ジョン・カビラ、高島彩、斎藤工が語る、アカデミー賞の楽しみ方!

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WOWOWでは、映画界最大の祭典である「第86回アカデミー賞授賞式」の生中継を2月23日(現地時間2月22日)に放送する。その放送を前に、番組の案内役を務めるジョン・カビラ、高島彩、そしてレッドカーペット・ナビゲーターに就任した俳優の斎藤工に今回のアカデミー賞の見どころ、注目する作品、俳優などについて聞いた。

今回、作品賞にノミネートされた10本の中で、斎藤が注目するのはデイミアン・チャゼル監督の『セッション』だという。「『6才のボクが、大人になるまで。』の評価は高いと思いますが、個人的には、『セッション』を観たばかりなので印象が強いですね。ショックを受けました。『セルマ(原題)』が入ったのも今のアカデミー賞らしいですね」とコメント。
 一方、高島が注目するのは、4人の俳優たちが同じ役を12年間演じ続けたということでも話題を集めているリチャード・リンクレイター監督の『6才のボクが、大人になるまで。』。ゴールデン・グローブ賞で作品賞(ドラマ)を受賞した、このオスカーの本命作に、高島も「ノミネーション前から予想していたので、ノミネートされて本当にうれしいですね。大きな出来事があるわけではないのに、彼らの12年間をまるで親戚のように見守ることができる映画だと思います」とコメント。他にもベネディクト・カンバーバッチ主演の『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』にも注目しているとのことだ。続くカビラも「『6才のボクが、大人になるまで。』は確かに評価は高いですが、個人的には『グランド・ブダペスト・ホテル』のノミネートがうれしかったですね。メイキング映像を観ると、出演する俳優たちが監督をリスペクトしていることが分かる。マジカルな瞬間、ムービーマジックがある作品だと思います」と付け加えた。
 また、今回は長編アニメ映画賞に高畑勲監督の『かぐや姫の物語』がノミネートされているのも注目のポイントだ。高島も「筆で描いたようなやさしいタッチと、日本最古の物語とも言われる『竹取物語』がアニメとなり、それが世界で評価されるということは本当にうれしいこと。日本の文化への評価は高いんじゃないかなと感じましたね」と期待している様子。
 さらにカビラも「これまでのジブリ作品は、基本的にファンタジーベースの作品で、だからこそ国境を超えるということがありましたが、今回の『かぐや姫の物語』は、それこそ日本古来のストーリーが評価されたわけで。よくぞ国境を越えてくれたという気持ちです。アニメ制作のプロが投票して決まったノミネート作品なので、胸を張って、すごいぞニッポンと言えるような気がしています」と続けると、斎藤も「もちろん僕も『かぐや姫の物語』に取ってほしいという気持ちはあります。宮崎駿さんが名誉賞を取って、高畑勲さんが長編アニメ映画賞を取るという場面があるといいですね」とコメント。高島も「そのスピーチはぜひ見たいですね!」と笑顔を見せた。

 「生中継!第87回アカデミー賞授賞式」はWOWOWプライムにて、
2月23日(月)午前9:00[同時通訳]、夜9:00[字幕]を放送 。
http://www.wowow.co.jp/extra/academy/

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1984年12月