愛する我が子を殺したのは私ですか?「子育て」をテーマに圧倒的リアリティで描いた、椰月美智子さんの最新作『明日の食卓』8月31日(水)発売! 特設サイト本日オープン!

”一歩間違えたら、自分も同じだったかもしれない” どこにでもある家庭の「光と闇」を描いた、衝撃の物語。

株式会社KADOKAWA

株式会社KADOKAWAより、椰月(やづき)美智子著『明日の食卓』を8月31日(水)に発売いたします。
それぞれ静岡、神奈川、大阪で暮らし、「石橋」という名字を持つ3人の母親たち。何の関係もない彼女らに共通するのは、「ユウ」という名前の小学校三年生の息子を育てていること。幸せだったはずの家庭が、些細なことがきっかけで崩れはじめる。無意識に子どもに向いてしまう苛立ち。3つの石橋家の行き着く果ては……。
実際に小学生の男の子2人を持つ著者自身の体験を元に、我が子を愛おしく思う一方、孤軍奮闘しつつも追いつめられていく母親の姿が圧倒的なリアリティで描かれています。どの家庭でも日常の一歩先に起こりうる衝撃の結末に、思わず考えさせられるはずです。
★作品特設サイトもオープン!冒頭約40ページ分の試し読みや、作品の詳細、著者の作品に込めた思いなど、充実のコンテンツをご覧いただけます!http://www.kadokawa.co.jp/sp/ashitanoshokutaku/

キャプチャー:椰月美智子最新作『明日の食卓』カバーデザインキャプチャー:椰月美智子最新作『明日の食卓』カバーデザイン

~著者コメント~
「ラストを書きながら、涙があふれて仕方がなかったです」

何があっても子どもに暴力をふるってはいけないという世の中ですが、制御不可能な男児二人の子育てをしていると、どうしても手が出てしまうことがあります。もちろん、子どもに手をあげるのはいけないことですが、感情が先走ってしまうこともあると思うのです。そんなふうに感じたのが本作執筆のきっかけです。怒りの感情に任せて取り返しのつかないことになったとしても、時間は取り戻せません……。“一歩間違えたら、自分も同じだったかもしれない”と感じるお母さんも少なからずいると思います。私はまさにそうでした。ラストを書きながら、涙があふれて仕方がなかったです。
 
【宮下奈都さん(作家)も絶賛!!】
暴力の衝動は、きっと誰の中にも潜んでいる。そこから目を逸らさず書き切った、深い勇気を讃えたい。


【本読みのプロや読者からも感想コメントが続々到着!!】(抜粋)
ミステリーを読んでいる感覚で興奮が抑えきれませんでした。子育ての様子がリアルに迫ってきました。3人の母親の生き様に一喜一憂しました。壮絶な家族の物語に涙してください。
――大杉書店市川駅前本店 鈴木康之さん

3つの家族の幸せはどうやって崩壊していくのだろうと、急きたてられるように読みました。今この時代に子供を育てることの難しさ、そして辛さに、そっと寄り添ってくれる小説だと思います。
――紀伊國屋書店新宿本店 今井麻夕美さん

育児は孤独です。誰かの助けが必要です。本書が一人一人の心の中にある「優しさ」に光を灯してくれることを切に願っています。
――山下書店南行徳店 高橋佐和子さん

大丈夫、あなたはきっと大丈夫なんだとそっと手をさしのべてくれる(ラストに涙)。
誰にでも起こりうる“明日は我が身”の日常に、勇気と希望を与えてくれる一冊。
――戸田書店掛川西郷店 高木久直さん

二児の母である私は登場するどのママにも感情移入してしまい泣けてきました。今の日本の子育ての現実です。フィクションとはいえ、たくさんのお父さんお母さんの声だと感じました。
――ブックポート大和店 坂井真やさん

こんなにも共感した本は今までなかったかもしれません。たくさんの母親の気持ちを代弁してくれてありがとうございます。子育て頑張ります。
――翠子さん(20代女性・子1人)

女性にとって、子供というものの存在の大切さ・愛おしさを実生活で体験し、又これまでの作品で表現してきた作者の集大成的な本作はミステリーテイストも盛り込まれていて、最後にはハッとさせられる傑作である。
――トラキチさん(50代男性・子2人)

衝動的な行動、信じられない行動というのは簡単だけど、自分が絶対にしないとは言い切れないんだと思い、怖くなる。それでも強く生きていく家族の幸せを願わずにいられなかった。
――Mayさん(30代女性)
 
[『明日の食卓』について]
■内容紹介
これは試練なのだと思う。乗り越えてこそ、本当の家族になっていくのだ。

静岡在住・専業主婦の石橋あすみ36歳、夫・太一は東京に勤務するサラリーマン、息子・優8歳。神奈川在住・フリーライターの石橋留美子43歳、夫・豊はフリーカメラマン、息子・悠宇8歳。大阪在住・シングルマザーの石橋加奈30歳、離婚してアルバイトを掛け持ちする毎日、息子・勇8歳。それぞれが息子のユウを育てながら忙しい日々を送っていた。辛いことも多いけど、幸せな家庭のはずだった……。しかし、些細なことがきっかけで徐々にその生活が崩れていく。無意識に子どもに向いてしまう苛立ちと怒り。果たして3つの石橋家の行き着く果ては……。

■書誌情報
作品名:『明日の食卓』
著者名:椰月美智子
頁数:304頁 /  体裁:四六判上製
初出:「小説 野性時代」2015年11月号~2016年7月号
発行:株式会社KADOKAWA
★作品の詳細はこちらよりご覧いただけます!http://www.kadokawa.co.jp/sp/ashitanoshokutaku/

【単行本】
発売日:2016年8月31日(水)※地域によって発売日が前後する場合があります。
定価:本体1,600円+税
★電子書籍同時配信予定!※ストアによって配信日が異なる場合があります。

椰月美智子氏(撮影:ホンゴユウジ)椰月美智子氏(撮影:ホンゴユウジ)


【著者】
椰月美智子(やづき・みちこ)
1970年神奈川県生まれ。2002年『十二歳』で第42回講談社児童文学新人賞を受賞してデビュー。『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞、第23回坪田譲治文学賞を受賞。著書に『フリン』『るり姉』『消えてなくなっても』『伶也と』『14歳の水平線』『その青の、その先の、』などがある。

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会社概要

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区富士見二丁目13番3号
電話番号
-
代表者名
夏野剛
上場
東証プライム
資本金
406億円
設立
2014年10月