【GMOインターネット】世界初となる米銀行法規制を遵守した日本円ステーブルコイン「GYEN」と、米ドルステーブルコイン「ZUSD」の提供開始に向け米国・ニューヨーク州「特定目的信託会社」の許認可を取得

GMOインターネットグループ

2020年12月30日
報道関係各位

GMOインターネット株式会社
================================================
世界初となる米銀行法規制を遵守した日本円ステーブルコイン
「GYEN」と、米ドルステーブルコイン「ZUSD」の提供開始に向け
米国・ニューヨーク州「特定目的信託会社」の許認可を取得
================================================
 GMOインターネット株式会社(以下、GMOインターネット)は2020年12月、米国・ニューヨーク州において法人「GMO-Z.com Trust Company, Inc.(以下、GMO Trust)」を設立いたしました。
 GMO Trustは、ニューヨーク州金融サービス局(New York State Department of Financial Services)による「特定目的信託会社(Limited Purpose Trust Company)」の許認可を受けて設立した法人で、日本円と連動したステーブルコイン「GYEN」および米ドルと連動したステーブルコイン「ZUSD」の発行主体となります。
 GMO Trustは2021年1月以降、世界初となる規制を遵守した日本円ステーブルコイン「GYEN」を、米国をはじめ海外に向けて提供開始する予定です。また、米ドルステーブルコイン「ZUSD」も同時に提供開始する予定です。
 なお、「GYEN」および「ZUSD」は、日本国外で流通するものであり、日本国内居住者への販売は対象外となります。
 


-------------------------------------------------
【米国・ニューヨーク州「特定目的信託会社」設立の背景】
-------------------------------------------------
 GMOインターネットグループは、暗号資産事業を戦略的事業分野と位置づけ、2017年5月からは暗号資産交換事業を、同年12月からは暗号資産マイニング事業を展開しています。2018年10月には、日本円と連動したステーブルコイン「GYEN」の提供に向けた研究・開発を開始し、2019年12月には内部実証実験も行い、提供準備を整えてきました。
 ステーブルコインは、法定通貨と連動することで価値が裏付けられていますが、安心して利用していただくためには、提供元のセキュリティ面での信頼性も欠かせません。そこでGMOインターネットは、米連邦法上は銀行と同等の厳格な審査基準であるマネーロンダリング規制(AML)および経済制裁規制(OFAC)への対応や、サイバーセキュリティプログラムに関する厳格な審査基準を満たした「特定目的信託会社」として、ステーブルコインを提供することといたしました。
 そしてこの度GMOインターネットは、米国・ニューヨーク州金融サービス局からこれらの条件をクリアした「特定目的信託会社」として申請し、許認可を取得するに至りました。
 GMOインターネットが2021年1月以降の提供開始に向け準備を進めるステーブルコインは、この「特定目的信託会社」の許認可を取得して設立した、GMO Trustを通じて提供することとなります。

-------------------------------------------------
【ステーブルコイン「GYEN」および「ZUSD」について】
-------------------------------------------------
 GMOインターネットが発行を予定しているステーブルコイン「GYEN」は、世界初となる、規制を遵守した円ペッグ通貨(法定通貨の日本円に担保された法定通貨担保型)です。また、「GYEN」と合わせて、米ドルペッグ通貨(法定通貨の米ドルに担保された法定通貨担保型)の「ZUSD」も発行する予定です。
 「GYEN」および「ZUSD」は、(1)価格の安定性(2)流動性(※1)の高さ(3)イーサリアム技術を採用、の3つを特徴としています。価値の裏付となる資産の証明は、公認会計士による監査レポートを通じて毎月開示するほか、GMO Trustが直接「GYEN」および「ZUSD」の発行・換金を行うことで手数料を抑えながらセキュリティと透明性の向上を図ります。
 GMOインターネットは、現時点で円ペッグ通貨が流通していないことや、世界的に円の通貨需要が非常に大きいものと考えていることから、現在準備を進めている「GYEN」の発行を通じて、暗号資産のボーダレスな決済・取引への利用を支援してまいります。また、今後多くの事業者や開発者が「GYEN」および「ZUSD」をオープンソースのプログラマブル・マネー(※2)として、ご利用いただくことを期待しています。

(※1)いかに資産を容易に交換できるかを示す性質。
(※2)プログラムが可能な通貨のことで、契約や請求、支払いなどのオペレーションにおける機能の一部を自動化するもの。

-------------------------------------------------
【今後の予定】
-------------------------------------------------
 GMOインターネットは、新たに設立されるGMO Trustを通じて、2021年1月以降に、世界初となる規制を遵守した日本円ステーブルコイン「GYEN」と、米ドルステーブルコイン「ZUSD」の提供を開始する予定です。
 これに先立ち、「GYEN」ならびに「ZUSD」のティザーサイトをオープンしました。サービス提供開始に関する情報は、随時本サイト内で発表する予定です。

■「GYEN」および「ZUSD」プロジェクトティザーサイトURL:https://stablecoin.z.com/

-------------------------------------------------
【ご参考】
-------------------------------------------------
・2018年10月9日:日本円と連動したステーブルコイン(円ペッグ通貨)発行についての発表
 URL:https://www.gmo.jp/news/article/6177/ 

・2018年11月12日:日本円と連動したステーブルコイン(円ペッグ通貨)ティッカーシンボルを「GYEN」に変更~アジア地域で2019年度発行を計画~
 URL:https://www.gmo.jp/news/article/6218/ 

・2019年12月23日:日本円と連動したステーブルコイン(円ペッグ通貨)「GMO Japanese YEN(GYEN)」、2020年上半期提供開始に向けてブロックチェーンの内部実証実験を開始
 URL:https://www.gmo.jp/news/article/6625/ 

以上

------------------------------------
【本件に関するお問い合わせ先】
GMO-Z.com Trust Company, Inc.
E-mail:pr@gmo-trust.com
------------------------------------
【報道関係お問い合わせ先】
GMOインターネット株式会社
グループコミュニケーション部 広報担当 長井
TEL:03-5456-2695 E-mail:pr@gmo.jp
------------------------------------

【GMOインターネット株式会社】 (URL:https://www.gmo.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会社名 GMOインターネット株式会社 (東証第一部 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
事業内容■インターネットインフラ事業
    ■インターネット広告・メディア事業
    ■インターネット金融事業
    ■暗号資産事業
資本金 50億円
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「GYEN」は、GMOインターネット株式会社の登録商標です。
「ZUSD」は、GMOインターネット株式会社の商標です。
Copyright (C) 2020 GMO Internet, Inc. All Rights Reserved.
■GMO INTERNET GROUP■ www.gmo.jp

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

GMOインターネットグループ

1,712フォロワー

RSS
URL
http://www.gmo.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー
電話番号
03-5456-2555
代表者名
熊谷正寿
上場
東証プライム
資本金
50億円
設立
1991年05月