子どものゲーム・市販薬・エナドリ依存への正しい対処法を解説『「うちの子、依存症?」 と気になったら知りたいことが全部のってる本』7月29日発売
【精神科医・松本俊彦 監修】「スマホを没収」「頭ごなしに叱る」は逆効果!子どもの"生きづらさ"に寄り添う対応法をマンガと図解で解説!

株式会社主婦の友社は、2026年7月29日(水)に、現代の子どもたちを取り巻く依存問題(ゲーム・スマホ・市販薬・エナジードリンクなど)について、その背景や親の対応法を網羅した実用書『「うちの子、依存症?」と気になったら知りたいことが全部のってる本』(https://www.amazon.co.jp/dp/4074632896)を発売いたします。
本書は、子どもの"ハマりすぎ"に焦る保護者に向けて、避けるべきNG行動や具体的な対話のコツを、豊富なマンガと図解で解説した一冊です。
■なぜ今、10代の間で「ゲーム」「エナジードリンク」「市販薬」へのハマりすぎが急増しているのか?
親世代の子ども時代と比べ、現在の子どもたちを取り巻く「依存の対象」は身近で手軽なものへと大きく変化しています。
オンラインゲームやスマホへの没入はもちろんのこと、特に注意が必要なのが「エナジードリンク(カフェイン)」と「市販薬」の過剰摂取です。 勉強や部活を頑張るためにエナジードリンクを飲む子どもが増えていますが、カフェインは疲労をごまかしているだけで、効果が切れると一気に疲労が押し寄せる「元気の前借り」にすぎません。本書では「16歳まではエナジードリンクと距離を置く」ことをおすすめしています。

また、ドラッグストアで買えるかぜ薬などを大量摂取する「オーバードーズ(OD)」も深刻化していて、2024年の調査では、依存症などで治療を受けた10代が使っていた薬物の71.5%が市販薬でした。
現代の深い依存の背景には、かつてのような「不良文化」ではなく、学校での人間関係や家庭内の問題など、真面目でSOSを出せない子どもたちの「生きづらさ」が隠れているのです。

■ゲームやスマホを取り上げるのは逆効果? 親が陥りがちなNGな対応とは
子どもがゲームやスマホに没頭していると、親はつい「いいかげんにやめなさい!」と激しく叱責したり、無理やり取り上げたりしがちです。しかし、生きづらさを抱えている子どもにとって、依存対象は日々をどうにか歩くために必要な「杖」のようなもの。いきなり奪うことは、根本的な解決にならないばかりか、事態をさらに悪化させます。
【親がついやってしまうNG対応と、その裏で起こる影響】

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NG対応 |
子どもに与える影響 |
|---|---|
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「すぐにやめなさい!」 ➡ 激しく怒って奪いとる |
親の感情の変化を恐れて、隠れて使用したり、ウソをついたりするようになる |
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「私の育て方が悪かったんだ」 ➡ 親自身が自分を責める、悲嘆する |
親にこれ以上負担をかけまいと、悩みを隠すようになる |
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「どうせ関心を引きたいだけ」 ➡ 過小評価する |
「自分は愛されていない」という失望感を与え、心の傷を深める |

■子どもが心を開く!依存の専門家がすすめる対話術「PIUS(ピウス)」とは?
「ダメ。ゼッタイ」と禁止するだけでは、子どもは変わりません。必要なのは、子どもが安心して"やめられない" "つらい"と親に言える関係性を作ること。本書では、依存症治療の家族向けプログラム「CRAFT(クラフト)」で採用されている、今日から使える親のコミュニケーション術「PIUS(ピウス)」をわかりやすく解説しています。
【子どもを孤立させない対話術≪PIUS≫ 】

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キーワード |
意味 |
対話のコツと声かけ例 |
|---|---|---|
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Positive |
ポジティブ |
依存行動をしていない時に「穏やかでいい顔してるよ」「やめられているね」など、肯定的に声をかけ、本人の努力を応援する |
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I message |
アイメッセージ |
「(あなたは)なぜやめられないの?」ではなく「(私は)あなたのことが心配なんだ」と、主語を一人称にする |
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Understanding |
寄り添う |
ハマっていることへの「良い・悪い」のジャッジはせず、「ゲームってやめられないようにできているんだよな」など、ハマることに一定の理解を示す |
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Share |
分け合う |
「気づけなくてごめんね」「私にできることはないかな?」など、子どもが抱えている生きづらさに対して責任の一部を担い、味方になる |

■「かまってちゃん」ではない? リストカットの背景にある真実
本書では、10代に増えている「リストカット」についても言及しています。自傷行為は、大人の気を引くためのアピール(かまってちゃん)ではなく、「死にたいほどの心の痛み」を「体の痛み」に置き換えて、なんとか今日を生き延びようとする切実な自己治療のサインです。
そのほか、本書では「友人・恋人(人間関係)」「推し活」「美容」「大麻」など、現代の子どもたちによくみられる依存対象の特徴や背景の心理、対処法を丁寧に解説しています。

有名な依存症研究「ラットパーク実験(楽園ネズミと監獄ネズミ)」が示す通り、孤独でストレスフルな環境こそが依存を重症化させます。親が正しい知識を持ち、家庭を安心して身を置ける場所に近づけることが、最大の予防と回復への道なのです。

■目次
1章: 「早くやめさせなきゃ!」とあせる前に まず知っておきたいこと
2章: ゲーム、カフェイン、市販薬…etc. 子どもの「依存対象」と対処法
3章: 「生きづらさ」の正体とは? 見落とされがちな要因
4章: 親も味方を見つけよう! コミュニケーション法と相談先
■監修者プロフィール

松本 俊彦(まつもと・としひこ)
精神科医。国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長。1993年佐賀医科大学卒。横浜市立大学医学部附属病院精神科、国立精神・神経センター精神保健研究所司法精神医学研究部、同研究所自殺予防総合対策センターなどを経て、2015年より現職。近著に『世界一やさしい依存症入門 やめられないのは誰かのせい?』(河出書房新社)、『身近な薬物のはなし タバコ・カフェイン・酒・くすり』(岩波書店)、『オーバードーズする子どもたち なぜ、「助けて」が言えないのか?』(合同出版)など。
■書誌情報

書名:「うちの子、依存症?」と気になったら知りたいことが全部のってる本
監修:松本俊彦
マンガ・イラスト:ナカニシヒカル
定価:1760円(税込)
発売日:2026年7月29日(水)
判型・ページ数:A5判・192ページ
ISBN:978-4-07-463289-6
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4074632896
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/18696913/
※電子書籍も同時発売
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