『ハロルドとモード』が開幕!黒柳徹子、向井康二らが、ちょっぴり変わった二人の愛すべき生き様を見せる!
1971年にアメリカで公開された映画『ハロルドとモード』。狂言自殺を趣味とする青年と自由奔放な老婦人の運命的な出会いを描いた作品だ。その舞台化である本作は、ブラックユーモアを散りばめながら、二人の恋と人生の楽しさをイキイキと見せている。
79歳のチャーミングな女性・モードを演じるのは、2020より本作をライフワーク公演としている黒柳徹子。モードに恋する19歳の少年ハロルドを向井康二が演じる。さらに、桜井日奈子、片桐仁、渡辺いっけい、戸田恵子といった豪華キャストが顔を揃えた。上演台本・演出は、2020年の公演で本作を朗読劇に仕上げたG2が引き続き手がける。
本作の魅力は、なんといっても黒柳演じるモードの可愛らしさやパワフルさと、向井演じるハロルドの心の動き。世界や命について自分なりの考えを持つモードの言葉は、黒柳の素直な芝居によって、すとんと胸に落ちてくる。身近に彼女のような人がいたら楽しいだろうなと思わせる魅力と説得力に満ちている。向井は若者らしい苦悩や感性を等身大で表現。モードとの掛け合いはもちろん、母親をはじめとする周囲の人々との駆け引きもユーモラスで楽しい。二人の心の交流、心温まるやりとりやによって生まれる変化を、黒柳と向井は繊細に描き出していた。芝居に加えてピアノとのセッションなどもあり見応え抜群だ。
また、二人に振り回される人々は、片桐と渡辺、戸田、桜井が兼役で演じる。そのキャラクターもどれも皆個性豊かで、笑えるシーンも随所にある。シリアスな部分からコミカルな芝居まで担当し、ハロルドとモードの二人を支える四人の芝居にも注目したい。
ゲネプロ後に行われたフォトセッションでは、多くの報道陣に手を振り続けるのは大変だからと、「僕が手を振るので大丈夫ですよ!」と向井がサポートする一場面も。向井が疲れてきたのを察した黒柳が止めに入って代わりに手を振るなど、ほのぼのと可愛らしい光景が繰り広げられていた。
また、初日に向けて出演者からのコメントも到着した。
黒柳徹子
原作も良く、映画にもなり、皆様の好きな作品だけあって、幕が閉じた時、きっと皆さまは良かったと感じていただけると思います。
戸田さんは迫力があってステキ!
向井君、プライベートの姿からもハロルドにピッタリ!
渡辺さん、とっても力強くて、おもしろい!
片桐さん、普段の言動からおもしろい!
桜井さんは、表情豊かでかわいい!
今回の出演者の『ハロルドとモード』をお楽しみください!
向井康二
稽古を通してお芝居の楽しさを感じました。
朗読劇は初めてなのでどういうものなのかワクワクもしていましたが、 いざやってみるとやはり難しいことがいっぱいで、学ぶことがたくさんあります。
さらに、共演者のみなさんの演技が本当に素晴らしくて刺激を毎日もらえました!!
稽古場の雰囲気は温かくてとても楽しいです。
戸田さんがよくフルーツを差し入れしてくださり、みんなで一緒に食べたりもしていました。
徹子さんが稽古前よく食べているのですが、席が隣なので可愛いなと思いながらこっそり見てます。
そんな徹子さんだからこそモードという素敵な女性を自然に演じられるのかなと思います。 僕はこの作品が大好きなので、この舞台の一員として参加できることが幸せです。
公演を楽しみにしている皆さん。
観てもらった後に何か大切なものを皆さんなりに受け取ってもらえたら嬉しいので 僕は1公演1公演大事にハロルドを演じたいと思います。
劇場まで気をつけてご来場ください!
桜井日奈子
黒柳徹子さんが演じていらっしゃるモードの、常に新しい経験を求める生き方が、私は大好きです。
生きていく中で様々なしがらみを抱え、平坦に生きてしまう、私を含めそんな方は少なくないと思います。この作品は、人や物に執着しない、モードの型破りな生き方に心躍らされる作品です。 存外面白い芝居をするねと言われる事が今回の目標です。 大ベテランの皆様とご一緒できることを心から感謝して、精一杯頑張ります。
片桐仁
"落語的な演出"とG2さんが仰っていた通り、見ている人の想像力をかき立てる朗読劇になっていると思います。僕は役柄ごとに着替えるので、普段の演劇に近い感覚でやれるのも面白いです。
モードのセリフを黒柳さんが発すると、「普遍的ないいこと言ってるなー」といつも思います。
素直な向井くんハロルドとの掛け合いが最高です。
早く皆さんにも体感して欲しいです!
『こうでなければならない』『こうあるべきた』みたいな、いつも僕たちの周りにある見えない圧力を、軽く吹っ飛ばしてくれる朗読劇だと思います。
楽しんでいただけるといいなー
渡辺いっけい
ちょっと普通ではない2人が出会い、心を通わせていく物語です。
稽古を重ねるうちに「普通って一体なんだろう。幸せってなんだろう?」演者である僕自身が色々と考えさせられています。
個性の全く違う6人の声がピアノの調べに乗って紡いでいく「朗読劇の名を借りたゲリラ芝居」です。
ふっふっふっ。心してご覧ください!
戸田恵子
稽古場では日々の徹子さんのモードの台詞に泣いてばかりでした。聴き入ってしまうと、自分の出番に影響ありと思い、みみを半分塞いでいます。
こんなゴージャスな朗読劇は無いです。至極の台詞があちこちに散りばめられていて、感動です。
どうぞお楽しみに。
本作は9月29日(木)~10月13日(木)まで東京・EXシアター六本木、10月15日(土)~18日(火)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。
【公演概要】
『ハロルドとモード』
作:コリン・ヒギンズ
上演台本・演出:G2
出演:黒柳徹子 向井康二 (Snow Man)
桜井日奈子 片桐仁 渡辺いっけい 戸田恵子
<東京公演>
日程:2023年9月28日(木)~10月12日(木)
場所:EX THEATER ROPPONGI
チケット:S席¥9,800 A席¥8,000(全席指定・税込)
主催:テレビ朝日、サンライズプロモーション東京
お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
<大阪公演>
日程:2023年10月14日(土)〜10月16日(月)
場所:森ノ宮ピロティホール
チケット:¥9,800(全席指定・税込)
主催:サンライズプロモーション大阪
お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~16:00 ※日祝は休業)
公式サイト:https://haroldandmaude.jp/
企画・製作:テレビ朝日 サンライズプロモーション東京
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