現代中国演劇の名作『非常麻将』初の日本人キャスト&日本語訳で上演 新進気鋭の劇団「三人之会」東京・神奈川の2都市上演決定


三人之会第三回公演『非常麻将』が以下の通り二会場で上演されます。
<東京>
2025年7月31日 (木) 〜 8月4日 (月)/シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都北区豊島7-26-19)
<横浜>
2025年8月15日 (金) 〜 8月17日 (日)/神奈川県立青少年センター スタジオHIKARI(神奈川県横浜市西区紅葉ケ丘9-1)
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて6月24日(火)0:00より発売開始です。
カンフェティで6月24日(火)0:00よりチケット発売開始
公式ホームページ
https://sites.google.com/view/sannninnkai
演出家・奥田知叡のもと、中国演劇や能を題材に領域横断型の舞台芸術作品を制作している演劇ユニット「三人之会」。活動開始から3年目となる2025年は、現代中国演劇の名作『非常麻将(フェイチャン・マージャン)』を上演する。
『非常麻将』は2000年に北京で初演され、 作品が描く「現代人の不安、無力感」が共感を呼び、多くの反響を呼んだ。2001年には第8回BeSeTo演劇祭として訪日公演(新国立劇場、富山県利賀芸術公園)が行われ、2003年には日中国交正常化30周年記念公演(青山円形劇場と、AI・HALL)として二回目の訪日公演が行われている。
日本での公演はいずれも日本語字幕付きの中国語上演であったが、三人之会による本公演が、初の日本人キャスト・日本語訳による上演となる。

7月31日から8月4日まで東京のシアター・バビロンにて上演されたのち、8月15日8月17日まで、スタジオHIKARI(神奈川県立青少年演劇センター)にて上演される。出演には今井聡、牧凌平、⾕津恒輝、⽥中綸が名を連ねる。チケットの前売りは6月24日、カンフェティにて。
【作品あらすじ】
「お前たちは嘘をついている。さっき言ったのは全部でたらめだ!」
マンションの一室、義兄弟である3人の男たちと雀卓が沈黙を守っている。
今夜は義兄弟の契りを交わした男4人が最後の一局をうち、それぞれの人生をやり直す約束だった。しかし、2番目の義兄(老二)がやってこない。苛立ちを紛らわせるかのように、昨日の老二について語る3人。だが、彼らの語る「老二」はどこかすこしずつ食い違っていて…。なぜ老二は来ないのか? このゲームを先にあがるのは誰か? この先にある結末は?
将来への不安、自己の存在意義への疑問を描いた現代中国演劇の名作。改⾰解放によって豊かになりながらも、変化する社会と時代への違和感を抱く現代中国⼈の⼼理を巧みに描いた。初演は2000年、北京。2000年代初頭に訪日公演が行われ(中国語上演)、大きな反響を呼んだ。今回が日本語による初の翻訳上演となる。
【三人之会とは?】
演出家・奥田知叡が生きているうちにどうしても一回は仕事をしたいアーティスト達と組む演劇ユニット。現メンバーは書家・今子青佳、劇作家・白江夏生み、作家・衛かもめ他。2022年設立。


三人之会 第二回公演『逃亡』ー書×映像×演劇ーより
演出(奥田知叡) コメント
2021 年に李健鳴『隔離』を、 2023 年に⾼⾏健『逃亡』を演出し、今回が、私が演出する3作目の中国演劇の作品となります。李六⼄『⾮常⿇将』は 2000 年代初頭に⽇本で訪日公演が⾏われました。当時中学⽣であった私はこの来⽇上演を観ることはかなわないませんでいたが、『⾮常⿇将』の洗練された⾔葉遣い、セリフの奥から漂う登場⼈物のたち⾝体性に強く惹かれています。特に、コロナ禍以降は、本作が抱く将来への不安、永久不変の真理に対する不信感にも強く共感するところです。コロナ禍以降、⽇中両国における演劇交流は、各演劇機関・老舗劇団を中心に断続的に⾏われていますが、⽇本の若⼿演劇⼈による中国現代演劇の上演は⾏われていません。中国の現代演劇作品の中でも屈指の名作である李六⼄『⾮常⿇将』の上演を通して、より多くの交流や理解が⽣まれることを望む次第です。
ドラマトゥルク(衛かもめ) コメント
今回のドラマトゥルクの依頼を受けるまでは、ずっと小説や歌詞など文字を綴る創作をしてきました。長い観客歴と、文字を駆使する経験を今回の公演に活かせればと考えています。
『非常麻将』は中国要素が珠玉のように戯曲全体に散らばり、虚実の境界で明滅して観客を魅了します。こうした珠玉をできるだけ損なわないように、私たちは丹精を凝らし、戯曲と向き合ってきました。
また、今回は『非常麻将』初めての日本語上演ですが、中国に関する知識がなくてもお楽しみいただけます。この閉鎖的な空間で、緻密に繰り広げられる三人の会話に耳を傾け、この空間内と外で起こる出来事に、ぜひ想像を巡らせてみてください。その想像の数だけ、楽しみ方があると思います!
公演概要
三人之会第三回公演『非常麻将』
<東京公演>若手演出家支援プログラム
公演期間:2025年7月31日 (木) 〜 2025年8月4日 (月)
会場:シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都北区豊島7-26-19)
■公演スケジュール
7⽉31⽇(⽊)19:00◎
8⽉1⽇(⾦)14:00/19:00
8⽉2⽇(⼟)14:00/19:00
8⽉3⽇(⽇)14:00
8⽉4⽇(⽉)14:00◎
◎:アフタートークを実施
※開場は開演の30分前
※上演時間:約80分
■チケット料金
応援チケット:6,000円
前売券:4,000円
学生券:3,000円 ※要学生証
(全席自由・税込)
※当日券は前売りより1,000円up、当日支払い
<横浜公演>マグカルシアター参加公演
公演期間:2025年8月15日 (金) 〜 2025年8月17日 (日)
会場:神奈川県立青少年センター スタジオHIKARI(神奈川県横浜市西区紅葉ケ丘9-1)
■公演スケジュール
8⽉15⽇(⾦)19:00◎
8⽉16⽇(⼟)14:00
8⽉17⽇(⽇)14:00 ◎
◎:アフタートークを実施
※開場は開演の30分前
※上演時間:約80分
■チケット料金
前売券:4,000円
学生券:3,000円 ※要学生証
高校生以下:1,500円 ※年齢の分かるもの
(全席自由・税込)
※当日券は前売りより1,000円up、当日支払い
【出演者】
今井聡、牧凌平、⾕津恒輝、⽥中綸
【スタッフ】
照明:伊藤セナ、蓮⽂、⻄条萌(以上、名前はない劇団)
音響:山崎哲也(テアトル・エコー)
舞台監督:倉本徹(倉本工房)
演出助手:三谷亮太郎(あくびがうつる)
宣伝美術:山崎稚葉(キンダースペース)
制作:奥田知叡、白江夏生み(踊場海月)
制作補佐:吉田真夕
企画:奥田知叡
主催:三人之会、神奈川県【神奈川公演】
協力:あくびがうつる、踊場海月、倉本工房、テアトル・エコー、キンダースペース、名前はない劇団
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]【東京公演】、公益財団法人 全国税理士共栄会文化財団
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像