ギィ・ジル監督の長編第2作。映画『オー・パン・クペ』Blu-rayが12月2日(水)に発売決定!
現在をモノクロ、追想をカラーに置き換え、去ることでしか成立しえなかった愛と「失われた後の時間」を映し出した稀代の傑作『オー・パン・クペ』Blu-rayを2026年12月2日(水)に発売致します。

■“忘れ去られたヌーヴェルヴァーグの名匠”ギィ・ジル再発見──
ヌーヴェルヴァーグの静かな異端、 詩と記憶の映画作家。語られなかった青春、見過ごされた美しさ。
■本作は、脚本に強く心を打たれたマーシャ・メリルが、自ら製作会社を設立することで完成に至った。
ジャンヌを演じるメリルは、ジャン=リュック・ゴダール監督の『恋人のいる時間』(1964)で注目を集め、知性と感受性を併せ持つ存在感で、フランス映画界のミューズとして活躍してきた女優である。本作における彼女の演技は、感情を語るのではなく、沈黙や視線、立ち止まる時間そのものによって、愛の残響を体現している。
■本作が撮影された1960年代半ば、ギィ・ジルはすでに「忘れられつつある才能」だった。
アルジェリア生まれのジルは、幼少期から映画と文学に親しみ、短編『キスの斜面で(Au biseau des baisers)』(1959)で早くから独自の感性を示していた。その繊細で私的な映像詩は、ジャン=ピエール・メルヴィルの目に留まり、若きジルに長編への道を開くきっかけとなる。だが、23歳で完成させた長編デビュー作『海辺の恋』(1964)は、ロカルノ映画祭で批評家賞を受賞しながらも、ヌーヴェルヴァーグの華やかな潮流のなかで広く顧みられることはなかった。3年を費やし、ほぼ自主制作に近い形で完成させたこの自伝的作品は、若者の愛と不在、記憶と時間をめぐる主題を静かに提示したが、その繊細さゆえに、時代の喧騒に飲み込まれてしまったのである。
▼『オー・パン・クペ』Blu-ray 商品情報
【発売日】
2026年12月2日(水)
【価格】
5,500円(税込)
【映像特典】
・予告編
発売元:クレプスキュール フィルム
販売元:ハピネット・メディアマーケティング
© 1968 Machafilm
※商品の仕様は変更になる場合がございます。
▼『オー・パン・クペ』作品情報
【キャスト】
マーシャ・メリル(ジャンヌ役)
パトリック・ジョアネ(ジャン役)
【スタッフ】
監督・脚本:ギィ・ジル
撮影:ジャン=マルク・リペール、ウィリー・クラント
音楽:ジャン=ピエール・ストーラ
【ストーリー】
パリの片隅にある小さなカフェ「オー・パン・クペ」。
常連客の噂話が静かに流れる午後、ジャンヌは一人、恋人ジャンを待っている。そこで待つジャンヌの時間は、すでに過去と現在の境界を失っていた。彼女が思い返すのは、かつて深く愛した青年ジャンのこと──しかし彼はもうこの世界にはいないのだ。
それでも彼の存在は消え去ることなく、ジャンヌの記憶の中で、亡霊のように、あるいは光の反射のように、繰り返し立ち現れるのだった…。




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