シリア政権崩壊「支援拡大のため、人道アクセスの保障を」ユニセフ事務局長声明【プレスリリース】
【2024年12月8日 ニューヨーク 発】
シリア政権崩壊を受け、ユニセフ(国連児童基金)事務局長のキャサリン・ラッセルは以下の声明を発表しました。
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シリア情勢が急速に進展するなか、ユニセフは、平静を保つこと、暴力を控えること、そして、シリアのすべての人々の権利――特にこの2週間で少なくとも35人が犠牲となった、子どもたちの権利――を守るようにという国連事務総長による訴えを、改めて強調します。ユニセフは、引き続きシリアに留まり、パートナーとともに、子どもたちと家族へ命を守る支援を届けることに全力を尽くします。
シリア国内の人道的状況は悲惨で、何百万人もの子どもたちや家族が極度の困窮に直面しています。10年以上にわたる戦争により、重要なインフラに甚大な被害がもたらされ、大規模な避難が発生し、安全な水、衛生設備、保健・栄養、保護、教育など、必要不可欠なサービスへのアクセスが著しく制限されています。
ユニセフはすべての当事者に対し、人道支援団体が子どもたちや家族に支援を届けるため、安全かつ妨げられることのない人道アクセスを保障するよう求めています。それは、増大する人道的ニーズに対応するため、私たちの支援活動を迅速に拡大するにあたって、極めて重要なのです。
ユニセフはまた、すべての当事者に対し、シリアの子どもたちの命が守られ、成長できるよう、持続的な和平を約束するよう求めます。シリアの子どもたちはもう十分苦しんできました。彼らは、平和、尊厳、そして機会のある未来を生きる権利があるのです。
ユニセフ「シリア緊急募金」 ご協力のお願い
シリアの最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるため、
日本ユニセフ協会は、ユニセフ「シリア緊急募金」を受け付けています。詳しくは > https://www.unicef.or.jp/kinkyu/syria/
■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念をさまざまな形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています。(https://www.unicef.org )
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する32の国と地域を含みます
■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、32の先進国・地域にあるユニセフ国内委員会の一つで、日本国内において民間で唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。(https://www.unicef.or.jp )
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