【JAF 京都】「信号機のない横断歩道」一時停止率、京都府は19.9%
全国平均21.3%を下回り、8割以上が停止しない実態
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)京都支部(支部長:森川莫臣)は、「信号機のない横断歩道」における歩行者優先についての実態調査を実施し、10月16日(金)にその結果を公開しました。なお、本調査は全国で実施され、各都道府県の結果もあわせてウェブサイトで公開しています。
■一時停止率は21.3%(4.2ポイント増)まだ約8割が止まらない。
調査は京都府内の2箇所で実施し、信号機が設置されていない横断歩道を通過する車
両を対象に行ったところ、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は19.9%
という結果となりました。これは、全国平均21.3%を下回る数字で、8割以上のクル
マが一時停止していない実態が明らかになりました。
JAF京都支部ではこういった現状を踏まえ、この先に横断歩道があることを示す
ダイヤマークの認知度をあげ、「ダイヤマークが見えたらアクセルOFF!」を
キーワードとして歩行者優先意識につなげていただけるよう交通安全講習会等で
啓発活動をおこなっています。また、啓発ちらしを作成し、講習会参加者等へ配
布しております。ご希望の方はお申し付けください。
▼全国調査:信号機のない横断歩道実態調査 2020
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/library/survey-report/2020-crosswalk
調査場所の詳細、2017年までの各都道府県結果(傾向含む)は公表しておりません。また、調査場所は各都道府県内2箇所ずつであり、市町村すべての道路で同様の数値(傾向)とは限りません。
■横断歩道では手前で減速、歩行者優先。横断者も意思表示を。
本来、交通ルールでは横断歩道に近づいた車両は横断する歩行者がいないことが明らかな場合を除き、その手前で停止できるように速度を落として進まなければなりません。さらに、横断歩道を横断しようとする歩行者があるときは、当該横断歩道の直前で一時停止し、かつ、その横断を妨げないようにしなければならないとして、「横断歩道における歩行者優先」を定めています。また、歩行者は横断をしようとする際には、左右の安全を確認するとともに、ドライバーに横断する意思表示をするなどして、お互いに安全に努めましょう。
▼横断歩道で停止している車両の側方を通過する場合、側方通過前に一時停止しなければなりません。
横断歩道の手前で停止している車両がある場合、その側方を通過する車両は、
前方に出る前に一時停止しなければならないと定められています。
横断歩道の手前には、ダイヤマークなどの道路標識や道路標示がありますので
見落とさないよう注意して運転しましょう。
危険事例(ドライブレコーダー映像):https://www.drive-drive.jp/movie?mid=9875
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