2000万PV超の大反響！　ネットでニュースで「1分で泣ける」と評判の『柴ばあと豆柴太』2巻が緊急発売！

東日本大震災から9年。東北の架空の港町・福音浜を舞台に、娘と孫を失った柴ばあと、3月11日に出会った豆柴太との、静かでおいしいものに囲まれた日々を描く『柴ばあと豆柴太②』が12月9日に緊急発売された。

本作は、お弁当屋さんを営む頑固なおばあさん・柴ばあと、元気いっぱいで町のみんなが大好きな豆柴犬・豆柴太の一人と一匹の日々を描いた感動作。
Twitterで話題になり「1分で泣ける」と大反響を呼んだ４ｐや、東北に生きる人々の「前を向く日々を描いたストーリー」に加え、くすっと笑える4コマなど、コミックスならではの多彩な読み味が楽しめる。

9月に発売された1巻はたちまち重版がかかるヒットとなり、新聞・テレビ等で「今、なぜ東日本大震災なのか？」「震災を自分ごとに」と大きく取り上げられた。

著者のヤマモトヨウコさんは、本作が初連載作。夫の転勤で初めて訪れた東北で、まだ震災が「終わったこと」ではないことを知り、そこに生きる人々の「前へ前へ」という気持ちをテーマにしたいと思ったという。
東北出身でない自分が「震災」を描いてよいか、とても悩んだそうだが、1巻発売で東北の方々からたくさんの反響をもらい、描き続ける勇気をもらった中での2巻発売となった。
 

東北を中心に大反響！　テレビ・新聞でも取り上げられた

「大事な人がそばにいる大事さを感じました」（3歳息子の母）
「いまだに震災を思い出して震えることがあります。日本中が東北を忘れないでほしい」（宮城県在住・男性）
「コロナの中だからこそ、人々のきずなの確かさが胸にしみました」（20代女性）
「普段マンガを読まないのですが、テレビのニュースで見て買いました。いい作品です」（40代男性）
など、1巻には大きな反響が返ってきている。

今回の２巻では、行方不明の娘を探す柴ばあにある「残酷な診断」がくだされる。65歳以上の7人に1人がかかる、その病気が、家族を探す柴ばあの前にたちはだかったとき、柴ばあの決断は……？

命を救いきれなかった後悔に悩む消防士、夫を失い義母と暮らす女教師、そして秘密をかかえる女子高生……など、それぞれの痛みを抱えながら、日々を過ごす町の人々も重要な登場人物だ。

魅力的なキャラクターがいっぱい

まっすぐな目で、町の人々のために東奔西走する小さな命・豆柴太に救われる第２巻。東北のおいしいものもたくさん紹介される。
読むだけで豆柴犬と暮らしたくなる、今一番あたたかいコミックス。

東日本大震災10年の節目を前に、今の東北の前を向く力を感じてみては？

【内容紹介】
「ボク、豆柴太。ボクは東北の港町で、お弁当屋を営む柴ばあと、二人で暮らしてる。この町では、たくさんのひとが、何かを背負って生きているんだ……。大地が揺れて、大きな波がやってきたあの日、ボクと柴ばあは出会った……」
死者1万5899人、行方不明者2529人、国内最大級の被害をもたらした東日本大震災からもうすぐ10年。悲しみを背負いながら、ゆっくり確実に日々を生きる人々を、豆柴犬の目線から、あたたかく切なく描く第2巻。

前を向きながらも、時々訪れる、心の痛み……。みんなの心にすんでいる大切なひとに、「大好物」を届けたいと思った豆柴犬の豆柴太は、思いもかけない行動に!?
家族を失い、自分が絶対に見つけてみせると信じる柴ばあに、くだされた悲しい診断とは……?

豆柴太は柴ばあが大好き

豆柴太の命名秘話や、心の痛みをかかえる女子高生のせつない「初恋」を描く大反響の4pも多数収録!

「あたたかさに涙する」とネットで超話題。ストーリーと4pと4コマで構成される新しい形の単行本。
社会が大きく変わっている今だから胸にせまる「日常は永遠じゃない……今こそ読むべき再生の物語」。

・ストーリー 4話
・Twitterで話題の4p 4本
・かわいい4コマ
・描き下ろし

ふたりのなかよしぶりは4コマでも

【著者紹介】
ヤマモトヨウコ
京都出身。夫の転勤ではじめて東北に住み始めた。東日本大震災の慰霊碑に刻まれた名前の多さ、津波の写真にショックを受け、本作を描き始める。「東北の方々のあたたかさに、描く勇気をもらっています」。

【書誌情報】
書名：『柴ばあと豆柴太　２』
著：ヤマモトヨウコ
定価：本体980円（税別）
発売日: 2020/12/9
ISBN978-4065218853
出版社：講談社