動物用感染症診断の市場規模、2026年に26億米ドル到達予測

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株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「動物感染症診断の世界市場 - 2026年までの予測:技術別 (免疫診断、分子診断) 、動物別 (コンパニオンアニマル、食料生産動物) 、エンドユーザー別(リファレンスラボ、病院、クリニック、大学)」(MarketsandMarkets)の販売を2月28日より開始いたしました。

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動物用感染症診断の市場規模は、2021年の17億米ドルからCAGR9.0%で成長し、2026年には26億米ドルに達すると予測されています。これは、コンパニオンアニマル数の増加、越境感染や人獣共通感染症の増加、動物由来の食品需要の増加、ペット保険需要の増加、動物医療費の増加、先進国における獣医師数や所得水準の向上などが主な要因と考えられます。一方で、ペットケアコストの上昇が市場全体の成長を抑制すると予想されます。現在、特に発展途上国においては、熟練した獣医師や診断インフラが不足していることが、高度な診断ソリューションの導入を制限する大きな要因の一つとなっています。また、診断検査の高コストも、普及の大きな障壁となっています。

COVID-19が動物用感染症診断市場に与える影響

現時点では、SARS-CoV-2の感染に、動物が重要な役割を果たしたという証拠はありません。動物がSARS-CoV-2の影響を受ける可能性やその詳細を理解するには、さらなる研究が必要です。コロナウイルスは動物からの感染で人に広がるものもありますが、これはまれな事例です。COVID-19に関する動物の定期的な検査は、米国獣医師会(AVMA)、米国農務省、米国獣医学研究所診断士協会(AAVLD)、全米州公衆衛生獣医師協会(NASPHV)、全米州動物保健当局会議のいずれでも推奨されていませんが、状況は常に変化しており、公衆衛生・動物衛生当局では特定の動物を検査することがあります。検査を行うかどうかは、担当獣医師と地域、州、および連邦の公衆衛生・動物衛生当局が協力して決定しなければなりません。パンデミックの最盛期には、多くの国でコンパニオンアニマルの獣医学的治療に緊急処置のみが行われることが規定されていました。ワクチン接種や寄生虫予防など、日常的なケアの遅れは、深刻な健康と福祉の問題を引き起こし、その結果、制限が解除された後も仕事があふれ、サービスの提供にさらなる遅れが生じています。

牽引要因:コンパニオンアニマルの増加

世界的にコンパニオンアニマル数と飼育率が急増しています。コンパニオンアニマルを飼うことは、不整脈の減少、血圧の正常化、不安の減少、心理的安定、幸福感の向上など、健康面でのプラスの効果と関連しています。ペット人口の増加は、ペットケア製品やサービスへの需要を促進し、それが動物用感染症診断などの関連産業の成長を支えると予想されます。

抑制要因:ペットケアコストの上昇

ペット保険市場は拡大しています。一方で、治療の対象となる動物の数はまだ非常に少ないのが現状です。そのため、一般的には動物の飼い主が治療費の大部分を負担しています。また、Society for Practicing Veterinary Surgeonsによると、ペット保険の増加に伴い、動物病院の治療費も急激に増加しています。

ペットのケアのために獣医の専門家に相談する回数が増えていることも、ペット医療費増加の要因となっています。さらに、歯科や法律など他の高度な学位を持つ職業に比べて、この職業の収入が低いことが、獣医の専門家に料金の値上げを迫る要因となっています。ペット医療費の高騰は、飼い主が動物病院を訪れる回数を制限させ、市場成長の抑制につながっています。




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1億7155万円
設立
1995年01月