次世代コックピットシステムを実現することができます。

パナソニックの役員 上原 宏敏(インフォテインメントシステム事業部長)は、「パナソニックは、オープンシナジー社を子会社化することで、次世代コックピットシステムを実現し、自動運転を見据えたコックピットシステムとADASの融合へ大きく前進する」とコメントしています。

オープンシナジー社の共同代表(CEO)ステファーン・ソンクティボーは、「オープンシナジー社の使命は、自動車産業を取り巻く安全や安心の課題に対して、革新的なソフトウェアソリューションを提供し続けることと、より高度に統合された次世代車載システムの開発を可能にすることです」とコメントしています。もう一人の共同代表(CEO)であるロルフ・モーリッヒも、「今後も、オープンシナジー社が自動車産業のエコシステム全体、Tier1メーカーや自動車メーカーに対して、ソフトウェアソリューションを提供し続けることに変わりはありません。パナソニックとのシナジーにより、両社の成長と技術革新が加速し、顧客に対して最高のソリューションを提供することができるようになります」とコメントしています。

なお、オープンシナジー社は上記ソフトウェア技術によるソリューションに加えて、Bluetoothスタック等もTier1メーカーや自動車メーカーへ提供しており、パナソニックによる全株式取得後も独立会社として従来通り、これらのビジネスを継続します。

【本件に関するお問い合わせ先】
パナソニック株式会社 ブランドコミュニケーション本部 広報部
電話:06-6908-0447(大阪)/03-3574-5661(東京)
OpenSynergy GmbH
電話:+49 (0)30 6098540-41(ドイツ ベルリン)

全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース] パナソニックが独・ソフトウェア開発会社の「オープンシナジー社」 の全株式を取得(2016年8月9日)
http://news.panasonic.com/jp/press/data/2016/08/jn160809-1/jn160809-1.html

<関連情報>
・オープンシナジー社
http://www.opensynergy.com/
・パナソニック
http://www.panasonic.com/jp/home.html

会社概要

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URL
https://holdings.panasonic/jp/
業種
製造業
本社所在地
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121
代表者名
楠見 雄規
上場
東証プライム
資本金
2590億円
設立
1935年12月