砂原浩太朗の真骨頂! 研ぎ澄まされた筆致で迫る、心揺さぶる、清冽かつ豊かな成長小説<ビルドゥングスロマン>! 『小石川養生所青春譜』7月23日(木)光文社より発売!
デビュー以来、本読みのプロや時代小説ファンの心を摑む、砂原浩太朗氏。
出版社勤務を経て、30歳で作家を志し会社を辞め、フリーランスのライターや校正者をしながら、歴史時代小説の作家を目指し、加賀前田家の史実をもとにした歴史小説「いのちがけ」で、第2回決戦!小説大賞を受賞してデビュー。その後、架空の神山藩を舞台とした『高瀬庄左衛門御留書』で直木賞候補、続く『黛家の兄弟』で山本周五郎賞受賞と、次々と注目を集め、話題作を誕生させている。
砂原作品の魅力は、情緒ある文体、美しい情景と丁寧な生活描写、下級武士や庶民の哀歓迫る世界など多岐にわたるが、もっとも印象的なのは、物語の根底に流れる、主人公は必ず成長する、人間は日々変わるものだ、その変化を描くのが小説の面白さだと語る、ビルドゥングスロマンなのだ。
そんな成長小説の醍醐味に思う存分迫った、最新作『小石川養生所青春譜』が刊行される。父の跡を継いだ若き同心の成長譚である。
山本周五郎の『赤ひげ診療譚』の小石川養生所を舞台に、所内の謎を追うミステリー的な展開を含みながら、自分という者を形成していく青年を見届けていただきたい。

【内容紹介】
父の急逝により、跡を継ぎ「小石川養生所」の見廻り同心として初出仕した結城長三郎。病を患った貧しい人々を収容する養生所は、与力、同心、医師、看病中間などが支えている。薬の匂いや病人の様子に戸惑う長三郎に、早々、謎めいた紙片で接触がある。生前、何も手ほどきを受けてこなかったが、どうやら亡き父は内部に手下(てか)を忍び込ませていたらしい。職務怠慢や不正といった黒い噂のたえない所内で、父は何を探っていたのか――。
【目次】
咳の咎
眼の壁
五臓の影
亡者の縛
疑惑の檻
無間の傷
闇の果て
【著者情報】

砂原浩太朗(すなはら・こうたろう)
1969年生まれ、兵庫県神戸市出身。出版社勤務を経て、フリーのライター、編集、校正者に。2016年「いのちがけ」で決戦!小説大賞を受賞しデビュー。2021年『高瀬庄左衛門御留書』にて、野村胡堂文学賞、舟橋聖一文学賞、本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。2022年『黛家の兄弟』で山本周五郎賞を受賞。この二作に続く『霜月記』『雫峠』の「神山藩シリーズ」や、『藩邸差配役日日控』『星月夜』の「藩邸差配役シリーズ」も人気を博す。ほかに『夜露がたり』『武家女人記』などがある。
【書誌情報】
書名:『小石川養生所青春譜』
著者:砂原浩太朗
発行:光文社
発売日:2026年7月23日(木)
価格:1,980円(税込)
判型:四六判ハードカバー・電子書籍(244頁)
装幀:芦澤泰偉
装画:山本祥子
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