配偶者・パートナー関係 満足のカギは「個人の尊重」と「役割の柔軟性」満足層の割合は、60代で最も高く、次いで20代が高い
パートナーシップ調査2024
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)が運営する『リクルートブライダル総研』は、このたび「パートナーシップ調査2024」を行いました。より良いパートナーシップを築くためのヒントにしていただくべく、他の年代と比較して満足層の割合が高い60代の傾向を中心に抜粋してご報告いたします。※調査結果全体については下記リンクよりご覧ください。
https://souken.zexy.net/research_news/partner.html
調査トピックス
●既婚者全体で配偶者・パートナー関係の満足層の割合は60.3%。年代別に見ると、60代(63.5%)で最も高くなっており、次いで20代(62.8%)が高い。また、60代の71.9%が「配偶者・パートナーのことを信頼している」と答えており他の年代より高い。
●満足層の8割前後が「配偶者・パートナーとの考え方が違うのは当たり前だ」「結婚しても個人の人生を尊重すべきである」と回答。60代では他の年代より割合が高い。
●満足層および60代では「ある程度できていれば、家事は完璧でなくてもよい」「家事は自分と配偶者・パートナーで協力して行うものである」と回答した割合は7割以上。
●配偶者・パートナーとの良い関係が「人生の幸福度」「心の余裕」「生活の満足度」にプラスに影響すると答えた割合は、いずれも全体で72%台で、60代では75%台。「仕事のパフォーマンス」「仕事のモチベーション」「仕事の生産性」が上がると答えた割合は全体で5割以上。年代別に見ると、20代・30代で高い。
※本リリース内の「20代」は、「18歳~29歳」を指します。
ブライダル総研 所長の解説
夫婦やパートナー関係は、「二人で一つ」から「それぞれが自立し、尊重し合う関係」へ
夫婦やパートナー間での「対等な関係性」や「個人の尊重」は近年広がり、満足度と大きく関わっています。特に長年パートナーシップを構築しているであろう60代においても見られる特徴で、他の年代に比べ最も高くなっているのは興味深い点です。
家事や育児に対する柔軟な姿勢も同様で、パートナーとの関係を続けていく中で、多くの擦り合わせが行われてきた結果であり、関係性構築において重要な要素だと言えそうです。言い換えるとパートナー関係を良好にしていくには、相手を尊重しつつ、柔軟に役割を変え、自分たちらしいカタチを見つけていくことが大切で、それが早いタイミングからできればどの年代においても良い影響をもたらす可能性があると言えます。
また、パートナーとの良好な関係は、生活や仕事における多くの要素とも関係し、例えば、60代では「幸福度」「心の余裕」が、20代・30代では「仕事」や「子どもを持つ意向」への影響が相対的に高く、個人のウェルビーイングやさまざまな選択に大きな影響を与えるものになっています。
リクルート ブライダル総研所長 落合 歩
調査概要
【調査方法】 インターネットによるアンケート調査
【調査期間】 2024年2月16日(金)~2月22日(木)
【調査対象】 全国の「既婚者(法律婚・事実婚含む)」の18歳~69歳の男女
【回収サンプル数】3,100件
※本調査では、性・年代別に定数にてサンプルを回収し、集計の際に実際の性・年代別既婚者の人口構成に 合わせるために、サンプルに重み付けを行った(ウェイトバック集計)
詳細は下記リンクよりPDFをご覧ください
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20240723_marriage_01.pdf
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