NHK朝ドラ「ブラッサム」の主人公で話題! 作家・宇野千代の代表作『色ざんげ』(7月29日発売)と『悪徳もまた』(8月28日発売)が新たなデザインで新潮文庫から2カ月連続復刊!

株式会社新潮社

宇野千代が実際の同棲相手の洋画家・東郷青児をモデルに描き、世の話題をさらう大ベストセラーとなった『色ざんげ』と、作品の原点をたどる私小説的作品4編を収録した『悪徳もまた』。ふたつの重要な作品が、生まれ変わったカバー・デザインで復刊しました。

2026年下半期のNHK連続テレビ小説「ブラッサム」の主人公のモデルとして、作家・宇野千代が話題です! 明治に生れ、大正、昭和、平成という時代を駆け抜けた人生は、どのように描かれるでしょうか。

■ドラマ放送開始前に読んでおきたい代表作『色ざんげ』

恋多き女として華やかな生涯を送った著者が、実際の同棲相手・東郷青児をモデルに描いた衝撃作です。「この作品は、終りの一行まで、僕が話したことばかりだ」と東郷本人に言わしめ、世の話題をさらうベストセラーとなりました。昭和初期の登場人物たちが、令和の現在もなお新鮮に感じるのは、新しい時代を生きる女性たちが力強く描かれているからにほかなりません。発表当時の最先端の街・東京の鮮やかさも読みどころです。

語り手は男だが、特に際立つのは女たちを描く目だ。宇野は女の嫉妬も、執着も、恋愛の歓びも苦しみも、鋭く切り取る。男の視点から語られているはずなのに、この小説の本当の主役は女たちではないか

(ノンフィクション作家・河合香織氏の解説より抜粋)

■私小説のように人生の節目節目を描いた手記『悪徳もまた』

そして新潮文庫9月新刊として本日発売なのが『悪徳もまた』。著者曰く「収録した四篇の作品は、一つ一つ形は違っていますが、何れも私の心境を描いた、私小説と言うべきものばかりです。そのとき私はどう考えたか、そのとき私はどう行なったかと言う、自分の生活の記録を書いたものばかりです」。

理不尽な父に抵抗する気持ちすら知らないまま成長した故郷・岩国の暮し。実生活で同棲した洋画家・東郷青児の心中事件を題材にした小説『色ざんげ』が、どのように書かれたか。10歳下の気鋭の作家・北原武夫との結婚。日本初のファッション雑誌「スタイル」の創刊。きもののデザイン。やがて事業が倒産、夜逃げ同然の生活を経てついに借金の返済が終わったところで離婚届に判を押し、北原を見送ったときの心象風景――。

時代を代表する女流作家として執筆に励むかたわら、多方面で才能を発揮し、華やかに時代を駆け抜けた著者の人生が浮かび上がってくる一冊です。

千代の筆致には、書くことによって自分の人生の主導権を絶対に手放すことをしなかった執念に近いこだわりを感じる

(作家・鈴木涼美氏の解説より抜粋)

■内容紹介

『色ざんげ』

洋行帰りの妻子ある画家の自宅に、若い女から毎日手紙が届く。「あたしあなたを愛してるの」高尾と名乗る娘は男を翻弄するが、突然姿を消す。その友人の美少女つゆ子に惹かれた彼は、頼まれるまま捜索に加わるのだが――。著者が同棲した実在の洋画家・東郷青児の告白をもとにした物語を彩るのは、発表当時の昭和初期最先端の東京の街の鮮やかさ。恋多き女として華やかな生涯を送った宇野千代が世の話題をさらった大ベストセラー。(解説・河盛好蔵、河合香織)

『悪徳もまた』

人が心中をしたりしたとき、そのときのあなたのお気持はどんなだったでしょうか、などと訊いたりすることが出来るだろうか。向う見ずにも私は、東郷にそう訊いてやったのであった。(「それは刃物が導いた――『色ざんげ』追記――」)/40代で結婚した10歳下の夫・北原武夫との生活。そして別れ。「もう一度結婚を」/理不尽な父に抵抗する気持ちすら知らないまま成長した、故郷・岩国での暮らしを綴った表題作「悪徳もまた」/私小説ともいうべき形で節目節目の心境を描いた手記四編。(解説・瀬戸内晴美、鈴木涼美)

■著者紹介:宇野千代 ウノ・チヨ(1897-1996)

1897(明治30)年、山口県岩国生れ。岩国高等女学校卒業。1921(大正10)年、短編「脂粉の顔」が「時事新報」の懸賞小説で一等に当選。尾崎士郎、東郷青児らと結婚や同棲をしたが、ビジネス・パートナーともなった北原武夫との結婚は’39(昭和14)年から25年つづいた。「おはん」で’57年に野間文芸賞、’58年に女流文学者賞。’82年「透徹した文体で情念の世界を凝視しつづける強靱な作家精神」によって菊池寛賞を受賞。著書に『おはん』『色ざんげ』『生きて行く私』『風の音』『雨の音』など多数。’96(平成8)年急性肺炎で死去。享年98。

■書籍データ

【タイトル】『色ざんげ』

【著者名】宇野千代

【発売日】2026/07/29

【造本】新潮文庫

【定価】649円(税込)

【ISBN】978-4-10-102704-3

【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/102704/

【タイトル】『悪徳もまた』

【著者名】宇野千代

【発売日】2026/08/28

【造本】新潮文庫

【定価】572円(税込)

【ISBN】978-4-10-102705-0

【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/102705/

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220
代表者名
佐藤隆信
上場
未上場
資本金
8000万円
設立
1896年07月