【新サブスク「新潮QUE」】高畑勲監督・ジブリ不朽の名作「火垂るの墓」の原作小説『アメリカひじき・火垂るの墓』(野坂昭如)を読み放題配信中
ジブリ名作「火垂るの墓」を原作でさらに深く味わう
7月15日からNetflixで配信されるスタジオジブリの不朽の名作「火垂るの墓」。この作品をより深く味わう上でぜひお読みいただきたいのが、高畑勲監督もほれ込んだ原作小説『アメリカひじき・火垂るの墓』(野坂昭如著/新潮文庫刊)です。

原作小説の『火垂るの墓』は、幼い妹の戦争による無惨な死を描き、直木賞を受賞した野坂氏の代表作。そして、スタジオジブリが製作した映画「火垂るの墓」(高畑勲監督)は、戦争の悲惨さを語り継ぎ、共有する上で欠くことのできない作品として、日本のみならず世界中で反響を呼んでいます。
映画「火垂るの墓」は2024年にNetflixで世界(日本を除く)に配信され、190以上の国で深い感動を呼びました。2025年からは日本でも夏からの期間限定の配信がスタート。今年も7月15日より配信が開始されました。
新潮QUEでは、同作を収めた『アメリカひじき・火垂る墓』(野坂昭如著/新潮文庫刊)を有料会員向けに配信中です。
野坂昭如『アメリカひじき・火垂るの墓』
〈書籍紹介〉昭和20年9月21日、神戸・三宮駅構内で浮浪児の清太が死んだ。虱だらけの腹巻きの中にあったドロップの缶。その缶を駅員が暗がりに投げると、栄養失調で死んだ四歳の妹、節子の白い骨がころげ、蛍があわただしくとびかった――。戦争に翻弄された浮浪児兄妹の餓死までを独自の文体で印象深く描く「火垂るの墓」、そして「アメリカひじき」の直木賞受賞の二作など、著者の作家的原点を示す6編。

■野坂昭如とは
戦後日本を代表する小説家・エッセイスト。神奈川県鎌倉に生まれたが、実母が早くに亡くなったため、生後まもなく神戸の張満谷家へ養子に出された。1945年の神戸大空襲で自宅を失い、疎開先で幼い妹を栄養失調で亡くした体験が、その文学の核をなす。早稲田大学仏文科を中退し、在学中から放送作家やCMソングの作詞で活躍。『エロ事師たち』(1963年)で小説家デビュー。1967年、占領下の世相を描いた「アメリカひじき」と、妹への贖罪から書いた「火垂るの墓」により直木賞を受賞。みずから「焼跡闇市派」を称し、戦災体験を原点に既成の右派左派双方を批判する評論活動も行った。のちに参議院議員を務めるなど、文壇の枠に収まらない多彩な活動で知られた。2015年逝去。
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