原作:辻真先、作画:池上遼一による幻の作品が雑誌連載時のオリジナルの形で初単行本化!
インプレスグループで料理・文芸関連の出版事業を展開する立東舎(所在地:東京都千代田区 発行人:古森 優)は、書籍『追跡者✕拳銃野郎』(著/池上遼一、原作/辻真先<『追跡者』>)を2019年1月18日に発売します。
1968年に『週刊少年キング』に29回にわたって掲載された『追跡者』(原作/辻真先)は、池上遼一の記念すべき週刊誌連載デビュー作。また辻真先にとっても、少年マンガの原作を初めて担った作品です。そんな貴重な本作ですが、原画散逸のためにこれまで単行本化されることはなく、一部のファンのみが存在を知る「幻の作品」となっていました。しかし随所に施されたマンガ的な表現技法の数々は素晴らしく、衝撃のラストまで一気に読ませるサスペンスフルな内容は、全く古びることのない魅力を放っています。池上自身も本作については、「マンガにも演出が必要だと教えられたのが辻真先先生の原作『追跡者』を描いた時。テレビアニメの脚本を書いていた辻先生は、原作に映像的演出を盛り込んでいました」と発言しています。
偽証で父を無実の罪に陥れた3人の男を追って秋田から上京した少年・峰三郎は、青年・南郷とその女友達・カオルに見守られ、さまざまな事件に巻き込まれながら敵を追い詰めていきます。さまざまな伏線が張られ、思いがけぬ展開を繰り返す中で、遂に明らかになる「黒幕」の正体とは?
今回は、その『追跡者』を掲載誌から丁寧にスキャンすることでついに初の単行本化、その全貌が実に50年ぶりにあらわになります。また、同年に『週刊少年キング』に掲載された短編『拳銃野郎』も収録し、50年前の池上ワールドを500ページ近い大ボリュームでお届けいたします。
書誌情報
書名:追跡者✕拳銃野郎
著者:池上遼一 原作:辻真先(『追跡者』)
定価:2,592円(本体2,400円+税)
仕様:四六版 /496ページ
発行:立東舎 / 発売リットーミュージック
商品情報ページ http://rittorsha.jp/items/18317418.html
辻 真先 Profile
1932年、愛知県生まれ。名古屋大学文学部卒業。NHKで番組制作・演出に携わった後に独立。『鉄腕アトム』、『ジャングル大帝』、『デビルマン』をはじめ、数多くのアニメ脚本を執筆し日本アニメを黎明期から支えてきた。ミステリー作家、旅行評論家、エッセイストとしても作品を発表。1981年、『アリスの国の殺人』で第35回日本推理作家協会賞受賞。2008年、第11回文化庁メディア芸術祭功労賞受賞。代表作に『名犬ルパンの名推理』、『あじあ号、吼えろ!』、『完全恋愛』などがある。『戦国獅子伝』(作画/横山光輝)、『沖田総司』(作画/石川 賢)など、マンガ原作も多く手掛けている。
池上遼一 Profile
1944年、福井県生まれ。1961年、貸本劇画誌「魔像」(日の丸文庫)に発表の『魔剣小太刀』でデビュー。1966年、「月刊漫画ガロ」に発表した『罪の意識』により水木しげるのアシスタントとなる。1968年、「週刊少年キング」に短編を発表後、『追跡者』(原作/辻 真先)を連載して独立。以降、雁屋 哲、小池一夫、武論尊(史村 翔)らと組んで話題作を次々と発表していく。2002年、『HEAT-灼熱―』(原作/武論尊)で第47回小学館漫画賞受賞。2005年4月より大阪芸術大学キャラクター造形学科教授に就任。代表作に『I・餓男』、『クライングフリーマン』(以上、原作/小池一夫)、『男組』(原作/雁屋 哲)、『サンクチュアリ』、『BEGIN』(以上、原作/史村 翔)など多数ある。
【立東舎】 http://rittorsha.jp/
立東舎は、料理、文芸、漫画他、さまざまな分野のポップカルチャーを紹介する出版活動を展開中。「料理の本棚」「乙女の本棚」などの好評シリーズの他、手塚治虫、谷ゆき子らの幻の漫画の復刻などで感度の高い読者の話題を集めている出版ブランドです。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/index.htm
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【本件に関するお問合せ先】
株式会社インプレスホールディングス 広報宣伝担当
Tel: 03-6837-5051 / E-mail: pr@rittor-music.co.jp
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