捨てる服はもういらない、と思うあなたに ── オーダーメイドの服づくりが信頼を集めるブランド“MIKAKO NAKAMURA(ミカコ ナカムラ)”のデザイナー、中村三加子さん初の著書を小学館より発売!
素材もデザインも使い捨てにならない、長く愛される服づくりを20年来続けるブランド“MIKAKO NAKAMURA(ミカコ ナカムラ)”。サステナビリティが求められる今の時代にふさわしい服づくりの秘密を、初めて語り明かす本を小学館より刊行しました。
セミオーダーが主体のブランド“MIKAKO NAKAMURA(ミカコ ナカムラ)”は、美しい服をつくりたいという、デザイナー・中村三加子さんの強い思いから、2004年に誕生しました。
上質な素材で仕立てる、流行を超越したシンプルな服は、着る人の個性を際立たせ、体型に合うだけでなく、ライフスタイルにも寄り添います。また、オーダーがあってはじめてつくられる服は、一着ずつひとりの職人が仕上げています。大量につくられ、だれもそでを通さぬままに捨てられる服があるなかで、長く愛されるために生まれる、幸福な服と言えるでしょう。本書では、デザイナーとして40年以上活躍する中村三加子さんのセンスと経験を踏まえた、独自の服づくり、デザイン哲学やファッションに対する熱い思いが語られます。
ブランド創設以来20年変わらぬ服づくりの姿勢を、全4章でひもときます。
第1章「本当に美しいもの」とはなんでしょう。すべてはそこから始まります
デザインのインスピレーションを受けるという自然の美しさをはじめ、中村三加子さんが大切にしている美しいものを通して、日常のなかで見つめ直したい“美”をご紹介します。
第2章 長く愛される服づくり── 原点は素材です
さながら江戸前寿司の職人のように、見えないところに手間と時間をかけて、上質な素材を最上の服として届けたいと語る中村三加子さん。その服づくりを支える匠の技に迫ります。
第3章 主役はあなた。服でもデザイナーでも、ブランドでもありません
中村三加子さんが共感を覚えたのは、長く愛され、住み続けられることが前提となる、住宅を手がける建築家の考え方。住まう人に心地よく、住み続けることで完成していく住宅のように、着る人が主役になるシンプルな服づくりを目指しています。シンプルな服だからこそにじみ出る、個性とその演出法について語ります。
第4章 大切に、長く……愛着がもてる服と生涯のおつきあい
服を大切に、愛情をもって長く着る、そしていつか同じように大切にしてくれる人に譲る。今こそ求められる服とのつきあい方について、中村三加子さんが育んだ思いを伝えます。
より少なく、よりよい服を、より長く着たい――そう思う人が増えています。服とのつきあい方を考えたい、変えたいと思う人へのひとつのヒントが、この本で見つかるでしょう。
『美しい服 MIKAKO NAKAMURA 長く愛される価値ある本物』
著:中村三加子
定価:2,200円(税込)四六判 128頁
2024年10月29日発売 小学館
ISBN978-4-09-311575-9
https://www.shogakukan.co.jp/books/09311575
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