大和物流が大和ハウス工業向けの輸送でT2の自動運転トラックを利用へ(ニュースレター)
~将来の物流危機に備えた新たな物流サービスの構築に向けて~
大和物流株式会社(本社:大阪市西区、代表取締役社長:杉山 克博、以下「大和物流」)は、深刻化するトラックドライバー不足に対応するため、株式会社T2(東京都千代田区、代表取締役CEO:熊部 雅友)が本年、国内で初めて事業化し、自動運転トラックで物流会社などの荷物を幹線輸送(※1)する「商用運行(※2)」に、ユーザーとして参画します。2026年1月より、大和ハウス工業向けの住宅用建材や設備などの輸送において、T2の自動運転トラックの利用を開始し、将来の物流危機に備えた新たな物流サービスの構築に取り組みます。

トラックドライバー不足の深刻化が予想される中、大和物流は、2027年にレベル4(※3)自動運転トラックを用いた幹線輸送サービスの開始を目指すT2の可能性に着目し、2023年に出資しました。その後、本年に入ってからは、大和物流が大和ハウス工業に提供している「調達物流」の(※4)スキームのうち、幹線輸送においてT2の自動運転トラックを取り入れた実証を、7月から10月までの期間、4回にわたって行ってきました。

T2では、本年7月、自社で開発したレベル2(※5)自動運転トラックを用いた幹線輸送を国内で初めて事業化し、佐川急便株式会社、西濃運輸株式会社、日本郵便株式会社、福山通運株式会社および三井倉庫ロジスティクス株式会社の5社をユーザーにした商用運行を開始しました。
こうした中で、大和物流は、これまでの実証結果を踏まえて、T2の自動運転トラックが既存の運行と同等の輸送品質や安全性を担保できることを確認した上で、上記ユーザー5社に続いて、T2の自動運転トラックを利用するユーザーとして商用運行に参画することでT2と合意しました。
2026年1月より、実証と同様に、調達物流のスキームにT2の自動運転トラックを取り入れ、奈良県にある大和ハウス工業「奈良工場」から神奈川県にある大和物流「海老名物流センター」(自動運転区間(※6):久御山JCT(京都府)ー海老名JCT(神奈川県))の約450キロの区間で、大和ハウス工業向けの住宅用建材や設備などの輸送を開始し、定期運行化します。さらに、大和ハウス工業以外の既存取引先の輸送におけるT2の自動運転トラックの利用も検討していきます。

大和物流では、商用運行の実績などを踏まえて、T2が2027年から開始するレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの利用を見据えた準備を加速させることで、将来の物流危機に備えた新たな物流サービスの構築を目指していきます。

※1 各種荷物を全国の配送拠点に主要な輸送ネットワークを通じて効率的に運ぶこと
※2 本件に関するニュースリリース:https://t2.auto/news/2025/0701.pdf
※3 特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態(参照:国土交通省資料 https://www.mlit.go.jp/common/001226541.pdf)
※4 工場や施工現場で使用する資材等の貨物をサプライヤーの拠点へ購買側が自ら引き取りに行く物流の形態
※5 ドライバーの監視のもとに行われる特定条件下での高機能自動運転
※6 安全確保が必要な状況や料金所、工事区間などではドライバーが一時的に運転操作
【会社概要】
大和物流株式会社
本社所在地:大阪市西区阿波座一丁目5番16号
代表者:代表取締役社長 杉山 克博
設立日:1959年(昭和34年)8月29日
事業内容:貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、荷造梱包および解梱事業、工場・倉庫内の諸作業、倉庫業、産業廃棄物収集運搬業、建築工事業、電気工事業、宅地建物取引業、人材派遣業、売電事業、古物商
企業サイト:https://www.daiwabutsuryu.co.jp/
株式会社T2
本社所在地:東京都千代田区内幸町二丁目 2 番 3 号 日比谷国際ビル 1階
代表者:代表取締役CEO 熊部 雅友
設立日:2022年8月30日
事業内容:自動運転システムの開発、レベル 4 自動運転トラックによる幹線輸送サービス事業、幹線輸送に付随した関連サービス事業、その他関連サービス事業
企業サイト:https://t2.auto/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
