【近未来教育フォーラム2024】11月30日に開催|安野貴博氏らによるキーノートの他、生成AIで変わりゆく教育現場のリアルに迫るブレイクアウトセッションを開催
2024年11月30日(土)15:00~19:00(開場14:30)|デジタルハリウッド大学 駿河台キャンパス(御茶ノ水)
本フォーラムの「ブレイクアウトセッション」では、デジタルハリウッド大学・上原伸一特命教授をはじめ、AIと教育の各分野に精通する小泉薫央氏、鹿野利春氏、小笠原健二氏らが全国から集い、それぞれの視点から『The Great Transition~ポストAIは来ない~』に基づいたテーマ講演を実施します。
キーノートでは未来を見据えた視点での議論が行われますが、ブレイクアウトセッションではよりミクロな「現在」に注目し、生成AIがもたらす現実的な課題や可能性について、「生成AIで変わりゆく教育現場のリアル」をテーマに、教育者・研究者・クリエイターの視点から多角的に掘り下げていきます。
各セッションでは、著作権の観点から生じる新たな課題、クリエイティブ教育に対する生成AIの影響、さらにはDXハイスクール2年目の企画や地方のDX化と人材確保の可能性に至るまで、実践的かつ具体的なテーマに基づいた講演が展開されます。キーノートで触れられない、明日からの活動に活かせる具体的なヒントは、ブレイクアウトセッションにて取り上げます。
学校・企業の教育関係者、デジタルコミュニケーション領域の実務家・研究者の皆様をはじめ、デジタルハリウッドの学生や受講生、保護者の方々、入学検討者に至るまで、幅広い方々のご参加をお待ちしております。
公式サイト:https://www.dhw.co.jp/forum/
なお、本フォーラムは完全オフラインイベントとなり、ブレイクアウトセッションを含めてオンライン配信は予定しておりません。それぞれのブレイクアウトセッションは同時開催となりますので、重複しての参加はできませんが、途中での移動は可能となっております。また、参加者には、後日メールにて当日のセッションの内容を共有いたします。
更にキーノート後のアフターパーティーでは、デジタルハリウッド各事業部の取り組みをご紹介し、ブレイクアウトセッションで取り上げた内容を実践に移すための具体策を提案します。
近未来教育フォーラム2024 ブレイクアウトセッション詳細
『教育現場における生成AIコンテンツと著作権法』
「AIにより生成されたコンテンツは著作権法上どのように位置づけられているのか。また、授業過程において、生成AIおよびAI生成コンテンツはどのような扱いになるのか、基本的な解説を行います。
登壇者:上原 伸一
デジタルハリウッド大学特命教授、国士舘大学知財大学院客員教授、大阪工業大学大学院客員教授
東京大学文学部社会学科卒業後、朝日放送に勤務、著作権部長等。1999年から2010年まで文化庁の著作権の審議会で専門委員。2018年から社団法人日本音楽著作権協会理事。著書:「海の楽園パラオ~非核憲法の国は今」(あみのさん)「クリエイトする人たちのための基本からの著作権」(商事法務)など。
『クリエイティブ教育に生成AIは必要か?~デジタルハリウッド卒・現役映像クリエイターの生成AI活用方法~』
近年、生成AIの活用が注目されていますが、「クリエイターと生成AIに関する意識調査2024」(※)では、「生成AIを積極的に活用したい」と答えた人は33.4%にとどまり、可能性を理解しつつも導入に迷う現場の声が伺えます。(※) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002444.000000496.html
そこで今回は、現役映像クリエイターの小泉薫央氏をお招きし、ビジネスの現場で生成AIをどのように活用しているか、具体的な事例とともにご紹介いただきます。
登壇者:小泉薫央氏
デジタルハリウッド大学大学院を卒業後、エフェクトアーティストとしてマーザ・アニメーションプラネットに入社、小島プロダクション(当時)に転職し『メタルギアソリッドV』の開発に参加。その後、マーザ・アニメーションプラネットに戻り10年間、映画・ゲーム・アニメ制作に従事。現在はSUPER PRIMEにAIアーティストとして所属し、AIと共に作品制作、表現研究を行っている。
『DXハイスクール2年目、なにを企画しますか?』
令和7年度文部科学省の概算要求が発表され、高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)継続希望校・新規希望校は次年度に向けて企画や予算の検討をしています。同省は、2年目はハード購入ではなく、コンテンツ等のソフト面での充実を期待していると思われます。2年目の企画について、国の考え・高校現場の声をもとにポイントを解説します。
登壇者:鹿野利春氏
石川県内の公立高校、石川県教育委員会事務局を経て、2015年より文部科学省初等中等教育局 高等学校情報科教科調査官を務め、「情報I」「情報II」などの学習指導要領の取りまとめや、GIGAスクール構想、情報活用能力の育成などを担当。
2020年より大阪芸術大学アートサイエンス学科客員教授、2021年より京都精華大学メディア表現学部教授、情報活用能力調査委員、実教出版編集顧問、Life is Tech!株式会社顧問、SeckHack365実行委員長(情報通信研究機構主催)、2022年より(一社)デジタル人材共創連盟代表理事、2023年より、東京学芸大学講師、広島修道大学講師
登壇者:小笠原健二氏
1984年生まれ、岡山市出身。岡山学芸館高等学校スーパーVコース卒業、高校在学時は生徒会長。早稲田大学・大学院を経て、民間のコンサルティング会社に勤め、2011年から同校の地歴公民・情報科の教員。2019年より教頭、2023年から副校長を務めている。文部科学省事業のSGH(スーバーグローバルハイスクール)、高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)の校内推進を担当。2025年4月スタートの同校の通信制課程フレックスVコース(設置認可申請中)を立ち上げ、責任者を務める。
『地方のデジタルシフト:AI時代における人材確保と働き方改革(仮)』
地方の発展とAI時代の到来が交差する今、デジタル化による新たな可能性と課題に直面しています。 本セッションでは、地域のデジタルトランスフォーメーションを加速させるための戦略、AI技術の活用方法、リモートワークやフリーランス人材の効果的な登用など、地方が直面する人材確保と働き方のアプローチを探ります。
登壇者:村田 弘美氏
リクルート入社後、総務、人事、新規事業開発等を経て、1999年ワークス研究所を立ち上げ、2013年より現職。厚生労働省雇用類似の働き方に関する検討会委員、東京都くらし方会議委員、日本テレワーク協会アドバイザーなどを歴任。労政記者クラブ所属。
詳細は公式サイトをご確認ください。
近未来教育フォーラム2024『The Great Transition~ポストAIは来ない~』 開催概要
■日時
2024年11月30日(土)15:00~19:00(開場14:30)
■タイムテーブル
14:30:開場
15:00~15:30:ブレイクアウトセッション
15:30~16:00:会場移動、コーヒーブレイク
16:00:キーノート開始
16:00~16:30:第一部:安野貴博氏のプレゼンテーション
16:30~17:00:第二部:岡瑞起氏のプレゼンテーション
17:00~17:10:休憩
17:10~18:00:第三部:トークセッション(安野貴博氏×岡瑞起氏×藤井直敬)
18:00~19:00:アフターパーティー
■会場
デジタルハリウッド大学 駿河台キャンパス 3F
(東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティアカデミア 3F)
■開催形式
会場での開催(後日アフタームービーを公開予定) *オンライン配信はございません
■参加費
無料
■主催
デジタルハリウッド株式会社
■お申し込み
https://dhw2024educationforum.peatix.com/
近未来教育フォーラム2024 キーノート詳細
第一部:安野貴博氏のプレゼンテーション(30分)
『AIで世界は変わるのか?』
生成AI、また自律的に動くエージェントAIというものがどのように人間社会のコミュニケーションを変えてゆくのか?安野貴博氏が実際に挑戦をした東京都知事選を一つの例に、いかにAIがさまざまな物事のやり方を変えてゆくポテンシャルがあるのかについてお話します。
第二部:岡瑞起氏のプレゼンテーション(30分)
『人工生命研究から未来を創る —Open-endednessと創造の可能性』
「The Great Transition」の時代、創造性の概念が大きく変わろうとしています。本講演では、岡瑞起氏がArtificial Life(人工生命)研究から得られた知見と、Open-endednessの概念が、いかに未来の創造プロセスと社会のあり方を形作るかを探ります。
第三部:トークセッション(安野貴博氏×岡瑞起氏×藤井直敬卓越教授)(50分)
『The Great Transition~ポストAIは来ない~』というテーマに基づき、プレゼンターの安野貴博氏、岡瑞起氏、そしてデジタルハリウッド大学の学長補佐を務める脳科学者の藤井直敬卓越教授をお迎えし、三者対談を行います。
近未来教育フォーラム2024キーノート 登壇者プロフィール
安野貴博氏
AIエンジニア、起業家、SF作家。東京大学、松尾研究室出身。
ボストン・コンサルティング・グループを経て、AIスタートアップ企業を二社創業。
デジタルを通じた社会システム変革に携わる。日本SF作家クラブ会員。
2024年東京都知事選に出馬、AIを活用した双方向型の選挙を実践。
岡瑞起氏
研究者。筑波大学システム情報系 准教授/株式会社ConnectSphere代表取締役。
2003年、筑波大学第三学群情報学類卒業。2008年、同大学院博士課程修了。博士(工学)。
同年より東京大学 知の構造化センター特任研究員。2013年、筑波大学システム情報系 助教を経て現職。
専門分野は、人工生命、ウェブサイエンス。
著書に『ALIFE | 人工生命より生命的なAIへ』(株式会社ビー・エヌ・エヌ)、『作って動かすALife - 実装を通した人工生命モデル理論入門』(オライリージャパン)などがある。
藤井直敬
東北大学医学部卒業。同大学院にて博士号取得。
1998年よりマサチューセッツ工科大学(MIT)研究員。
2004年より理化学研究所脳科学総合研究センター副チームリーダー、2008年よりチームリーダー。
2014年株式会社ハコスコを起業。
2018年よりデジタルハリウッド大学大学院教授。研究テーマは「現実科学」。
主な著書に、「つながる脳」(毎日出版文化賞受賞)「脳と生きる」「現実とは?」など。
アフターパーティー(60分) ※自由参加
軽食とドリンクをご用意し、登壇者の皆様と参加者による立食パーティーを行います。
名刺交換や交流の場としてご活用いただければ幸いです。
近未来教育フォーラムにご参加の方はぜひお気軽にお立ち寄りください。
近未来教育フォーラムとは
近未来教育フォーラムは、人間の文化と生活に関連する大きな変化と潮流を見据え、その基盤としてのデジタルコミュニケーション領域における先端的な知見と、真理の探究や人間の拡張にのぞむ深い智慧への接続を試みる場です。ここで得られた知見と智慧を踏まえて行う対話を通じて、近未来に向けて私たちが取り組むべき教育実践のアップデートを行います。
過去の開催テーマと主なゲスト:
・2023 「Conversation With AI」 橋本 大也 氏
・2022 「Being Avatar」 久保田 瞬 氏
・2021 「BECOMING」 宮田裕章氏
・2020 「Raise Our Flag」 松島倫明 氏
・2019 「In Real Time」 白井暁彦 氏
・2018 「The ART into Future」 布施英利 氏
・2017 「Augmented Human-人間拡張への序曲-」 稲見昌彦 氏
・2016 「Daily Life with Super Technologies」 山海嘉之 氏
・2015 「powered by AI -人工知能がドライブする人間社会-」 中山五輪男 氏
・2014 「Life In DATA」 橋本大也 氏
・2013 「Programmable Worldの時代 ~変革する人材育成~」 坂村健 氏
・2012 「デジタルコミュニケーションで加速するオープンエデュケーションによる教育革命」 飯吉透 氏
・2011 「つくってる?みらい」田坂広志 氏
・2010 「Exploring New Education in Digital」 宋文州 氏
【デジタルハリウッド株式会社】
1994年10月、会社設立と同時に日本初の実践的産学協同のクリエイター養成スクールを開校。
現在、東京と大阪に専門スクール「デジタルハリウッド」と、全国の各都市にWebと動画が学べるラーニングスタジオ「デジタルハリウッドSTUDIO」、そしてeラーニングによる通信講座「デジハリ・オンラインスクール」を展開。
2004年には日本初、株式会社によるビジネス×ICT×クリエイティブの高度人材育成機関「デジタルハリウッド大学院(専門職)」、翌2005年4月に四年制大学「デジタルハリウッド大学」を開学。
設立以来、デジタルハリウッド全体で10万人以上の卒業生を輩出している。
また、デジタルハリウッド大学開学時より導入している、動画教材と対面授業を組み合わせた「ブレンディッド・ラーニング」のノウハウを活かして、大学・専門学校の教育機関をはじめ塾・障害者支援サービス企業・教育サービス企業向けに、オンライン授業の導入及び活用支援サービス「デジタルハリウッドアカデミー」を国内外に展開。
さらに2015年4月、スタートアップ志望者を対象としたエンジニア養成学校『ジーズアカデミー』を開校し現在東京と福岡に展開。同年11月には、日本初のドローンビジネスとロボットサービス産業の推進を目的とした『デジタルハリウッド ロボティクスアカデミー』を開校するなど、デジタルコンテンツ業界の人材育成と、産業インキュベーションに力を注ぐ。
2024年10月に設立30周年を迎えた。
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