「コレサワLIVE 2024 シティガールとバッドボーイ」のライブレポートが到着!

日本コロムビア株式会社

シンガーソングライターのコレサワが、3月16日(土)、東京・渋谷eggmanで「コレサワLIVE 2024 シティガールとバッドボーイ」を開催した。

3月6日にリリースされた配信ミニアルバム「日々会々」のリリースパーティーも兼ね、女性限定の「シティガール」、男性限定の「バッドボーイ」の昼夜2公演が行われた今回の企画ライブ。新作からの楽曲はもちろん、名曲「たばこ」や現在SNSを中心に話題となっている「♡人生♡」などが披露され、男女それぞれのテーマに沿った選曲と演出で楽しませてくれた。

 

 

昼公演は、発売開始早々にチケットが売り切れたという女子限定の「シティガール」編。このライブのために制作されたというオリジナルのオープニングSEが流れる中、白い衣装で統一したバンドメンバーが先に登場し、続いてラブリーなバルーンを手にコレサワがステージに現れた。1曲目はもちろん「シティガール」。アコギ1本の歌い出しで歓声が上がり、バンドインするとれ子ちゃんペンライトが一斉に揺れ始めた。ここ数年都内のワンマンはホールでの公演が多かっただけに、コレンズ(コレサワファンの呼称)はもちろん、コレサワ自身もバンドメンバーも、この至近距離でのライブを心から楽しんでいる様子が伝わってきた。

 

ライブ開始から数分とは思えないテンションで盛り上がった「あたしを彼女にしたいなら」を汗だくで歌い終えたコレサワは、満員の会場を見渡しながら「わー、すごい!女の子ばっかりー!今日は楽しんでいってください!」と短く挨拶。久しぶりに披露するという「友達だからかな」、そしてイントロが流れ始めた途端に会場の空気が変わった名曲「たばこ」を続けて披露した。

 

次のセクションは、まず最新ミニアルバム「日々会々」から2曲。初披露となる新曲「君がおじいちゃんあたしがおばあちゃん」は、4月からスタートするTVアニメ「じいさんばあさん若返る」のオープニング主題歌だ。同じく新曲「デートの前の夜に」は、好きな人に会う前夜の愛おしい"女の子あるある"を歌った1曲。「可愛いよ!」のレスポンスもバッチリだ。エモーショナルな「ライブ終わりに」と「帰りたくないって」は、ライブハウスならではの熱気が最高の演出効果を生んでいた。

 

「女子は本当に倍率がすごくて、たくさん外れてしまった人がいて。まさかそんな事態になるとは」と、改めて女子コレンズたちのパワーに驚きと感謝を伝えるコレサワ。また、女子だけのライブだからこそ着たかったというパワーショルダーのミニワンピには、会場から「可愛いー!」の声が。「たくさん可愛いって言ってもらえて良かったね」とギターのひぐちけいがフォローし、コレサワが「(女子限定ライブ)毎月やりたい(笑)!」と返すと、コレンズたちからは本気の「やってー!!」の声が上がっていた。

 

ライブ中盤の3曲は、男女別々のセットリストで構成。「これまで1人でばかり歌ってたから、今日初めてバンドでやります」という「女子諸君」は、エールを送るというより、同じ目線のフレンドリーな距離感が心地いい。2人の日常をのぞいているかのような「君とぬいぐるみ」と「ぷんぷん」は、女子ばかりの空間で聴くと、より共感度が増すように感じる2曲だった。

 

MCでは、「デビュー前からお世話になっていたけど、ここ数年はなかなか機会がなく、久しぶりにこのステージに立てて嬉しいです。けいちゃんと2人でもよくやってたよね」と、会場である渋谷eggmanの思い出をトーク。1人での弾き語り、ひぐちけいと2人で、そしてバンドでーー。それぞれの演奏スタイルに詰まった思い出話が繰り広げられるのかと思って聞いていたが、「楽屋がね、奥にあるんですけど。楽屋に上がる階段が激"細"の激"急"で(笑)。それがエッグマンの可愛いところ(笑)」とコレサワ。ひぐちも「何人もあそこから滑ってる(笑)」と、違う角度からの思い出トークを展開し笑いを取る場面もあった。

 

アットホームな雰囲気の中、次に披露されたのは「この恋はスクープされない」。トイピアノやピアニカといった楽器が加わり、今回はアコースティックな雰囲気だ。シンプルだけど胸に響くアレンジで、歌詞に込めた思いが静かに熱く表現されていた。

 

ライブもいよいよ終盤。「シンデレラ」、そして「SPARK!!」ではライブハウスだからこそ生まれる一体感を存分に味わいながら盛り上がり、男も女も関係なく、自分らしく生きることを伝える「♡人生♡」で本編を終えた。今回のニューグッズであるピンクのロンTで現れたアンコールでは「今日来てくれたスペシャルに可愛いガールたちと全ての元彼に捧げる曲!」として「SSW」を披露。"前髪なんて気にしていられない!"そんな勢いで前のめりになっている女子コレンズたちのキラッキラな笑顔が印象的だった。

 

 

夜公演は、男子限定の「バッドボーイ」編。バンドメンバーは黒い衣装でステージに現れ、コレサワもスポーティーな黒いトップスに珍しくジーンズを合わせている。手に持っているバルーンもこの回は黒という徹底ぶりだ。1曲目にハンドマイクで歌った「死ぬこと以外かすり傷」はかなりパンキッシュな仕上がりで、男子コレンズも力強い「オイ!オイ!」コールと拳で応戦。「あたしを彼女にしたいなら」の一節である「デートしよう♡」の本気具合いもハンパなく、コレサワもバンドメンバーも最高の笑顔を見せていた。

 

最初のMCでは、オープニングで流していたSEの時の手拍子についてトーク。昼公演の女子の手拍子とは感じが違っていたらしく、「年齢層を感じた(笑)」とコレサワ。「長年頑張ってきた手で叩いてくれてる感じがめっちゃ伝わってきた」と言葉を続け、昔よく修行みたいに弾き語りをやっていたという渋谷gee-ge.の頃の話題へ。コレサワは「おじさん5人とかしかいない時もあって。だんだん人が増えても、おじさん…男の人が増えていくっていう時期が最初の頃にあって、今日は初心に戻った気持ち(笑)。ありがとう、初心に戻らせてくれて!」と感謝を伝える。また、ここまでの男子のリアクションを見ていたひぐちが「女の子いると、いつも遠慮してるってこと(笑)?」と話題を振ると、思い当たる部分も多かったのかフロアは大爆笑に。コレサワは「女の子が一緒のライブだと、みんな身長差を考えてくれてこんな風に男子が一番前を陣取るとかできないしね」と会場を見渡し、「嬉しい!やっぱり、やってよかったね。ありがとうございます!」と笑顔を見せていた。

 

その後は、昼公演と同じく新曲を披露。「デートの前の夜に」では、ボーイたちも音源どおりのコールを決め、エンディングでコレサワが両手を頬に寄せて眠りにつくポーズを決めると、女子の歓声とはまた違った本気の「可愛いよ!」コールがここでも炸裂。テンション高めのまま突入した「ライブ終わりに」では、コレサワが冒頭の「ねぇ〜」を歌い出すと雄叫びのような声が上がり、歌もバンドの演奏もどんどんハードかつロックなテイストを強めていった。「帰りたくないって」のロックバンド然とした仕上がりも最高で、昼夜同じ楽曲とは思えないほど違う角度からの魅力を輝かせている。よく「ライブはオーディエンスと共に作り上げるもの」と言うが、この日の昼夜2公演はまさに、その相乗効果でありケミストリーを証明するものでもあったと思う。

 

「男子、いけんのかー!」、「もっと!いけんのかー!」、「コレサワのことが好きかー!」というコール&レスポンスで始まった「バッドボーイ」編のみの3曲は、「Day by Day」からスタート。「東京コロッケ」では懐かしいコレサワ自作のコロッケの被りものでコミカルなパフォーマンスを繰り広げ、大いに盛り上げたところからの「わんちゃん」はおそらく誰も予測できなかった展開。コロッケを脱いで乱れた前髪を一瞬気にする仕草を見せたが、いい意味で、自分自身と対話するように楽曲の世界観に没頭していくコレサワの姿にじっと見入るコレンズたちの表情が印象的だった。

 

MCでは「久しぶりに家から引っ張り出してきたけど、もう一生被ることはないと思う(笑)」というコロッケの被りものの話を終え、次の曲に行こうとしたところで「可愛いリボンが取れてるよ!東京コロッケのせいで(笑)!」と髪に結んだリボンが落ちていることに気がつき、急遽インターバル。ポニーテールの黒いリボンを結び直しながら「女の子だけのライブの時は可愛いって思われたい気持ちが強かったけど、今は素になれてる」という旨のことを呟いていたが、確かに先ほどの「わんちゃん」、そしてMC明けの「この恋はスクープされない」で感じたのはそういう「素」のムードだ。なりふり構わずギターをかき鳴らしながら歌う姿にも、ある意味コレサワの初心であり原点を想起させる「素」の魅力が溢れていた。

 

「途中さ、昔のいろんなこと思い出してさ。いい人たちとも巡り会えて、こうやってみんなが来てくれて。「わんちゃん」はインディーズのほんまに初期の歌やから、大声で歌ってるおじさんの顔見て涙出そうになっちゃった(笑)。本当に今日はありがとうございました。みんなの人生がハッピーになるように、これからも歌を歌いたいと思います!」

 


本編ラストを「♡人生♡」で締めくくり、アンコールではぬいぐるみのれ子ちゃんをかかえ「SSW」を披露してエンディングを迎えた夜公演。男女それぞれ限定というスタイルでのライブは実に9年ぶりとなったわけだが、「初心に戻った」、「素になれた」という言葉が飛び出したように、コレサワ自身にとっても思いがけない心の動きや気付きをもたらしたライブになったのではないだろうか。

この日の「シティガール」たちの熱狂的な共感も、「バッドボーイ」たちの解放感も、コレサワの音楽を支える新たなパワーとなってステージに届いたはず。5月から始まる全国ツアー「コレサワ LIVE 2024 日々会々」 、そして追加公演「日々会々々」も楽しみだ。

 

Text:山田邦子  

撮影:小坂茂雄

 

 

New Mini Album「日々愛々」

2024年3月6日(水) 配信リリース

https://lnk.to/hibiaiai

 

LIVE

◼︎「コレサワ LIVE TOUR 2024 日々会々」

5月18日(土) 宮城 仙台MACANA<バンド編成>

5月24日(金) 大阪 梅田クラブクアトロ<バンド編成> 

5月26日(日) 愛知 名古屋クラブクアトロ<バンド編成> 

6月15日(土) 福岡 福岡DRUM Be-1<バンド編成> 

6月16日(日) 広島 SIX ONE live STAR<バンド編成> 

6月23日(日) 北海道 札幌cube garden<バンド編成> 

7月6日(土)  大分 DRUM Be-0<弾き語り>

7月7日(日)  島根 松江AZTiC canova<弾き語り>

7月13日(土) 富山 富山マイロ<弾き語り>

7月15日(月) 山形 山形Session<弾き語り>

7月20日(土) 奈良 奈良EVANS CASTLE HALL<弾き語り>

7月21日(日) 岐阜 岐阜Club-G<弾き語り>

8月9日(金)   東京 Zepp Shinjuku(TOKYO)<バンド編成> 

 

チケット代(一般):¥5,800(税込・ドリンク代別)

チケット代(学生:高校生以下):¥4,800(税込・ドリンク代別)

入場制限:未就学児童入場不可

入場制限:学生割引チケットに関しては高校生以下のみ入場可能(入場時要学生証提示/※販売数制限あり)

枚数制限:2枚

券種:スタンディング(バンド編成)

券種:全自由(弾き語り)

企画:RECO RECORDS    制作:ハンズオン・エンタテインメント

一般発売: 4月20日(土)10:00

 

 

「コレサワ LIVE TOUR 2024 追加公演 日々会々々」

8月23日(金)東京 Zepp Shinjyuku (TOKYO)  

8月28日(水) 愛知 名古屋クラブクアトロ  

8月29日(木) 大阪 梅田クラブクアトロ

9月1日(日)  福岡DRUM Be-1

 

チケット代(一般):¥5,800(税込み)

チケット代(学生):¥4,800(税込み)

入場制限:未就学児童入場不可

入場制限:学生割引チケットに関しては高校生以下のみ入場可能(入場時要学生証提示/※販売数制限あり)

枚数制限:2枚

企画:RECO RECORDS 制作:ハンズオン・エンタテインメント

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区南青山6-10-12 フェイス南青山
電話番号
03-5962-6990
代表者名
土門 義隆
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1910年10月