1,000人以上の来場を記録!「はばたけ!アイドルフェス」初の2DAYサーキットライブを開催。YATAIフェスステージには“KAWAII LAB.”が登場!
イベントの模様は、10月7日(水)以降のテレビ大阪『はばたけ!アイドルフェス』(水曜 深夜1時15分放送)で順次放送!
テレビ大阪が主催するアイドルイベント『はばたけ!アイドルフェス秋の陣』が2026年9月21日・22日に行われた。

同イベントは1月に初開催。テレビ局主催とあり、イベント中はライブだけではなくバラエティ企画が毎回盛り込まれ、さらに3月からは地上波番組『はばたけ!アイドルフェス』(毎週水曜深夜放送/以下「はばフェス」)と連動し、ライブの模様などを放送している。


関西でもテレビ局がアイドルイベントを手がけることはあるが、「はばフェス」のように定期的に続くケースは極めて異例だ。テレビ大阪本社局内にステージを構え、舞台進行には同局のベテラン・福谷清志アナウンサーを起用するなど、テレビ局ならではの布陣でイベントを支えている。
さらに今回の『はばたけ!アイドルフェス秋の陣』は、大阪城公園で開かれた『テレビ大阪YATAIフェス!2026 supported by サントリー生ビール』(大阪城公園)のプログラムとして組み込まれた。ちなみに『YATAIフェス』は2015年よりシルバーウィーク期間に開催され、関西最大級のグルメとエンタメの祭典として知られている。

ライブは、テレビ大阪本社「はばフェスステージ」と大阪城公園「YATAIフェス!ステージ」の2会場を巡るサーキット形式に。アイドルイベントの枠を越えたこの広がりからも、テレビ大阪が「はばフェス」に……いや、関西のアイドル文化の発展に賭ける熱量の大きさがうかがえる。

出演したのは、関西はもちろん、東京、名古屋、金沢、岡山など各地のアイドルグループ。2日間で総勢40組が登場した。そんな『はばたけ!アイドルフェス秋の陣』のライブでもっとも印象に残ったグループが、東京を拠点に活動しているKAWAII LAB. MATES(22日出演)だ。同グループは、FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE、CUTIE STREETらを擁するアイドルプロジェクト『KAWAII LAB.』に所属し、デビューを目指すメンバーで構成されたグループだ。今回の『はばたけ!アイドルフェス秋の陣』でのステージが大阪での初ライブとあり、「YATAIフェス!ステージ」には多くのファンが詰めかけた。

熱気あふれる中、FRUITS ZIPPERの「ぴゅあいんざわーるど」や「完璧主義で☆」などをカバーしたほか、グループ初のオリジナル曲「わたしの進路が決まったら2025」も披露。観客も一緒に歌い踊るなどして、一体感を生んだ。
KAWAII LAB. MATESを見ていて惹かれたのが、歌詞を表情でも伝える力だ。たとえば「ぴゅあいんざわーるど」の<超超絶好調!時には少々絶望よ?>という歌詞パートでは、絶好調な表情から一転して絶望の顔つきへとコミカルに切り替えるなどして楽しませた。SWEET STEADYのカバー「カワイイコレクション」でも、<つまずいたなら笑いましょ!>の歌詞パートで浮かべたとびっきりの笑顔は、私たち観客をも元気づけた。そのように、歌詞に合わせて一喜一憂するリアクションによって、楽曲の情景がより鮮明になっていた。
また、ライブ中は『YATAIフェス』の来場者も「カワラボのグループだって!」と足を止め、ライブを鑑賞する様子が見られた。若者だけではなく、ちびっ子たちもKAWAII LAB. MATESのパフォーマンスに見入っており、あらためてKAWAII LAB.が世代を越えて浸透していることを実感する光景だった。

tune time capsule(21日出演)も、今後が楽しみな存在だ。大阪を拠点に5月にデビューしたばかりの同グループだが、まだ何ものにも染まっていないような透明感に目を奪われた。良質な楽曲を自分たちのものにしようとする姿勢も感じられる。一方で、かわいらしいイメージかと思いきや、メンバーが観客を熱く煽る場面もあり、ステージではアグレッシブな一面ものぞかせた。求められていること以上のものを見せようとする意欲があり、「はばフェス」を通して彼女たちの成長物語を見たいと思えた。

愛知県を拠点に「絵本の世界から貴方に会いにやってきた!」というコンセプトで活動するキミの主人公(22日出演)は、様々な物語の主人公を思わせる個々の衣装がステージ映えしていた。荘厳なサウンドにポップな要素が織り交ぜられた楽曲や、ライブのことを「ページ」と呼ぶなど、オリジナリティーにあふれていた。

「はばフェス」でお馴染みのグループ対抗企画も21日の「はばフェスステージ」で行われた。歌やダンスだけでは分からないアイドルのタレント性を発見できる、この時間。今回も「かわいい」にちなんだ対決が繰り広げられたが、おもしろい存在だったのが大阪拠点のNEO BREAKの綾崎愛莉果だ。
かわいい一言で競い合う「わたしのいちばんカワイイ♡セリフ」では、共演者たちがマイクを使ってキュートなセリフを口にして観客から歓声が上がる中、綾崎は「声の大きさが売りなので」とマイクなしの地声で挑戦。その時点でかわいらしさより豪快さが勝っており、肝心のかわいいセリフでは「あっ、今よそ見してたやろ!愛莉果だけ見ないと泣いちゃうで」とコテコテの関西弁で声を張り上げると、客席から笑い声が起きた。
加えてNEO BREAKの他のメンバーから「(綾崎は)特典会でも声が大きい。うるさすぎるから、横はやめてほしい」と“苦情エピソード”まで明かされた。バラエティ番組には「とりあえず大声を出しておけばおもしろくなる」という、ある種のセオリーがある。その点で綾崎はかなりバラエティ向きであると感じた。

この企画コーナーでは各グループのメンバーの特技なども紹介されるが、そこで目立ったのが東京を拠点とするラフティア・日向さきなだ。変顔が得意という日向は、福谷アナに促されると何の躊躇もなく表情を大きく歪ませた。福谷アナも思わず「(テレビに)映して大丈夫とは思えない顔(笑)」と驚いたが、その度胸にタレント力の強さを感じた。同じく度胸があったのが、tune time capsuleの一ノ瀬てあ。「モノマネが特技」ということで、披露したのがベテラン俳優・平泉成さんのモノマネ。渋いネタのチョイスも含め、アイドルらしさに収まらないチャレンジ精神を発揮した。

こうした新進気鋭のアイドルたちが、今後どのようにメディアからフックアップされていくのかにも注目したい。「はばフェス」がそのきっかけとなり、関西のアイドルシーンから“テレビ大阪発”とも言える新たなスターが誕生することを期待したい。
そして今回の「秋の陣」であらためて振り返りたいのが、『YATAIフェス』との連動性だ。「YATAIフェス!ステージ」ではアイドルを目当てに訪れたわけではない幅広い層の来場者にも、パフォーマンスを見てもらう機会が生まれた。そこで偶然目にしたグループやメンバーが気になり、次は曲を聴いたり、ライブへ足を運んだりする人が現れるかもしれない。
ライブでは楽曲やパフォーマンスの魅力を伝え、企画コーナーでは歌やダンスだけでは分からない個々のタレント性を引き出す。そして地上波番組を通じて、それぞれのグループやメンバーの存在をさらに多くの人へ届ける。「はばフェス」は始まって1年にも満たないが、関西のアイドルシーンに新しい流れを生み出す場所になりつつある。テレビ大阪がこのイベントをどこまで育て、どんな影響を与えていくのか。これからがますます楽しみになった。
本レポートライター:田辺ユウキ(芸能ライター)
大阪を拠点に芸能ライターとして活動。Yahoo!ニュース エキスパートでは「お笑い」「バラエティ」関連について独自の視点で取材・分析記事を書いています。マスコミ業界歴は23年で取材数は3千本以上。これまでの主な執筆実績は、文春オンライン、週刊新潮、集英社オンライン、サイゾーオンライン、週刊女性PRIME、Lmaga.jp、ぴあ関西版WEB、SPICE、RealSound、関西テレビ、テレビ大阪、大阪芸術大学オフィシャル、KEP ONLINEなど50媒体以上。映画・ドラマ・音楽・演劇のオフィシャルライターも多数担当。
公式情報
公式HP:https://www.tv-osaka.co.jp/sp/idolfes_2026/
TVer配信:https://tver.jp/series/srwuzykz3k
~過去放送回も配信中~
公式X(旧Twitter):https://x.com/tv_osaka_idol
公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@idol_tvo
公式ハッシュタグ: #はばフェス
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