直木賞候補作家が叩き付ける、著者新次元にして弩級のデスゲーム巨編。荻堂顕『あいされるためのたたかい』本日発売!
14万人の限界中年独身男性が「美少女」の座をかけて究極のレスバを繰り広げる!! 恍惚と絶望のバトルエンタテイメント巨編、爆ぜる。
2023年『ループ・オブ・ザ・コード』で山本周五郎賞候補、2024年『不夜島』で日本推理作家協会賞受賞、2025年『飽くなき地景』で吉川英治文学新人賞受賞、直木賞候補。いま文学賞を席巻する最注目作家、荻堂顕さん待望の新作長編『あいされるためのたたかい』が本日10月28日(水)に新潮社より刊行します!

■「小説だからこそ」「デスゲームだからこそ」を突き詰めた一冊
荻堂顕さんは2020年に『擬傷の鳥はつかまらない』で第7回新潮ミステリー大賞を受賞しデビュー。以来、ミステリを主軸としながら、ファンタジーや近未来SFなど、さまざまなジャンルを横断する作品を手がけ、昨年には直木賞の候補作にも選ばれるなど、業界でいま大きな注目を集めています。そして今年、待望の長編6作目で描いたのは……まだ誰も読んだことのない究極のデスゲーム小説でした。
主人公は誰にも愛されることなく父親のクレカを頼りに生きる43歳の男。そんな「おれ」が、ある日VR空間で謎の美少女、リメンバランス・スケールと遭遇。突如「無限の承認と愛が約束された永遠の美少女」になるための地獄のバトルロワイヤルに参加させられ、やがては世界を巻き込む壮大な事態に巻き込まれていきます。あらすじを一読すると頓狂にも映る本作ですが、フィクションの技法を通じて現代社会が抱えるリアルで多種多様な〈痛み〉や〈弱さ〉を鋭く描く、これまでの荻堂作品「ならでは」の魅力が最大限に詰まった内容でもあり、同時に小説だからこそ、デスゲームだからこそ可能としたテーマ性とエンターテイメント性を最大限突き詰めた一冊になりました。
また、物語内で小説・漫画・アニメ・ゲーム・ネットミームなど、ゼロ年代以降を中心とした様々な固有名詞が〝サンプリング〟されることで唯一無二の世界とグルーヴを生み出している点も大きな特徴で、ポップカルチャーを横断しながら現代社会の実相を描き出す、ハイブリッド文学の極北とも位置付けられる作品となっています。
つまりは「なんだこれは……だが、面白い!!」。そう唸らずにはいられない、超弩弓の傑作長編です。
■感嘆、驚愕、絶叫。熱いコメント多数!
誰ひとり疎外しない傑作エンタメ
ーーあわいゆき(書評家/「波」2026年11月号より抜粋)
ラノベのごとく軽快に読める物語のうちに、著者自身の十八番(おはこ)といえる社会派めく記述や資料参照も(古典やネットミームの引用と同様)これまで以上に全力でドカ盛りした一冊、要するに、キモおじ以外が読んでも楽しめるし学びのある、「弱者男性のための児童文学」、というか「「弱男(じどう/おじ)」文学」が本書だ。
ーー江永泉(批評家/「波」2026年11月号より抜粋)
全国の書店員さんからも(強火の)コメントが続々と到着! その一部を抜粋のうえご紹介します。
何なんだ、この小説は!
とことんぶっ飛んだ世界観なのに胸に迫ってくるのは、愛されたい、認められたい、別の自分になりたい、という誰もが抱える切実な願い。
怒涛の展開の果てに待つ慟哭と希望に、完全にノックアウトされました。
これはもう、新次元の読書体験です。
――紀伊國屋書店 新宿本店 新井沙佑里さん
今日までの日々で聞いて・感じて・考えたことのあるような出来事が怒涛の勢いで迫る一冊。圧倒的な共感(性羞恥)と孤独にあなたは耐えられるか!?
ーー明屋書店営業本部 商品課 山崎裕也さん
この作品は社会の問題、人生の問題をものすごい角度から掬いあげている。
排除と希望が極限状態の中でわきあがってくる。
人はみんなこんな世界にあがきながら、なんとか苦しみ、楽しみの狭間で生きている。
ーージュンク堂書店 滋賀草津店 山中真理さん
「なぜ?」や「どうして?」を問答無用に叩き切っていく怒涛の展開が、とにかくすごすぎます。誰もが渇望する「愛」という感情。それを求めるために、人はどこまで闘い、どこまで傷つくのか。読み終えた後も、その矛盾的真実が、鮮烈に脳裏に刻まれています。
ーー紀伊國屋書店 福岡本店 宗岡敦子さん
読み終わって五秒、すぐに感想を書いています。
やばいものを読んでしまった。ほんとうにやばいものを読んでしまった。
洪水のようなネットミーム。誇張ではなく、わりと本気でクズ陰キャの多種多様な団体様。こんなやつらを見届けることが、こんなにも面白いなんて。明日仕事だから早く寝なくちゃいけないのに、夢中でページをめくってしまう。しかも、物語に没入しすぎて感極まり、泣きそうになったことなんて絶対に知られたくない。私の沽券に関わる。
でも、本当に、本当に、本当に面白かった。
人によっては、奇書であり、聖書であり、教科書でもあると思う。
まるで深夜のペヤングのような脳内快楽と、まるで深夜のペヤングのような健康への悪さ。
そして、近年稀に見るほど美しい、ラスト一行。
すべてを、この作品を読んだ人と語り合いたい。
ーー田村書店 吹田さんくす店 村上望美さん

■書籍内容紹介
父親名義のクレカを頼りに虚無を生きる「おれ」(43歳・無職)は、VR空間で突如謎の美少女と対峙する。名はリメンバランス・スケール。曰く、ある「たたかい」に勝利すれば報酬として「無限の承認と愛が約束された永遠の美少女」にしてくれるのだという。「おれ」は半ばヤケクソながら速攻で参戦を決める。だって、この時は思いもしなかったのだ。現実を凌駕するクソゲーが待っているなんて……。美少女志願者(カクレクマノミ)との死闘。厚生労働省・愛の再分配課の暗躍。ネオぶつかりおっさん。 そして、圧倒的孤独。 比類なき才能が史上最大出力で解き放つ。恍惚と絶望のバトルエンタテイメント、爆ぜる!
■著者紹介:荻堂 顕(おぎどう・あきら)
1994年生れ。2020年、『擬傷の鳥はつかまらない』で第7回新潮ミステリー大賞を受賞し、デビュー。23年、第二作の『ループ・オブ・ザ・コード』が第36回山本周五郎賞候補に。24年、第三作の『不夜島』で第77回日本推理作家協会賞を受賞。第四作の『飽くなき地景』で第172回直木賞候補、第16回山田風太郎賞候補および第46回吉川英治文学新人賞受賞。ほかの著書に『いちばんうつくしい王冠』などがある。
■書籍データ
【タイトル】あいされるためのたたかい
【著者名】荻堂顕
【発売日】2026年10月28日
【造本】四六判ソフトカバー
【定価】(税込)2970円
【ISBN】978-4-10-353823-3
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