DMM.make AKIBA、加工技術の基礎を学ぶ初級技術者向け「機械加工研修」を開始。第一弾を(株)アウトソーシングテクノロジーへ提供
■初級技術者向け「機械加工研修」開設の背景と目的
国内の製造業において大きな課題の1つに「深刻な人材不足」があります。2017年に経済産業省が行なった中小企業へのアンケートによると、59.1%の企業が特に技術人材確保に課題があるという結果(※1) が出ています。その人手不足を補うべく、ロボット・IoT・AIなどの先進ツールの利活用が進められる一方で、より付加価値の高い作業を行える人材育成が重要となってきています。
※1:「2018年版ものづくり白書」(http://www.meti.go.jp/press/2018/05/20180529001/20180529001-5.pdf)より抜粋
DMM.make AKIBAは、2014年の施設開設時におよそ5億円分の製造関連機材を投入、さらに2018年7月に経済産業省が推進する「Startup Factory 構築事業」に採択され、開発環境の最適化を実施。またハードウェア開発・生産の実績がある技術者が多数所属し、それら機材を用いて大手企業からの開発依頼、スタートアップの技術サポートなどに対応しています。
実地に近い環境と技術力の高い人材が揃うDMM.make AKIBAで、優れた技術者を育てるために、初級技術者向け機械加工研修を開設しました。
■第一弾に自動車大学校へ提供、プレ研修を実施
本研修の取り組み第一弾に、株式会社アウトソーシングテクノロジーが運営する「自動車大学校」の研修に提供を開始します。開始に先んじて、2019年1月31日(木)、2月1日(金)の2日間かけプレ研修を実施しました。その対象者は、未経験から技術者を目指す社員です。
自動車大学校では、機械製図や機械についての座学、自動車の構造、メカトロニクス、半導体装置の分解や組み立てといった研修内容を行っており、今回の取り組みについて「DMM.make AKIBAでの研修を追加することで、様々な機器を使ったものづくりを体験し、作りたいものがカタチになる楽しさや難しさを体感してもらうことを目的としています」と、アウトソーシングテクノロジー社より発表がありました。
プレ研修では、CNCの基礎、フライス盤や旋盤など実際の機材を使った実習を実施し、参加者からは「ミリ単位の細かい世界であること、危険が伴う作業であることを感じ、同時にものづくりの楽しさがわかった」「大きな刺激となる経験だった」と、学んだ技術を通じて、製造に対するさらなる意欲が引き起こされた様子が伺えました。
また、今回を契機にアウトソーシングテクノロジー社と連携し、今後技術者を志望する若手人材向けのイベントの開催を予定しています。
DMM.make AKIBAは今後も、メーカーのためのモノづくりプラットフォームとして、多くの技術者をサポートして参ります。
■初級技術者向け研修に関するお問い合わせ
本研修に対するお問い合わせは、メールにてご連絡ください。
sales@akiba.dmm-make.com
■DMM.make AKIBAとは
ハードウェア開発・試作に必要な最新の機材を取り揃えた「Studio」、シェアオフィスやイベントスペースなどビジネスの拠点として利用できる「Base」で構成された、ハードウェア開発をトータルでサポートする総合型のモノづくり施設です。 https://akiba.dmm-make.com
■DMM.make AKIBA 法人向けサービスのご案内
多様なビジネスの拠点として培ってきたノウハウをもとに、IoT人材育成研修をはじめ、イノベーションスペース構築や各種イベント開催をサポートするサービスを提供しています。ご質問、ご不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
https://akiba.dmm-make.com/blog/service
■報道関係者用 本件に関するお問い合わせ
合同会社DMM.com DMM.make AKIBA広報:境・田中
TEL:03-5298-5317(連絡可能時間帯:平日10:00~18:00)
E-MAIL:press@akiba.dmm-make.com
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