「自分の中での感覚も良い状態。一つのトーナメントだと思って優勝を目指したいです。」今、大注目の日本人選手・畑岡奈紗がLPGA2018シーズンの出場権を懸けた戦いを前に想いを激白！
「LPGA2018シーズン予選会 ファイナルステージ」が明日開幕！11/30（木）～12/4（月）、ＷＯＷＯＷメンバーズオンデマンドで連日配信！
（左から）畑岡奈紗、横峯さくら、宮里美香(C)Getty Images
【畑岡奈紗】
Ｑ.今年を振り返って、一番思い出に残っていることは？
「自分自身というよりは、藍さんが引退したことが一番大きなニュースでした。ただ、最後の1年を同じLPGAツアーでまわれたことが嬉しかったです。」
Ｑ.その中で日本女子オープン２連覇がありましたが、結果が出ない時期もあった中でどのような流れでそこまでたどり着いたのでしょうか？
「アメリカにいるときは持ち味のショットが活かせなかったので、なかなかうまくいきませんでした。ただ一つのきっかけでいろんなことが良くなると感じました。国内の試合で初めて付いてもらったキャディにショットのことで教えてもらってから変わりました。」
Ｑ.芝や環境など、改めて日本とアメリカでの大きな違いは？
「アメリカでは移動が過酷でした。国内の移動は少し楽になった部分はあります。アメリカでは１日の殆どを移動に費やして、到着してそのまま練習ラウンドをするときもあります。」
Ｑ. 昨年の予選会では良い流れからスコアを落としてしまいましたが、改めてコースをまわってどんな感触ですか？
「ヒルズコースは狭いところですが、前回なぜあんなところに打ってしまったのだと今日まわってみて思いました。それくらい安定したショットが今のところは出ていると思います。」
Ｑ.昨年は第２日にジョーンズコースで９バーディをとりましたが、そのときは調子が良かったのでしょうか？
「最初の３日間はうまくキープできていました。第２日は９バーディもとりましたが、どこかしっくりこないところがありました。それがスコアを崩した第4日と最終日につながっていたのだと思います。」
Ｑ.５日間の難しさがあると思いますが、普段プレーしない第５日の大変なところは？
「バック９に入ってから体力と集中力が落ちてくるので、そこで気を抜かずにプレーをすることが大事だと思います。」
Ｑ.日本オープンで勝って改めて自信を取り戻して、今回の予選会に来たという意味では、昨年とは違う感覚でしょうか？
「昨年とは状況が違いますし、また自分の中での感覚も良い状態です。やってみないとわからない部分もありますが、あまり予選会というものに執着せずに一つのトーナメントだと思って優勝を目指したいです。」
Ｑ.予選を通過（上位２０位以内）するために必要なことは？
「攻めすぎず、守りすぎず、うまくバランスをとることだと思います。とれるところでは確実にバーディをとって、難しいところではなるべくパーをキープする気持ちでやっていけたらと思います。」
Ｑ.ヒルズコースとジョーンズコースではどちらが相性は良いですか？
「特にどっちというのはないですが、ジョーンズの方が広いのでスコアを伸ばしたいです。また、ヒルズも狭い分ターゲットが絞りやすいので、そこでもスコアを伸ばせたらと思います。」
Ｑ.昨年は挑戦者の立場として出場されたと思いますが、今年は色んな経験をしてもう１回この場所にきたという意味で悔しさなどの気持ちはありますか？
「前回の予選会が終わったときに『二度とここには戻ってこない』と誓って、今年のツアーに臨みました。結果としてまた戻ってくることになりましたが、調子が良くなってきているので今度はもっと上を目指して頑張りたいです。」
Ｑ.様々な経験をして日本女子オープンを連覇しましたが、そこで日本ではなく再びアメリカを選んだ理由は？
「今年のLPGAツアーでは自分の持ち味がうまく活かせなかったので、日本女子オープンの連覇を踏まえ、またアメリカに戻ってきてどれだけできるのかということで今回も選びました。」
Ｑ.通過して参戦が決まった場合、LPGAツアー２年目として一番成し遂げたいことは？
「プロデビューしたときに『２年以内で優勝したい』と目標にしていたので、それを達成したいです。」
Ｑ.今週の意気込みをお願いします。
「トップ通過できるように頑張ります。通過と言うよりは、一つのトーナメントだと思ってプレーしたいので、優勝できるように頑張ります。」
【横峯さくら】
Q.2014年以来の予選会となりましたが今の気持ちは？
「今年は調子が悪くて、ここに来る形となってしまいましたが、いい準備はできているかなと思います。」
Q.何が原因で今の調子になったと思いますか？
「多分3、4年前からの体の変化か、フィーリングでやっていた自分のスイングが噛み合わなくなり、それがちょっとずつずれてきて、手に負えなくなったのかなと思います。」
Q.アメリカツアーで移動距離やコースもタフでそういう要素もありますか？
「移動距離もあるとは思いますが、自分自身の変えるべきものと変えてはいけない部分の区別がつかないところがあったので、そこを見極められているのは今後につながるのではと思います。」
Q.この前、韓国ツアーにも出場して感じたものは？
「韓国ツアーに初めて推薦で出て、練習環境があまりよくないことに驚きました。でも、なぜ強いのかが興味があって、そこに関しては見えた部分があったので、行ってみてよかったなと思いました。」
Q.今回のコース、ヒルズとジョーンズの二つありますが、印象は？
「バーディチャンスよりもグリーンに乗ったらヒルズコースの方はグリーンが小さいのでチャンスだと思います。グリーン周りに外した時にいかにセーブできるか、ちゃんとした判断ができるかだと思うので、そこをしっかりしたいと思います。」
Q.改めて意気込みを
「もちろん、予選を通りたいですし、通って当たり前の気持ちでやっていけたらいいなと思います。でも、1日1日自分のゴルフができるように頑張ります。」
【宮里美香】
Ｑ.２００８年以来の予選会ということで、現在の心境はいかがでしょうか？
「やるしかないという状況なので、それほど自分自身にプレッシャーをかけることもなくいます。」
Ｑ.今シーズンはあまり試合に出ていませんでしたが、その間はどのようなことを考えて過ごしていましたか？
「５月から２ヶ月ほど離れましたが、昨年のオリンピックからの過ごし方が難しかったです。代表に選ばれなかったという悔しさもありましたし、そこからトーナメントで優勝争いをしたい気持ちもありましたが公言するだけで、なかなか自分の身体が付いてきませんでした。シーズンがあっという間に始まって、どうしようかというときにお休みという選択をとらせていただき、リフレッシュもしました。７月の全米女子プロゴルフ選手権から復帰しましたが、また国内ツアーに戻ったりもしました。そんな中で今回の予選会だったのですが、出るか悩みましたがチャンスがあるということで挑戦することにしました。」
Ｑ.オリンピックの落選もですが、ツアーをまわっている中でゴルフに対しての気持ちが左右することはありましたか？
「やっぱり、“ただ試合に出ている”感じがあったので、それが嫌でした。試合に出られるのはありがたいことですが、モチベーションがなかなか上がらない原因にもなりましたし、そこが自分の中で葛藤していたところです。出るからには優勝争いをすることが求められるので、そこに気持ちを上げられない自分が嫌でした。」
Ｑ.予選会は５日間というハードで特殊な試合だと思いますが、それでもツアーに戻りたいという気持ちはどこから出てきましたか？
「自分の中で選択肢がLPGAツアーしかなかったので、そのチャンスを活かしたいと思いました。厳しい戦いであることはわかっていますが、その中でいかに自分のゴルフができるかが今週は大事だと思いました。」
Ｑ.２コースをまわる難しさがあると思いますが、その辺りはいかがでしょうか？
「ジョーンズコースの方がスコアの出るコースだと思います。ヒルズの方が狭くてグリーンも固くて速いので、そこが厳しいところなのかなと思います。」
Ｑ.練習ラウンドを見ていてショートゲームが調子良さそうに見えましたがいかがですか？
「このコースはグリーンまわりが一番難しいので、そこを重点的に練習はしてきました。」
Ｑ.気持ちのコンディションは良い状態でしょうか？
「５日間の戦いですし、９年ぶりの場所なのでやってみないとわからない部分はありますが、過去の自分はもう捨てようと思います。過去のことを引きずっていても前に進めないですし、ルーキーぐらいの気持ちでやらないと戦えないと思うので、新たな気持ちで臨みます。」
◆◆◆ ＷＯＷＯＷ番組情報 ◆◆◆
★「LPGA2018シーズン予選会 ファイナルステージ」
【放送日】 11/30（木）～12/4（月）ＷＯＷＯＷメンバーズオンデマンドで連日配信
11/30(木)～ 12/4(月) 全日程（第1日～最終日）日本人選手のハイライト配信
12/2(土)～12/4(月) 「畑岡奈紗 専用カメラ」第4日・最終日ライブ配信
※終了時間変更の場合あり
■詳しくは、番組オフィシャルサイト（wowow.bs/lpga）をチェック！
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