【JAF愛媛】愛媛県内のロードサービス 2010年~2019年の傾向について
2010年代にどのような内容のロードサービスが増減したのか?
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)愛媛支部(支部長 岡 豊)は、2010年代(2010年~2019年)に実施したロードサービスの件数から傾向をまとめました。交通事故やトラブルを未然に防ぐために、自動車ユーザーに対して安全と安心の支えとなるサービスを提供して、交通安全のための事業活動を積極的に推進しています。
- 交通事故とそれに伴うロードサービスが減少している
2010年から2019年の10年間において、JAF愛媛支部が実施した「交通事故によるロードサービス件数」を分析したところ、約45%減少していたことが判りました。右軸(線グラフ)は、愛媛県内における交通事故件数です。(出典:愛媛県警察「交通年鑑」)
- 交通安全のための事業活動としてセーフティ・サポートカー講習会を実施
政府は、セーフティ・サポートカー(以下、サポカー)機能の普及を啓発することにより交通事故抑止を図っています。JAF愛媛支部は、2018年5月に愛媛県警察・自販連愛媛県支部の三者間で締結した「安全運転サポート車の普及啓発等に関する協定」に基づき、締結後からこれまで17回・599人に向けてサポカー講習会を実施いたしました。今後も交通事故防止を目的に、愛媛県内各地でサポカー講習会を実施して、機能の普及を図ります。
- タイヤ関係のロードサービスが占める割合が上昇している
2010年から2019年の10年間において、JAF愛媛支部が実施した「タイヤ関係のトラブルによるロードサービス件数」をまとめたところ、約38%増加していたことが判りました。ロードサービス件数の全体に占める割合も10年間で約8ポイント上昇していました。
現在、スペアタイヤを標準で搭載していない車が主流になっています。スペアタイヤの代わりに「タイヤパンク応急修理キット(写真)」が搭載されていますが、現地で修理できない状態(側面の裂傷や破裂など)の場合、修理できる場所まで「搬送する」という解決策を取らざるをえないことから、ユーザー自身によるその場でのトラブル解決が難しくなっています。
JAF愛媛支部では、ユーザーの代わりにタイヤの応急修理を実施していることに加えて、スペアタイヤを搭載していない車のユーザーに向けて「マルチホイール(写真)」を貸し出しています。これをパンクしたタイヤと入れ替えることによって、ユーザーは走行を続けることができます。
タイヤは、車の「走る・曲がる・止まる」という特性に直結している部品です。タイヤの溝の深さ・空気圧・状態(ひび割れ等)が正常であるか、日常点検と定期交換を呼びかけています。
- JAF愛媛支部ホームページで各種データを公開
https://jaf.or.jp/common/local/shikoku/ehime
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