「アジア障がい者支援金」を贈呈しました

～アジア各国の障がい者の方々に、学び、働く機会を～

公益財団法人イオンワンパーセントクラブは、東南アジアの障がいを持つ方々に対する教育・就労支援などを目的に、「アジア障がい者支援金募金」を実施し,４月１８日(月)、総額５，０１４万２，９６０円をＡＡＲ ＪＡＰＡＮに贈呈しました。

イオンワンパーセントクラブは、東南アジアの障がいを持つ方々に対する教育・就労支援などを目的に、２０２２年１月１１日（火）～２月１０日（木）の期間、「アジア障がい者支援金募金」を実施しました。

全国の店舗や事業所にお寄せいただいた募金は、イオン各社の協力のもと、２，５０７万１，４８０円となりました。温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。
この募金に、当財団からの拠出金を加えた総額５，０１４万２，９６０円を、駐日ラオス人民民主共和国ダリラック・ケオバンディット公使参事官、駐日カンボジア王国サウ・コウラディン参事官のご臨席のもと、４月１８日(月)、ＡＡＲ ＪＡＰＡＮ※１に贈呈しました。

同支援金は、カンボジアにおいては、「インクルーシブ教育」※２の推進や、車いす提供など個別の障がいに応じた支援に役立てていただきます。また、ミャンマーやラオスにおいては、働くための技能や社会生活に必要なスキル習得をサポートする職業訓練の実施など、障がい者の方々の経済的・精神的な自立と、より積極的な社会参画に向けた支援に充てていただきます。

贈呈式では、カンボジアでの支援先の一つ、車いす工房のサー・ソパノ工房長より、オンライン中継にて、現地での活動の様子を紹介していただきました。同工房では、障がいを持つ方々が従事し、自ら車いすを生産することで雇用の機会を確保しています。また、障がいのある子どもや若者に対して、車いすの無料配付を行っています。車いすを受け取った子どもたちは、学校に通い、障がいの有無にかかわらず、分け隔てなく学ぶことができるようになりました。

イオンワンパーセントクラブは、アジア各国の障がいを持つ子どもたちが、学校に通い、教育の機会が提供されることを願い、さまざまな支援活動を行ってまいります。

※１：ＡＡＲ ＪＡＰＡＮ(認定NPO法人 難民を助ける会)：
１９７９年にインドシナ難民を支援する市民団体として日本で設立。６５を超える国や地域で、自然災害の被災者や紛争による難民の支援をはじめ、障がい者支援、地雷対策などに取り組む。

※２： インクルーシブ教育：
子どもたち一人ひとりの多様性を尊重し障がいの有無に関わらずともに学べることを目指す教育