WOWOWにて9月22日放送「Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016」プロデューサー・小林武史のコメントが到着！

Reborn-Art Festival×ap bank fes 2016 9月22日（木・祝）午後5:00～ [WOWOWライブ]

　東日本大震災から5年。今も復興への歩みの中にある宮城で2017年に開催が決定した「Reborn-Art Festival 2017」。このプレイベントとして、「Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016」が今年7月に宮城県石巻港雲雀野地区で行なわれ、前夜祭も含めて3日間でのべ4万人を動員した。宮城県や石巻市など地元の全面的なサポートのもと、小林武史と櫻井和寿を中心に結成されたBank Band、Mr.Children、クリープハイプ、スガ シカオ、ナオト・インティライミら豪華アーティストが出演した。
　WOWOWでは、このイベントの模様を9月22日(日)に放送する。番組を通して復興へ歩み続ける各地へ想いをはせてほしい。
　このイベントを終えて、プロデューサーの小林武史、村井嘉浩・宮城県知事、亀山紘・石巻市長のコメントが届いた。

≪大盛況に幕を閉じたReborn-Art Festival × ap bank fes 2016　コメント抜粋≫
小林武史（音楽プロデューサー／一般社団法人APバンク代表理事）
➡「ap bank fesからバトンがなぜここに渡ってきたのかというのを僕らが少し心配していたよりも観客の皆さんはもっと理解してくださってるような感じがしました。」
村井嘉浩（宮城県知事）➡「震災の直後に、小林さんが私のところにお越しになって、音楽で芸術で被災地を元気にしようよと言ってくださったんですよ。」                                                 
亀山紘（石巻市長）➡「震災から5年とまもなく5ヶ月になる状況の中で、こういう形で被災地を訪れていただくということは本当に有難い。」　

※詳しい内容は以下へ

【小林武史　コメント】
――ap bank fesを終えて感想
　ap bank fesからバトンがなぜここに渡ってきたのかというのを僕らが少し心配していたよりも観客の皆さんはもっと理解してくださってるような感じがしました。
慰霊祭を街中でやってて、それに合わせる音楽をやったんですけども、櫻井や各アーティストが、この震災で人の命が失われたということと向き合って歌を歌いました。
　自然との関わりの中でとんでもないことが起こってしまったけれども、僕らはそのことにずっと向き合っていかなければならないと思います。
　なぜ、石巻なのか、被災地だったか。僕ら、もっと思いや魂を燃やさないといけない。
この思いを伝える営みや場を作っていきたいですね。
――視聴者に伝えたいこと
　アートと音楽は、違うジャンルのものじゃない？と感じる人もいると思います。ただ、その境界を行ったり来たりすることで、音楽もアートも、双方が活性化していくのではないかという気がするんです。音楽ももっと多様な響かせ方、聴かせ方ができると思うし、アートもたぶん同様だと思います。
　来年開催する「Reborn-Art Festival」は、51日間という中で、どういう世界を作れるかは楽しみですね。当然、僕一人がやることではないし、僕の頭の中に設計図があるということでもないんです。僕も出会って、その中で出来ていくものなんじゃないでしょうか。
　今回のオープニングや慰霊の音楽なども、本当に色々な出会いの中で導かれて作りました。
実際、櫻井くんの中にもそういうことがあったような気がするし、Bank Bandのメンバーの中にも。
もしかしたら、シンガーとしてのアーティストもそれをすごく感じて帰ってくれた人もいたと思うし、これから面白いことになる気がします。

【村井嘉浩　宮城県知事コメント】
――プレイベントに参加して感想
　この場所では、昨年3月までガレキ処理をしていたんです。ガレキといってもゴミではなく、家の柱や大切な写真など、津波で流されてしまった方にとっては、宝物だったんです。それをここで燃やさないといけなかったんです。
　その状況をいつも見ていて、涙が出るような思いでした。それが綺麗に撤去されて、この場所で笑顔で被災者の皆さんが踊っておられる姿を見て、大変感動しました。
――全く様子が違うんですね
　全く違いますね。ガレキで怪我をする可能性もあったので、人が集まれるような場所ではありませんでした。
――そこに全国から来ていただいて
　嬉しいですね。震災の直後に、小林さんが私のところにお越しになって、
音楽で芸術で被災地を元気にしようと言ってくださったんです。その言葉が非常に嬉しくて。
　ただ、どうやったらいいのか全く分からなく、小林さんとお話をさせていただきながら、やっとこの日を迎えたということですね。
　以前、静岡のつま恋でやっているap bank fes.に伺ったことがあり、その雰囲気になればいいなと思っていたのですが、イメージ通りでしたね。ぴったりでした。
――来年の本イベントについて
　7月22日から51日間という期間を、石巻・牡鹿半島という地域を使って、点ではなく面でアートフェスティバルをやっていただけるということで、多くの方に来ていただき、復興に大きな役割を果たしてくれると思います。
――牡鹿半島には自然が残っていていいですね
　そうなんですよ。今は人がなかなか住まない地域になってしまったんですが、その良さを皆さんにぜひ知ってほしいと思います。
――最後に来年のイベントに期待すること
　来年は51日間という長きにわたってのフェスティバルになりますので、一人でも多くの方に県内外からお越しいただきたい、出来れば海外からもお客様にお越しいただきたいと思います。
――それは本当に夢ですね、これから将来に続いていくということで
　仙台空港が民営化しまして、LLCも飛ぶようになったので、多くの方に海外からもお越しいただきたいと思います。私とも行政も全力でバックアップしていきたいと思います。

【亀山紘・石巻市長　コメント】
――参加もされてどんな感じを受けましたか？
　震災から5年過ぎた中で、こういう形で被災地を訪れていただくということは本当に有難いです。私どもとしても音楽の力で復興を加速していきたいという思いがあります。ap bankの皆さんに本当に感謝致しております。
――地元のボランティアの方や職人の方など皆さん頑張ってらっしゃいましたね
　皆さんに頑張っていただいておりますし、市民の皆さんを巻き込んだ形でイベントが開催されていますので、石巻の未来を担う若い人材育成の上で非常に大きな励ましになると思っております。
――来年行われる「Reborn-Art Festival」について、震災復興の観点から、どのように感じていますか？
　東北の中で牡鹿半島というところに注目をしていただきましたが、周辺の各漁村は壊滅的な被害を受けた地域です。今、その地域が立ち上がろうしている中で「Reborn-Art Festival」は地域の振興に大きな力を与えてくれると期待を持っております。
　今回は、プレイベントとして開催されましたが、来年が本番です。全国から皆さんお越しいただきますように、我々もしっかりとおもてなしを考えております。



■■■ＷＯＷＯＷ番組情報■■■
Reborn-Art Festival×ap bank fes 2016
9月22日（木・祝）午後5:00～ [WOWOWライブ]
収録日：2016年 7月29日（前夜祭）、30日、31日
収録場所：宮城県　石巻港　雲雀野（ひばりの）地区
出演：Bank Band、Mr.Children、ウカスカジー、クリープハイプ、スガ シカオ、ナオト・インティライミ、ハナレグミ、ストレイテナー、YEN TOWN BAND ほか
★アーティストのインタビュー映像、詳しい番組の内容については番組公式サイトまで
［WOWOW番組公式サイト］　http://www.wowow.co.jp/music/rafapbank/