第75回小学館児童出版文化賞が決定いたしました!!

受賞作
『ツバメの親子はどこにいる』
樫崎茜/作
くもん出版/刊
『りょこう』
麻生知子/作
福音館書店/刊
上記の通り受賞作が決定いたしました。
正賞としてブロンズ像「わかば」(笹戸千津子・作)、
副賞として賞金100万円が授与されます。
なお、贈賞式は、11月12日、都内にて挙行の予定です。
受賞作紹介
受賞作
『ツバメの親子はどこにいる』
樫崎茜/作
くもん出版/刊
発行2025年9月25日

【概要】
――たぶん、人は、変わることができるのだ。人も、町も、そして時代も、変わることができる。
小学5年生の明照は、入学式が憂鬱でたまらない。春から1年生になる弟の音晴が、目の見えない母・ゆかりに、白杖をもって入学式に来ないでほしいと、駄々をこねているからだ。入学式に来た母の姿をからかってきたクラスメイトたちと、取っ組み合いのケンカをした音晴は、ケガを心配してくれたおじちゃんとその飼い犬・ダイスと友だちになって……。
視覚障碍者の両親のもとに生まれた兄弟の成長を、昭和・平成・令和の時代を通して描いた著者渾身の家族小説。
【著者プロフィール】
長野県生まれ。2006年講談社児童文学新人賞佳作を受賞。デビュー作『ボクシング・デイ』(講談社)で、第18回椋鳩十児童文学賞、『満月のさじかげん』(講談社)で、日本児童文学者協会新人賞を受賞。その他の作品に、『ぼくたちの骨』『声をきかせて』(以上、講談社)、『ヴンダーカンマー ここは魅惑の博物館』『星の町騒動記~オオカミさまあらわる~』(以上、理論社)、『星くずクライミング』『手で見るぼくの世界は』(以上、くもん出版)などがある。
受賞作
『りょこう』
麻生知子/作
福音館書店/刊
発行2025年5月15日

【概要】
こうたくんとおじいちゃんは、ふたりで旅行にいきます。駅弁をもって電車に乗りこみ、着いたところは、山あいの旅館。湖でボートに乗ったあとは、大浴場で背中を流しあい、卓球で真剣勝負。夕食では、ジュースとビールで「かんぱーい!」。ところが夜、こうたくんは、ホームシックになってしまいます。すると、おじいちゃんは……。ユニークな構図でえがく、孫と祖父、はじめての「冒険」旅行。
【著者プロフィール】
1982年、埼玉県生まれ。画家、絵本作家。2008年より、友人の画家・武内明子とともに、日本全国を旅して作品の題材と展示場所を探し、制作し、その土地で発表する≪ワタリドリ計画≫の活動をおこなっている。また、山内龍雄芸術館を運営している。絵本作品に、『こたつ』『なつやすみ』『うえからみたり よこからみたり』(すべて福音館書店)、『レストランふろ』(小学館)がある。好きなものは、温泉と食べること。愛猫の名前はクロ。
【第75回小学館児童出版文化賞 選考経過】
今回は、2025年3月から 2026年2月までに発表された、絵本、童話・児童文学、その他の出版物(翻訳・キャラクター・コミックスなどは除く)で、幼年ならびに少年少女に推薦したい優れた作品を対象として、審査委員・作家・画家・写真家・書評家・出版社・新聞社・児童文化団体・図書館・書店・読者から推薦を募り、作品を収集しました。児童出版文化賞事務局内の委員会にて予選を行い、以下の作品が今年度の候補作となりました。これらの作品を、審査委員の荒井良二、鈴木のりたけ、舘野鴻、森絵都、椰月美智子(五十音順)の5名の先生方にご審査いただき、本日、9月10日の最終審査会におきまして受賞作を決定いたしました。
【第75回小学館児童出版文化賞 候補作品】
ジャンル 作品名 作者名 発行所 発行
読み物 『イタチと野ネズミのはなし』 山下雅洋/文 アリス館 2025年7月25日
読み物 『それいけ!平安部』 宮島未奈/著 小学館 2025年4月21日
読み物 『ツバメの親子はどこにいる』 樫崎茜/作 くもん出版 2025年9月25日
読み物 『ふたりのマンガ線』 庭野るう/作 フレーベル館 2026年1月
読み物 『ポジション!』 高田由紀子/作 岩崎書店 2025年10月31日
読み物 『妖怪サトリのウロコ落とし』 長谷川まりる/作 小学館 2025年7月14日
絵本 『ある星の汽車』 森洋子/作 福音館書店 2025年10月5日
絵本 『くも』 しおたにまみこ/作 偕成社 2025年8月
絵本 『ゾウとクジラ』 たなかしん/作 小学館 2025年7月22日
絵本 『どきどきしてる』 たけがみたえ/作 偕成社 2025年8月
絵本 『どろぼうジャンボリ』 阿部結/作 ほるぷ出版 2025年4月8日
絵本 『やさしいさんぱつや』 くすのきしげのり/作、横須賀香/絵 小学館 2025年11月10日
絵本 『りょこう』 麻生知子/作 福音館書店 2025年5月15日
(※作品名 ジャンル毎 五十音順)
【小学館児童出版文化賞について】
「小学館児童出版文化賞」は、児童出版文化の向上に貢献すると認められる作品および作家を毎年選定し顕彰するものです。本賞は1952年に小学館創業30周年を記念して「小学館児童文化賞」として創設され、1960年に「小学館文学賞・絵画賞」に改め、1996年以後は「小学館児童出版文化賞」に引き継ぎ発展させてまいりました。未来を担う子どもたちのために、多くの優れた作品が出版されることを願います。この賞がそうした出版活動に少しでも寄与できればと考えます。
◎小学館児童出版文化賞 公式サイト
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