此元和津也氏が第44回向田邦子賞贈賞式で喜びを語る! 「シナントロープ」出演の水上恒司、山田杏奈、望月歩、萩原護、高橋侃、アフロ、森田想が祝福!
第44回(2025年度)向田邦子賞贈賞式
優れた脚本作家に贈られる向田邦子賞(向田邦子賞委員会・株式会社東京ニュース通信社主催)の第44回贈賞式が7月7日(火)、東京都内で行われました。 第44回の受賞者は4月21日(火)に行われた選考会で、此元和津也氏に決定。受賞作は、「シナントロープ」(2025年10月6日~12月22日/テレビ東京)です。

贈賞式では、此元和津也氏が受賞の喜びを語ったほか、井上由美子選考委員より選考経過の説明、坂元裕二選考委員より賞状の授与が行われ、株式会社東京ニュース通信社 代表取締役社長・奥山卓からは、本賞の特製万年筆と副賞の賞金が贈呈されました。また、受賞作「シナントロープ」から山岸聖太監督、出演者の望月歩さん、萩原護さん、高橋侃さん、アフロさん、森田想さんがお祝いに駆けつけ、祝福のスピーチを。さらに、水上恒司さん、山田杏奈さんが、ビデオレターでさらなる活躍に期待を込めて受賞を称えました。




【此元和津也氏 受賞スピーチ】

このたびはこのような素晴らしい賞をいただきまして、本当にありがとうございます。ちょっと息苦しくて…。(マスクが)すごく重いです。
向田邦子賞という大きな賞をいただけるなんて、脚本を書いている時点ではまったく思っていませんでしたが、これもスタッフ、俳優の皆さま、そして音楽も、監督も、運がよかったなと思います。みんなで獲った賞だと思っておりますので、これからもこの名に恥じないような面白いものを書いていきたいと思います。ありがとうございました。
【「シナントロープ」出演者より祝福コメント】
<水上恒司さん(都成剣之介役)>

「シナントロープ」の関係者の皆さま、おめでとうございます。この作品は、地上波という場所でこういう作り方をできたという、とてもいいモデルになっていってほしいなと思うようなドラマでした。撮影自体はとても大変でしたが、役者が演じるにおいて、準備するにあたっては、この上ない良い環境だったのではないかなと思います。脚本がやはり素晴らしかったので、僕自身、「シナントロープ」に関わったことで今後の作品選びや見え方が変わってきそうなくらい素晴らしい現場、スタッフの皆さま、キャストの皆さまでした。僕もそうですし、今回は特に若い役者が集まっているので、「シナントロープ」での経験を経て、さらに役者として面白い芝居をクリエイティブできるように、僕も頑張っていきます。
<山田杏奈さん(水町ことみ役)>

此元和津也さん、向田邦子賞ご受賞本当におめでとうございます。本日は会場に伺い直接お祝いさせていただくことがかなわず、申し訳ありません。「シナントロープ」の脚本を読んだ時に、その鮮烈な面白さと緻密な設計にすごく衝撃を受けました。放送から数ヶ月経った今でも、初めてお会いする方に「『シナントロープ』とても面白かった」と伝えていただくことがすごく多くて。先日は「2周目を見始めた」という方もいらっしゃいました。本当に此元さんの脚本の力があってこそだと思います。このような作品に携わらせていただけて本当に幸せでした。いち役者として、また此元さんの作品にぜひ関わらせてもらえたらいいなと思いますし、そのために精進していきたいです。そしていちファンとして、これからも此元さんの制作を心より楽しみにしております。ますますのご活躍をお祈りします。
<望月歩さん(田丸哲也役)>

僕は映画やドラマや演劇を見るのと同じように、アニメを見るのが好きで(此元さんの)作品を拝見していたので、どんな世界が広がっているんだろうと思いながらすごくワクワクしていました。
台本をめくる時に「シナントロープ」という言葉を僕は知らなくて。その日に調べたら、“街で人間の世界に適応・共生していく動植物たち”と書いてあって、これは「温かい作品が僕を迎えてくれるんじゃないか」と思ってページをめくったわけなのですが、全然違っていて。いきなり泥棒が出てきて、キャッチーなセリフと設定の間に、シーンシーンを言葉遊びではないですが、点と点が繋がるような最後の伏線回収があって。いつもフラットに色眼鏡なく脚本を読むように心がけていたつもりなのですが、気づいたらすごく入り込んで読ませていただきました。
そんな世界で、ここにいる皆さんとスタッフの方々とキャストの皆さんと息をすることができたことが本当に誇りに思いますし、幸せに思っています。そんな世界を此元さんに作っていただいたことを本当に感謝しています。本日はおめでとうございます。
<萩原護さん(志沢匠役)>
此元さん、このたびはご受賞おめでとうございます。「シナントロープ」という作品は僕にとってすごく思い出深い作品でして、撮影中はどのシーンもすごくワクワクしながら撮影に取り組んでいたことをすごく覚えています。今回受賞したということを聞いて、自分のことのようにうれしく思いました。
僕が演じさせていただいた志沢という役は、“ハシビロコウ”という鳥がモチーフになっているのですが、劇中でも“ハシビロコウ”と呼ばれておりまして、今でもどこにいても“ハシビロコウ”と呼んでいただくことが多くて、それくらい長く愛されるキャラクターを演じることができたことが本当にうれしく光栄に思います。志沢大好きです。
<高橋侃さん(塚田竜馬役)>

「シナントロープ」の中ではバイトリーダーという役で、みんなの長男という役を担わせていただきました。今、役者としてのどの現場に行っても「シナントロープを見ていた」と、「塚田」と呼んでいただくことが増えまして、役者人生がより明るくなったなというふうに思っております。
テレビ東京ではないですが、今(此元さんが脚本を務める)「スピナーベイト」という作品をやらせていただいております。萩原さんとも一緒になのですが、本当に素晴らしいものだなと。この本をまたやらせていただくことが少し不安になるぐらい面白くて、こんな役者人生を送れるとは思っていなかったので、とても光栄に思っております。キャストの方々、スタッフの方々、監督、音楽を作っていただいた方も含め、本当にありがとうございます。そして此元さん、このたびはおめでとうございます。
<アフロさん(久太郎役)>

まず今日此元さんとお会いして、「久太郎を殺したのはこいつか」と腸の煮えくり返る思いです(笑)。本当にすごくすてきな役を与えていただきまして、今日こうして皆さんとお会いしても、俺のことを久ちゃんだと思って話しかける人がめちゃめちゃ多くて。どこかで侮っているというか、これはしめたもんだと思って、最初にお寿司を食べました。誰も箸をつけていない料理に手をつけるのは久ちゃんだなと思っておいしくお寿司をいただきました。
久太郎は作中で亡くなってしまったんですけども、シーズン2で蘇ります。これは約束です。うちの母親はテレビだと知りながら、久太郎が亡くなった時に涙を流したと言っておりました。それは自分の息子が亡くなったという感覚で泣いたわけではなく、久太郎というキャラクターをすごく好きになって、自分に重ねて感情移入して涙を流したと言っていました。そんなキャラクターがシーズン1で終わっていいはずがない! 次回は都成の大好きなゾンビ作品で私が主演を張るということで、よろしくお願いします。すごくすてきな体験とやりがいを与えていただきました。このたびはご受賞本当におめでとうございます。ありがとうございます。
<森田想さん(睦美役)>

「シナントロープ」は「本当に面白かった」と言っていただく声が多くて。出演している身としてうれしいのはもちろんですが、自分の手元に脚本が届いた時から、ドラマを見ていただいた方以上の興奮があったと思います。ページをめくる手が止まらないような、脚本を読んでいる時点で興奮する作品が自分の元に来てくれて、とても面白い役を任せていただいて…といううれしさが、出演した皆さんにあったかなと思います。
脚本の中に立ち込める空気みたいなものを逃さずに、現場で監督の演出だったり、カット割りだったりとか、その後、編集で作る音楽だったり、全部が合わさって、すごく力強い「挑戦作だ」と言ってもらえるような、皆さんに記憶に残る作品になって、そんなドラマに出演できたことを改めてうれしく思っております。本当におめでとうございます。
<作品情報>
作品:「シナントロープ」
放送日・放送局:2025年10月6日~12月22日(テレビ東京)
監督:山岸聖太
音楽:江﨑文武
チーフプロデューサー:祖父江里奈、平賀大介
プロデューサー:前田知樹、原田宗平、神戸麻紀、竹迫雄也
制作協力:アスミック・エース
制作:テレビ東京、P.I.C.S.
製作著作:「シナントロープ」製作委員会
出演:水上恒司、山田杏奈、坂東龍汰、影山優佳、望月歩、鳴海唯、萩原護、高橋侃、遠藤雄弥、アフロ、森田想 /染谷将太 ほか
<此元和津也氏プロフィール>
2010年漫画「スピナーベイト」で漫画家としての活動をスタート。2013年に連載開始した漫画「セトウツミ」は、映画、テレビドラマ化された。漫画以外の領域へも活動の場を広げ、 2019年「ブラック校則」(日本テレビ、映画、Hulu)で脚本家デビュー。おもな脚本作品は、TVアニメ「オッドタクシー」、劇場アニメ映画「ホウセンカ」など。現在「週刊ヤングジャンプ」にて漫画「カミキル-KAMI KILL-」(原作)を連載中。
<向田邦子賞とは>
故・向田邦子さんがテレビドラマの脚本家として、数々の作品を世に送り出し活躍してきた功績を讃え、現在のテレビ界を支える優秀な脚本作家に贈られる賞として、1982年に制定されました。主催は「TVガイド」を発行する東京ニュース通信社で、選考は歴代受賞者らによる向田邦子賞選考委員が担当しています。前年度に放送されたテレビドラマを対象に、選考委員がノミネート作品を選定。本選を含めて4回の討議を経て受賞作品を決定しています。選考委員は大森寿美男氏(第19回受賞者)、岡田惠和氏(第20回受賞者)、大森美香氏(第23回受賞者)、井上由美子氏(第25回受賞者)、坂元裕二氏(第26回受賞者)。※向田邦子賞受賞順
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