「便ふたを閉めてから流す人」と「せっけんで手洗いする人」が半数以上に ~在宅時間増加に伴うトイレの意識変化を調査 ~
パナソニック株式会社 ハウジングシステム事業部(以下、パナソニック)は、新型コロナウイルス感染拡大後の在宅時間増加に伴う自宅のトイレにおける意識の変化についてのアンケート調査を行いました。その結果、「トイレ後に便ふたを閉めてから流す人」と、「せっけんで手洗いする人」が半数以上になり、以前よりも増加したことがわかりました。また、トイレ個室の外にある洗面化粧台で手を洗う人も増加しました。さらに、興味深いデータとしては、小便後にトイレットペーパーを使用する男性が4割近くもいることがわかりました。これらのことから、コロナウイルスの感染拡大によって、衛生面や感染リスクを気にするようになったことがうかがえます。
「新型コロナウイルス感染拡大後、便ふたを閉めてから流すようになりましたか?」という質問に対して、「はい」と「以前から変わらず、閉めてから流している」と回答した人が59%で、便ふたを閉めてから流す人が過半となりました。また、24.5%、つまり4人に1人が、新型コロナウイルス感染拡大後に、便ふたを閉めてから流すようになりました。閉めてから流す理由は、1位「衛生面が気になるから」、2位「感染リスクが気になるから」3位「清潔だと思うから」でした。
「新型コロナウイルス感染拡大後、ご自身が用を足した後の手洗いの方法に変化はありましたか?」の質問に対しては、大便時のみ、および、以前から実践していた方を含めると、せっけんを使って手を洗っている人が57.7%、新型コロナウイルス感染拡大後にせっけんをつけて洗うようになった人は、34.6%でした。大便の時だけせっけんで手を洗う(小便の時は水で洗う)や、小便の時は手を洗わない?といった回答もありました。
「用を足した後にどこで手を洗いますか?」の質問については、「トイレ個室の外にある洗面化粧台」が46.1%、次いで「トイレタンク上の手洗い」が34.2%、「トイレ個室内の手洗い器」が17.4%となりました。トイレ個室内に専用の手洗いがある家庭は少ない様子で、洗面台でしっかり手洗いをする人が多いようです。5年前(2016年2月、N=420)の調査と比べると、「トイレタンク上の手洗い」で洗う人が減り(47.4%→34.2%)、トイレ個室の外にある洗面化粧台で手を洗う人が増えました(32.4%→46.1%)。
その他、2020年8月実施の調査(N=310)と比べた場合、「家庭内感染が気になる場所」は変わらずトイレが1位(微増)でした。また、「新型コロナウイルス感染拡大後、掃除が億劫になったり、負担が大きくなった場所」も、前回と変わらずトイレ掃除の負担が1位。
「自宅のトイレでの小便スタイルに変化」については、前回と大差なく7割近くの男性が着座スタイルで、新型コロナウイルス感染拡大後に着座するようになった方が増加しました(16.8%)。
また、興味深いデータとしては、小便後にトイレットペーパーを使用する男性は4割近くに上り、そのうち、新型コロナウイルス感染拡大後にペーパーを使うようになった方が15%という結果も。衛生面を気にされる方が増えたことが考えられます。
■調査概要
調査名:「トイレに関するアンケート」
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2021年4月8日~4月9日
n数:310人
https://sumai.panasonic.jp/toilet/survey/202104.html
<ご参考>
2020年5月4日に政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が公表した業種ごとの感染拡大予防ガイドラインに関する留意点では、各業種のトイレにおいて、フタを閉めてから汚物を流すよう表示することが推奨されています。
パナソニックが2020年に実施した調査(※1)では約4割の人がこの利用方法を認知しており、そのうちの約8割の人が自宅でも実践していると回答しています。こうしたトイレの利用方法に対応するため、パナソニックは自動でフタを閉じてから洗浄する「クローズ洗浄モード」を開発。2020年12月2日には、アラウーノの最上位グレード「アラウーノ」L150シリーズに「クローズ洗浄モード」を搭載してリニューアル発売。また、2021年2月22日には、スタンダードグレードの「アラウーノ」S160シリーズにも「クローズ洗浄モード」を搭載し(タイプ1のみ)、フタの自動開閉機能やトイレの洗浄に連動して自動で水が流れる別置きの手洗い「連動水栓」などの機能に新たに対応しています(オプション)。
「アラウーノ」のスタンダードグレードS160シリーズは、発売開始後約1ヶ月で約1万台を受注、当初計画比の2倍の受注実績となっています。アラウーノの基本機能に加えて、トイレに入ってから、用を足して出るまで、便フタ、便器、便座などに触れる必要がない点など、衛生面に配慮した機能が大変好評です。
▼【アラウーノサイト】
https://sumai.panasonic.jp/toilet/
▼【アラウーノS160説明動画】
https://channel.panasonic.com/jp/contents/31179/
https://www.youtube.com/watch?v=As1rh5Fe9VY
▼【#おうち愛「全自動おそうじトイレ アラウーノ」動画】
https://channel.panasonic.com/jp/contents/32251/https://www.youtube.com/watch?v=1YCapK5PQ6E
▼ニュースリリース
「クローズ洗浄モード」を搭載した全自動おそうじトイレ「アラウーノ」を発売https://news.panasonic.com/jp/press/data/2020/11/jn201105-1/jn201105-1.html
【アラウーノの特長】
全自動お掃除トイレ「アラウーノ」は、2006年12月に発売開始しました。水族館の水槽にも使用されている有機ガラス系素材(スゴピカ素材)を便器に採用、水アカをはじき、汚れがつきにくいことが特長です。また、流すたびに泡と水流でしっかりおそうじする「激落ちバブル」、泡と新構造でトビハネヨゴレをおさえる「トリプル汚れガード」、汚れが入るスキマがほとんどない「スキマレス設計」など、お手入れ性の向上に貢献してきました。最近では、住宅に限らず、小規模店舗などでの採用も増えつつあり、衛生への関心が高まる中、2020年11月に累計販売台数200万台を達成しています。
パナソニックは、今後もトイレの衛生にこだわった全自動おそうじトイレ「アラウーノ」独自の機能を通じて、快適なくらしの実現に貢献していきます。
※1:パナソニック調べ。「トイレに関するアンケート」、調査期間:2020年8月7日~2020年8月8日、n=310、インターネット調査。
すべての画像