テクノストラクチャー専用のトラス系屋根フレーム構造「テクノビームトラス」を開発
パナソニックESテクノストラクチャー株式会社(以下、パナソニックESテクノストラクチャー)は、非住宅分野での設計対応力向上のため、テクノストラクチャー工法専用のトラス系屋根フレーム構造(※1)「テクノビームトラス」を新たに開発し、2018年1月5日より設計対応を開始します。これにより平屋の最大スパンが従来の10 mから15 m(※2)に伸び、商業施設などで、中間に柱のない、より見通しの良い大空間の実現が可能になります。
耐震性に優れた木造工法「テクノストラクチャー」は、独自の木と鉄の複合梁「テクノビーム」と高度な構造計算により、従来の木造建築では実現することの難しかった大空間や斬新な外観デザインが実現可能な工法です。近年、大規模建築物の木造化が国により推進されていることを背景に、木造でありながら鉄骨造に引けをとらない強度と機能性を併せ持つことが評価され、店舗や高齢者施設などの非住宅分野でも需要が高まっています。大規模建築物(※3)に対応する部材も充実し、天井高さも最大4 m(※4)まで対応が可能。木造でありながら、店舗や施設で必要とされる広い空間を実現できます。
今回開発した「テクノビームトラス」は、中間に柱を設置せずに最大15 mの大空間を実現できる構造部材です。スーパーやドラッグストアに代表される商業施設など、非住宅を中心とした平屋の建物への対応力がさらに向上します。また、中間に柱のない無柱空間は、将来の間取り変更にも柔軟に対応します。さらに、高い機能性とコスト面での優位性を併せ持つことで、鉄骨造からの切り替えも検討しやすくなります。「テクノビームトラス」は第三者機関による構造評定を取得しているため、時間のかかる非住宅の確認申請を効率的に行うことが可能になります。
パナソニックESテクノストラクチャーは、今回開発した「テクノビームトラス」などの部材を活用し、非住宅分野で高まる木造大規模建築物のニーズに応えていきます。
<特長>
1. 最大スパン15 mの大空間に、中間の柱なしで対応可能
2. 大空間が必要な非住宅(スーパー・ドラッグストアなど)への対応力が向上
3. 第三者機関による構造評定を取得しているため、時間のかかる確認申請の効率化が可能
【品名】テクノビームトラス
【対応スパン】7.28 m~15 m
【対応階数/屋根形状/勾配】平屋/切妻/2~4.5寸(0.5寸刻み)(※5)
【対応開始日】2018年1月5日
【対応地域】離島を除く全国(※6)
※1 トラス構造とは、直線的な部材で構成される三角形を単位とした構造骨組の一種で、かかる力を外周柱(端部の柱)に伝える構造です。
※2 芯々寸法(柱の中央から、柱の中央までの寸法)。プランや地域によって対応できない場合があります。
※3 テクノストラクチャー工法では延床面積1,500平方メートル以下の建物に対応可能です。1,500平方メートルを超える建物は分割して構造計算をして対応できます。
※4 平屋の場合。床下空間、天井懐の設定によって最大寸法は異なります。
※5 積雪荷重によって、勾配に制限がある場合があります。
※6 テクノストラクチャー工法の建物を建てることができるのは、離島など一部地域を除く地域です。
【お問い合わせ先】
パナソニック株式会社 エコソリューションズ社 ハウジングシステム事業部 住宅システム事業推進部
電話:06-6908-1131(代表 受付9:00~17:30)
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース] テクノストラクチャー専用のトラス系屋根フレーム構造「テクノビームトラス」を開発(2017年12月25日)
http://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/12/jn171225-1/jn171225-1.html
<関連情報>
・パナソニックESテクノストラクチャー株式会社
https://panasonic.co.jp/es/pestst/
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