宮城県南三陸町の民話をアニメ化した作品「神割り岩」が京都アニものづくりアワード2024「地方創生部門」にノミネート!
「京都アニものづくりアワード」は企業や法人、団体によるアニメ・マンガ・キャラクター等を活用した商品・サービス・広告・プロモーションを表彰するアワードで、今年で7回目の開催となります。
今回ノミネートされた民話アニメーション「神割り岩」は、当協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」の一環として2023年度に制作したものです。このプロジェクトは、日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「思い」「警鐘」「教訓」を親しみやすいアニメーションにし、次の世代を担う子どもたちやさらに未来へ語り継いでいく取り組みで、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
▼海ノ民話のまちプロジェクト 公式サイト
https://uminominwa.jp/
京都アニものづくりアワード2024のグランプリおよび各部門の入賞発表、および授賞式は9月21日(土)に京都で開催される「京都国際マンガ・アニメフェア2024(京まふ)」にて行われる予定です。
▼京都国際マンガ・アニメフェア2024 公式サイト
https://kyomaf.kyoto/stage/messe_stage/#stageModal-eventname01-06
■宮城県南三陸町の海ノ民話「神割り岩」の紹介
<物語のあらすじ>
昔、喧嘩ばかりしている2つの村の境に、大きなクジラが打ち上がった。村人たちがクジラをめぐって三日三晩争っていると、やがて大きな雷が落ち、岬の岩が真っ二つに割れた。人々は、神様がいさかいの仲裁をしたのであろうと理解し、争いをやめてクジラを仲良く分けたという。
▼南三陸町の海ノ民話「神割り岩」はこちらから詳細をご覧いただけます。
https://uminominwa.jp/animation/45/
<制作過程における地域との連携>
南三陸町 佐藤町長を中心とした実行委員会を設立し、伝承の内容をどのようにアニメに落とし込むかを話し合い、シナリオを決定。その後、アニメ監督による現地でのロケハンをもとに、神様が割ったという岬の岩や、岩の裂け目から昇る日の出をアニメ内で神々しく表現しました。
<南三陸町での民話アニメの活用>
完成したアニメは、南三陸町の施設、商業店舗、教育機関等で上映されたほか、地元の菓子店「菓房 山清」からコラボ菓子「海塩サブレ 神割岩DEなかよしこよし」が販売されるなど、南三陸町に語り継がれてきた歴史、魅力、教訓の幅広い発信に活用いただいています。コラボ菓子の詳細は下記ページからご覧いただけます。
▼「菓房 山清」オンラインストア
https://www.kabo-yamasei.com/onlinestore/menu/kamiwariiwa_top.html
<団体概要>
一般社団法人日本昔ばなし協会
一般社団法人日本昔ばなし協会は、各地の昔ばなしの発掘と伝承、人材の育成、情報の共有と提供及び地域社会への貢献活動を行い、伝統文化の振興と社会教育を推進しています。また、地域の活性化、地方創生を目的とし、その目的に資するための事業を行っています。
https://www.nippon-mukashibanashi.or.jp/
海ノ民話のまちプロジェクト
「海ノ民話のまちプロジェクト」は、海と深く関わりを持つ日本という国の「海との関わり」と「地域の誇り」を、子供たちに伝え語り継ぐプロジェクトです。日本中に残された海にまつわる「民話」「伝承」を選定し、次の世代を担う子供たちから、さらに次の世代へと語り継ぐ機運醸成を図ります。この活動を多くの方に知っていただき、「海」との関わりを考える機会にしていただくために活動しています。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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