山形県内各地域の高校生が海洋ごみについて考える【海洋ごみ削減のための高校生アイディアコンテスト】を開催しました!
2024年12月8日(日) 【場所】やまがた県民ホール(練習室2)
一般社団法人海と日本プロジェクトin山形は、海の大きな問題となっている海洋ごみについて山形県内の高校生と考える海洋ごみ削減のための高校生アイディアコンテストを開催いたしました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
イベント概要
・イベント名:「海洋ごみ削減のための高校生アイディアコンテスト」
・日時:12/8(日)10:00~14:00
・開催場所:やまがた県民ホール(現地視察:酒田市・鶴岡市)
・参加人数:15名(6チーム)
(参加高校:⼭形県⽴酒⽥光陵⾼等学校・⼭形県⽴新庄北⾼等学校・⼭形県⽴東桜学館⾼等学校・⼭形県⽴⼭形中央⾼等学校・⼭形県⽴⽶沢興譲館⾼等学校)
山形県内各地域の高校生が現地視察を通して海洋ごみの実態を学びました!
今回の海洋ごみ削減のための高校生アイディアコンテストには、沿岸部だけではなく、内陸部からの生徒の参加がありました。8月~12月にかけて現地視察や専門家からの講義、オンラインワークショップを通して、海洋ごみ問題の現状やこれまで行ってきた取り組みなどを学習しました。高校生たちが考えるごみ削減に対するアイディアを12/8(日)に審査員として大学の教授等をお招きし、プレゼンテーション発表を行いました。
優秀賞に選ばれたのは米沢興譲館高等学校Bチーム!
各高校が海洋ごみ削減のためのアイディアを発表しました。スポーツ的な要素や遊び心を生かしたごみ箱や、バイオマス燃料を元にした生分解性プラスチックの利用提案、レジャー客を対象としたプロジェクションマッピングによる啓発等、高校生ならではの柔軟で様々なアイディアの発表がありました。今回の審査員長である北海道大学文学研究行動分野教授の大沼先生や心理行動科学の先生等からアイディアに対する講評をいただきました。その中で、優秀賞に選ばれたのは山形県立米沢興譲館高等学校の沖山さんのプレゼンテーションでした。現地視察の際、たばこのポイ捨てが多いことに着目した「投票・おみくじ型たばこ回収ボックス」を考案し、メッセージとともにポイ捨て行為の抑制を図るという内容でした。審査員からは、面白みのあるアイディアで、メリット及びデメリットについてしっかりと考えられているとの評価をいただきました。
参加した高校生からの声
・内陸部に住んでいるため海洋ごみの現状はよく分からなかったが、現地視察を通して実際にごみの量に驚いた
・将来を変えていくために若い人にも海洋ごみの現状を学んでもらうことが必要だと感じた
・今回の活動をきっかけにして、海の環境のことをもっと学んでいきたい
<団体概要>
団体名称:海と日本プロジェクトin山形
URL:https://yamagata.uminohi.jp/
活動内容:山形県の海は庄内地方の遊佐町、酒田市、鶴岡市の3市町の海岸線から成り、鳥海山の伏流水や珊瑚群生地の北限である離島飛島など、豊かな魅力ある環境を作り出しています。また、北前船の寄港地として栄えたことから本間家旧本邸などの歴史的建造物は山形県の文化の源としての役割もになってきました。「海と日本プロジェクトin山形」はその活動を通じて、未来を担う子どもたちに海を守り慈しむ心を育む活動を展開していきます。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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