小池一夫氏の劇画村塾で学び感じた、漫画家・原作者の成功条件 漫画原作者・鍋島雅治氏の初めての著作『運は人柄』発売!
高井研一郎先生、高橋留美子先生、田中圭一先生らとのエピソードも公開
株式会社KADOKAWA(代表取締役社長:松原眞樹、本社:東京都千代田区)は、『火災調査官・紅蓮次郎』(2003年ドラマ化)、『築地魚河岸三代目』(08年映画化)、『東京地検特捜部長・鬼島平八郎』(10年ドラマ化)などで知られる漫画原作者・鍋島雅治氏による人生がうまくいくポイントをまとめた初めての著作『運は人柄 誰もが気付いている人生好転のコツ』を角川新書より発売します。発売日は2018年2月10日(土)、全国の書店およびネット書店にて一斉発売、電子書籍も同時配信します。
著者の鍋島雅治氏は大学卒業後、『子連れ狼』の原作などで知られる小池一夫氏に師事し、小池一夫劇画村塾に通う数多くの漫画家・原作志望者を間近で見てきました。そのなかで「人生の成功に必要な条件は才能、努力、運だが、その割合は才能:1、努力:2、運:7」だと気付きます。そして成功の7割を占める運とは、実は「人間関係」のことであるという考えに辿り着きました。デビューを果たす人、デビュー後も息長く活躍する人は「人柄の良い人が圧倒的に多い」として、その具体的なケースと共に人柄を良くするためのコツを本書で明かします。
また、小池一夫劇画村塾出身である高橋留美子先生(『うる星やつら』、『めぞん一刻』、『犬夜叉』(以上すべて小学館)ほか)とのやり取りの中で感じたヒット漫画家の凄さや、同じ調布住まいで長崎県佐世保市出身という点でも同じであった高井研一郎先生(『総務部総務課山口六平太』(小学館)ほか)の人柄についても綴っています。
【書誌情報】
書名:運は人柄 誰もが気付いている人生好転のコツ
著者名:鍋島雅治
発売日:2018年2月10日(土)
定価:本体860円+税
ISBN:978-4-04-082165-8
角川新書 発行:株式会社KADOKAWA
【著者略歴】
鍋島雅治(なべしま・まさはる)
漫画原作者、作家。1963年、長崎県生まれ。長崎県立佐世保商業高等学校、中央大学文学部卒業。スタジオ・シップ勤務後に漫画原作者として活躍。代表作に『築地魚河岸三代目』(小学館)、『東京地検特捜部長・鬼島平八郎』(日本文芸社のち小池書院)、『火災調査官 紅蓮次郎』(日本文芸社)。現在は東京工芸大学芸術学部マンガ学科の非常勤講師なども務める。
【目次】
はじめに
第1章 運は呼び込むもの
運を呼び込む人柄
下の世代に「流す」
機嫌よく人に頼める人間であれ
「自分は運がいい人間だ」と思い込む
凡人の武器「粘り強さ」が運を呼ぶ
運を遠ざける「のに」というネガティブワード
「運」と「お金」と漫画家の関係
「人柄」を育む漫画界
第2章 「運は人柄」と気づくまで
港街のインテリ一家
大学受験に失敗し彼女を追って大阪へ
弟と父の死
いざ、出版業界へ
師匠・小池一夫との出会い
スタジオ・シップの「なんでも屋」
修行時代
作家としての小池一夫
キャラクターづくりを「自己分析」に応用する
チームの「キャラクター」から自分を知る
念願の漫画原作者デビュー
忘れがたいヒット作『築地魚河岸三代目』
『築地魚河岸三代目』で学んだこと
第3章 人柄を「上げる」メソッド
まずは毎日を笑顔で過ごすこと
1日20人と話をしてみる
挨拶は「した者勝ち」
会話は「素直に話す」こと
運を摑むには「乗る」のも大事
考えるよりもまず動いてみる
「運は人柄」とSNSの関係
「平等な人」とはその人なりに気を遣える人
どちらが理不尽かと考える
第4章 運のよい漫画家たち
「話し相手」として重宝された福本伸行先生
「粋人」だった高井研一郎先生
苦労を人柄に変えた高井研一郎先生
「人のために動く」さいとう・たかを先生
インタビュー相手の心を開くカメントツ先生
『うつヌケ』で一皮ヌケた田中圭一先生
「無口禁止」のルールを持つ藤田和日郎先生
漫画が「好き」な天才・高橋留美子先生
第5章 漫画のコツは生きるコツ
人生に役立つ漫画づくりメソッド『葉隠』
なぜ物語が仕事の役に立つのか
自分のテーマをしっかり持つ
取材のコツはコミュニケーションに通ず
人の心を開かせるテクニック
「無理」には鉱脈が眠っている
編集者を落とすラブレター
「自信のつけ方」と「自信の使い方」
ストレスとは上手に付き合う
「不安」「絶望」との向き合い方
人生の9割は辛いことばかり
おわりに
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