IPC×WOWOWパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」第5回:オリンピック・パラリンピックを通じ、イラン人女性初の金メダリスト、ザーラ・ネマティ
世界最高峰のパラアスリートたちに迫る、スポーツドキュメンタリーシリーズで、国際パラリンピック委員会とWOWOWによる共同プロジェクト「WHO I AM」。その第5回の放送で紹介するのはザーラ・ネマティ(イラン/アーチェリー)。11月19日(土)よる9:00から放送される。
「テコンドーの選手にとって両足の自由を失うことは、ピアニストが両手を失うのと同じでした」とネマティ。それでも母の勧めでアーチェリーを始めると瞬く間に頭角を現し、半年後には健常者も含めたアーチェリーのイラン代表に選出されるまでになった。
ネマティはこう言い切る。「私はあの体験(交通事故による脊髄損傷)を“チャンス”と名付けました。あの時、命を失っても不思議ではなかった。生きるチャンスを頂いたのです。だから生きようと」。<パラリンピック最古の競技>とされ、心を落ち着かせて、70m先の的を射抜くアーチェリーは「心の格闘技」とも言われる。それに取り組むことで、ネマティは本当の強さを、そして強さの意味を知ったという。
2012年のロンドンのパラリンピックではメダルを獲得すると誓い、全身全霊で挑んだというネマティ。「なぜなら、これまでパラリンピックで金メダルを獲ったイランの女性はいなかったから。これは私の使命だと思いました」。そしてネマティは、オリンピック・パラリンピックを通じてイラン人女性として史上初となる金メダルを獲得した。
これを機に、イランにおいて、女性の活躍や障がい者の社会復帰のシンボルとなったネマティ。2016年はなんと、リオデジャネイロオリンピック、パラリンピック両方への出場を果たし、オリンピック開会式ではイラン代表選手団の旗手も努めた。
「目標や求めているものは心の底から望めば叶うのです。大事なのは、あなた自身がそれを信じることなのです」と語っていたが、8月のリオオリンピックでは満足できる結果を残せなかった。9月のリオパラリンピックでは、連覇へのプレッシャーや、肩の痛み、そして自らが「金メダル以上に大切なこと」と話した“ある大きな目標”など、あまりに多くのものを背負っていた。
「WHO I AM」では、ネマティの壮絶な人生と輝かしいキャリア、そしてリオパラリンピックまでの全軌跡と、力強い言葉に裏付けされるネマティの生き様をお届けする。
11/19(土)よる9:00 ザーラ・ネマティ(イラン/アーチェリー)
※この番組は、字幕放送及び副音声における解説放送でもお楽しみいただけます。
ナビゲーター&ナレーター:西島秀俊
音楽:梁邦彦
フォトグラファー:新田桂一
詳しくは番組HP
http://www.wowow.co.jp/documentary/whoiam/
<放送スケジュール>
11/26(土)よる9:00 リカルディーニョ(ブラジル/ブラインドサッカー)
12/10(土)よる9:00 マールー・ファン・ライン(オランダ/陸上)
12/17(土)よる9:00 国枝慎吾(日本/車いすテニス)
<WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信中>
「ダニエル・ディアス(ブラジル/水泳)」
「タティアナ・マクファデン(アメリカ/陸上)」
「サフェト・アリバシッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ/シッティングバレーボール)」
「エリー・コール(オーストラリア/水泳)」
幼い頃からやんちゃだったという少女は、スポーツが大好き。特に小学生から始めたテコンドーでは黒帯を取得するまでになっていた。しかし、18歳の時、彼女を悲劇が襲う。交通事故により脊髄損傷。下半身の自由を失ってしまった。
「テコンドーの選手にとって両足の自由を失うことは、ピアニストが両手を失うのと同じでした」とネマティ。それでも母の勧めでアーチェリーを始めると瞬く間に頭角を現し、半年後には健常者も含めたアーチェリーのイラン代表に選出されるまでになった。
ネマティはこう言い切る。「私はあの体験(交通事故による脊髄損傷)を“チャンス”と名付けました。あの時、命を失っても不思議ではなかった。生きるチャンスを頂いたのです。だから生きようと」。<パラリンピック最古の競技>とされ、心を落ち着かせて、70m先の的を射抜くアーチェリーは「心の格闘技」とも言われる。それに取り組むことで、ネマティは本当の強さを、そして強さの意味を知ったという。
2012年のロンドンのパラリンピックではメダルを獲得すると誓い、全身全霊で挑んだというネマティ。「なぜなら、これまでパラリンピックで金メダルを獲ったイランの女性はいなかったから。これは私の使命だと思いました」。そしてネマティは、オリンピック・パラリンピックを通じてイラン人女性として史上初となる金メダルを獲得した。
これを機に、イランにおいて、女性の活躍や障がい者の社会復帰のシンボルとなったネマティ。2016年はなんと、リオデジャネイロオリンピック、パラリンピック両方への出場を果たし、オリンピック開会式ではイラン代表選手団の旗手も努めた。
「目標や求めているものは心の底から望めば叶うのです。大事なのは、あなた自身がそれを信じることなのです」と語っていたが、8月のリオオリンピックでは満足できる結果を残せなかった。9月のリオパラリンピックでは、連覇へのプレッシャーや、肩の痛み、そして自らが「金メダル以上に大切なこと」と話した“ある大きな目標”など、あまりに多くのものを背負っていた。
「WHO I AM」では、ネマティの壮絶な人生と輝かしいキャリア、そしてリオパラリンピックまでの全軌跡と、力強い言葉に裏付けされるネマティの生き様をお届けする。
IPC×WOWOW パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM [WOWOWプライム]
11/19(土)よる9:00 ザーラ・ネマティ(イラン/アーチェリー)
※この番組は、字幕放送及び副音声における解説放送でもお楽しみいただけます。
ナビゲーター&ナレーター:西島秀俊
音楽:梁邦彦
フォトグラファー:新田桂一
詳しくは番組HP
http://www.wowow.co.jp/documentary/whoiam/
<放送スケジュール>
11/26(土)よる9:00 リカルディーニョ(ブラジル/ブラインドサッカー)
12/10(土)よる9:00 マールー・ファン・ライン(オランダ/陸上)
12/17(土)よる9:00 国枝慎吾(日本/車いすテニス)
<WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信中>
「ダニエル・ディアス(ブラジル/水泳)」
「タティアナ・マクファデン(アメリカ/陸上)」
「サフェト・アリバシッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ/シッティングバレーボール)」
「エリー・コール(オーストラリア/水泳)」
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