社会学者・岸政彦の小説集がついに文庫化! 新潮文庫8月新刊『リリアン』が7月29日発売!
大阪で生きることを選んだ社会学者が、自身の人生を変えた街を静かな言葉で照らしだす傑作集。鮮烈な小説デビューで芥川賞候補となった「ビニール傘」収録。

ひとりで家を出て飲みにいくとき、誰もいない浜辺でシュノーケルをつけて、ゆっくりと海に入っていくときの感じに似てるといつも思う――という印象的な書き出しではじまる表題作の中篇「リリアン」で織田作之助賞を受賞。大阪を舞台に描いてきた著者による芥川賞・三島賞の候補作をそれぞれ収めた『ビニール傘』『図書室』『リリアン』の三冊をまとめ、単行本未収録作「兎我野町」を加えた、文庫特別編集版です。
高橋源一郎さんが、帯の推薦の言葉を寄せてくださいました。

=収録作=
リリアン
図書室
背中の月
大阪の西は全部海
兎我野町
給水塔
ビニール傘
■書籍内容紹介
リュックを枕にして、二人でくっついて仰向けになると、暗い夜空に向かって落ちそうになる――大阪の街であてどない日々を送る男女の星座のような会話から浮かび上がる人生を描く表題作「リリアン」(織田作之助賞受賞)。小学生の頃に通った小さな図書室で出会った少年と世界の終わりの記憶「図書室」。人生の密やかな明暗を描き、大阪を静かに照らしだす全7篇。芥川賞候補作「ビニール傘」収録。
■著者紹介 :岸政彦(きし・まさひこ)

1967(昭和42)年生れ。社会学者。京都大学大学院教授。著書に『同化と他者化──戦後沖縄の本土就職者たち』『街の人生』『断片的なものの社会学』(紀伊國屋じんぶん大賞2016受賞)『ビニール傘』(芥川賞候補、三島賞候補)『マンゴーと手榴弾──生活史の理論』『図書室』(「ダ・ヴィンチ」プラチナ本 OF THE YEAR、三島賞候補)『地元を生きる──沖縄的共同性の社会学』(共著)『リリアン』(織田作之助賞受賞、三島賞候補)『東京の生活史』(編著、毎日出版文化賞、紀伊國屋じんぶん大賞2022受賞)『生活史論集』(編著)『沖縄の生活史』(監修)『にがにが日記』『生活史の方法──人生を聞いて書く』『北海道の生活史』(監修)など。
■書籍データ
【タイトル】リリアン
【著者名】岸政彦
【発売日】7月29日
【造本】文庫判
【定価】935円(税込)
【ISBN】978-4-10-107071-1
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
