エッジコンピューティングに関する大規模市場調査の結果：ビジネスパーソン5,012名、技術系意思決定者2,736名が対象

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「エッジによるビジネス回帰（2022年）：市場調査」（Mind Commerce）の販売を3月10日より開始いたしました。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/min1063596-getting-back-business-edge-market-survey-results.html

5,012名のビジネスパーソンと2,736名のITリーダーおよびバイヤーを対象にエッジコンピューティングに関する調査が実施されました。回答者は、企業規模や業種、職種や役職、部署、郵便番号など、構成は多岐に渡ります。

調査結果の抜粋
 

• 約50%がデジタルツインという言葉を聞いたことがないと回答
• 調査対象となった2,736名の技術系意思決定者は、セキュリティを最大の懸念事項に挙げた
• 回答者の78％が、ビジネスにおける様々なアプリケーションやユースケースに5Gが使用または使用が検討されていると考えている
• エッジコンピューティングの重要なユースケースは、遠隔地の患者、顧客、購買担当者をつなぐことである
• 57％以上が、所属する組織がビジネスにプライベート無線の利用を模索または検討中であると示唆
• エッジコンピューティング、AI、IoTの組み合わせは、特に中堅企業、法人、政府を中心にデジタルトランスフォーメーションの効果を劇的に加速させる可能性を秘めている
• 全体の35％近くがエッジコンピューティングを聞いたことがないと回答し、20.6％が少し知っている程度。一方で、中堅・中小企業では、エッジコンピューティングをより身近に感じていると回答。

従来の中央集権型クラウド vs. エッジコンピューティング

クラウドコンピューティングの初期形態は中央集権型の計算リソースですが、エッジコンピューティングアーキテクチャでは、エンドポイントデバイスがワークロードをオフロードし、近接したエッジコンピューティングリソースに移行できるため、より高性能な分散型エッジアプリケーションが可能になります。このことは、特定のユースケースやアプリケーションにとって重要です。

クラウドコンピューティングの核心は、そのルーツに忠実であることに変わりはありません。「クラウドコンピューティングとは、インターネット上でITリソースをオンデマンドで提供することであり、従量課金制を採用しています。物理的なデータセンターやサーバを購入、所有、維持する代わりに、コンピューティングパワー、ストレージ、データベースなどのテクノロジーサービスに必要に応じてアクセスが可能です」（Amazon）。しかし、企業や産業界では、コンピューティングが必然的に集中化しない形で、クラウドベースの「as a service」ビジネスモデルを享受することが求められています。

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