伊予鉄道の郊外電車に乗って川・海・街のごみを拾おう!春の海ごみゼロウィークの一環で「電車deごみ拾いスタンプラリー」を開催しました!
2024年6月2日(日) 10時~15時
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
イベント概要
・開催概要:春の海ごみゼロウィークの一環として「交通」「観光」「まちづくり」の総合企業グループである伊予鉄グループの特別協力の元、親子で伊予鉄道の郊外電車に乗って行うごみ拾いスタンプラリーを開催しました。チェックポイントとなっている5つの駅は、それぞれ川・海・街の近くに設定されており、川・海・街にあるごみの違いや、海洋ごみの主な発生源は市街地であることを学ぶことを目的としました。
・日程:6月2日(日)10:00~15:00
・開催場所:伊予鉄道の郊外電車 梅津寺駅(海)、郡中港駅(海)、石手川公園駅(川)、横河原駅(川)、いよてつ髙島屋北側タクシー乗り場付近(街)
・参加人数:17家族 計49名
・協力団体:伊予鉄グループ
郊外電車に乗ってごみ拾いスタンプラリーに出発!
開会式会場となったいよてつ髙島屋7階キャッスルルームに集合したのは、17家族総勢49名の参加者の皆さん。イベントの趣旨や注意事項などガイダンスを受けた後、全員で記念写真を撮って早速ごみ拾いスタンプラリーに出発です。参加者が向かう先は、主催者が設定した清掃ポイントとなる5つの駅です。伊予鉄道の郊外電車は、市街地を中心にして河川や海岸近くの郊外に路線が展開されており、今回ポイントとなる5つの駅はそれぞれ川・海・街の近くに設定されています。参加者には、川・海・街でのごみ拾いを通して、それぞれで拾うごみの種類の違いや、海洋ごみの主な発生源は市街地であることを学んでもらうことを目的に設定しました。
河川・海岸・市街地のごみ拾いを通して気づいたことは…!?
イベントの制限時間は15時まで。それまでに、参加者は設定された5つのポイントのうち3か所以上でごみ拾いを行う必要があります。多くの参加者が最初にやってきたポイントは目の前に瀬戸内海が広がる海沿いの梅津寺駅です。駅から海岸までは徒歩1分の距離。参加者は、早速海岸に出て漂着したごみの回収を行いました。このポイントでは、ビニール系のプラスチックごみや発泡スチロールの破片、ビン缶などが多く見られ、可燃ごみ16キログラム、不燃ごみ3.8キログラムのおよそ20キログラムのごみを回収することができました。
また、市内中心部を流れる石手川沿いにある駅・石手川公園駅では、駅周辺の河川敷に広がる緑地公園を中心に、散乱したごみの回収を行いました。数日前に降った雨で、河川内にあったであろうごみの多くは下流部に流れていましたが、それでも草むらにひかかったごみや河川敷の公園内の茂みには、流域で発生した、もしくは公園利用者のものと見られる多くのごみがありました。このポイントでは、可燃ごみ15キログラム、不燃ごみ6.1キログラムのおよそ21キログラムのごみを回収することができました。
最後に参加者がごみ拾いを行ったのは、市内中心部に立地する商業施設・いよてつ髙島屋周辺です。このポイント周辺は、一見するとごみが少ないように見えましたが、排水溝に挟まったたばこの吸い殻や植え込みに放置されたプラスチック容器など可燃ごみ3.2キログラム、不燃ごみ2.5キログラムのおよそ6キログラムのごみを回収することができました。
参加者は、複数のポイントでのごみ拾いを通して、河川、海岸、市街地のそれぞれでごみの種類や量が違うことを、自身の自発的なごみ拾い活動を通して学んだようでした。
最終的に、5つのポイントで拾ったごみの総量は、可燃ごみ44.3キログラム、不燃ごみ19.8キログラムで合計64.1キログラムのごみを本イベントで回収することができました。
参加した子ども・保護者からの声
・電車に乗ってごみ拾いに出かけるのは初めてで楽しかった!(子ども)
・川のごみは、雨で流されていたが草むらにはごみが引っ掛かっているのを発見した。(子ども)
・一日で川と街中と海岸、3か所でごみ拾いを行ったのは初めてで新鮮だった。海には思っていたよりもごみが少なく、街中にはタバコやプラスチック容器などが多かった。(保護者)
・ごみ拾いをしたい気持ちがあるが処分に困るので今回のように各ポイントで回収してもらえるのは良かった。(保護者)
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 海と日本プロジェクトinえひめ
活動内容:愛媛県内の「海」を中心とした、食・文化・スポーツ・お祭り等の活動のムーブメント作りのための情報収集、イベント活動の広報を実施
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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